どっちが後先か覚えていないけれど、大八木先生がシューベルトが好きということを
初めて知って、ベルギーのオーケストラで「未完成」を聴いたこともあってか、
図書館からシューベルトのピアノ曲を借りてきた。予約を全然していなかったので
本を借りに来たついでに、他にラッセル・ワトスン、サラ・ヴォーンを借りてきました。
最近は夜寝るときはいつもこのシューベルト。昔クリストフ・エッシェンバッハの
ピアノをテープにとってもらって良く聴いていた遺作のピアノ・ソナタ。
シューマンの曲にもよく感じるのですが、遠い世界へと誘ってくれるのです。
CDに英語によるインタヴューの訳が付いていました。
"永遠なるもの”内田光子インタヴューより抜粋
音楽作品に何らかの心理学的な説明を与えることはとても危険なことですが、
シューベルトの音楽に起こってることはいわば聴く者を突然まったく予想もして
いなかったようなところへ運ぶことです。聴く者がどこかに浮遊しているような自分を
見出す、といった感じです。もちろんある時点ではもとの場所へと引き戻されますが、
ひと時の間---何と言ったらよいか---天上を垣間見るような、永遠を垣間見る
ような、永遠を見つめるような幻覚に捉われるのです。彼の音楽はとても長くて
---短い作品でさえとても長くて---そこには永遠なるものがあるかのようです。
もうひとつ借りてきたCDについて
ラッセル・ワトスンも妹が最初にとってくれました。主人が入院して大変な時で
毎晩聴いていたのが”AMORE MUSICA"。このディスクには他に最近ヒットした
"You raise me up"が入っていました。 アモレ・ムジカもとてもいい曲です。
それで今回はスタンダードナンバー、それもシナトラやナット・キング・コール
の曲が入っているものが偶然目に留まったので借りて聞きました。
それぞれ曲のよさをすごく引き出しています。
でもやはり英語でなくて米語が曲には合うのかななんて思ってしまいます。
シナトラの崩した感じがすごくいい・・シナトラが聴きたくなりました。
N.K.コールは大好きは歌手の一人ですが、ナタリー・コールがあわせて歌う
Unforgettable と If I fall in love は最高です。
それにしても今週、半年以上ぶりに行ったNOVAで2回続けて教わった先生が彼に
そっくり!!アメリカ人でしたが何でも教えてくれるというので仕事でイタリアに出す
E-mailの文章を休み時間に見てもらいました。とても気持ちのいい青年でした。
(発音はBritishのほうが好きですが)
残りわずかでも捨ててしまってはもったいないので引き継がれた会社に再登録して
また通ってみようかと思っています。