10月19日
バッハの平均律クラーヴィア曲集1集を第1巻をずっとキースジャレットで聴いていてその生き生きとした音に
驚き楽しんでいましたが、今は第2巻をアンデルジェフスキで聴いています。静かに深くそして躍動感もある
彼の連れて行ってくれる世界に浸っています。
朝はキース・ジャレット、夜更けにはアンデルジェフスキで・・
キースのバッハはまるで水の流れを聴いているようです。
10月19日の楽しみにしていた「花緑ごのみ」、今回はまた驚きの連続でした。
「老後とピアノ」の作者稲垣えみ子さんと出会ったことで、子供のころ習ったピアノに再トライすることになったとか。
ピアノを再開させようとリフォームついでに家の模様替えをして、ピアノを弾きやすい環境に置いたところで止まっている
私の背中を押してくれました。久しぶりに奥様ともロビーで会い、毎日練習することが大切みたいと話していました。
やっぱり花緑さんの集中力はすごいのですね。ショパンのあの有名なノクターンとドビュッシーの月の光をスタンウェイの
ピアノで披露。こういう世界も持っているのだと思いました。
この日はベルカントの発表会の前日の練習の後、お茶をしてから、一緒に行く年に数回会う元の職場の友人と日比谷公園
松本楼で待ち合わせて遅いランチ。そこから歩いてすぐのイイノホールへ。彼女の家の猫の具合が悪いという話からブルーの
最後を思い出して涙がこみあげてきてしまった。私にとってたった1匹のかけがえのない猫。
ビールとオリーブでランチはドリア。おいしかったです。
少し早めにイイノホールへ。事務所を持つ前にこの辺で働いていたことのある彼女は土地勘があり、ついて行きました。
いつも霞が関から行っていたイイノホールも、銀座や日比谷からも近いことがわかりました。
花緑さんは枕もとても面白いのですが、今回は短め。
「弥次郎」は最近、昨年くらいから噺すようになったとかでした。そういえば聞いたことがあると思ったら、昨年
三鷹での公演でやっていました。
「ぞろぞろ」は何かのおかげって思うことってとても大切なことではとの前置きでした。
「お坊ちゃんの部屋」では冒頭で書いたように、ピアノにまつわるお話と演奏。私も「老後とピアノ」を読んでみようかと
思いました。素人さんの発表会でしたが、一つの音の世界を作っていました。私の再開計画が中座しているのを押して
くれました。
仲入りでは小さんの二十三回忌に当たる年なので紹介がありました。小さんの人となりを簡単に紹介していました。
新宿の時はもっと詳しかったのですが・・
そして自身の創作落語「眠れる森の乙女」
ちょっと難解なところもありました。「100万回生きた猫」や「小さな恋のメロディー」のせりふや、輪廻転生や
いろいろなことを思い浮かべる落語でした。そんな中で、今この時代に生きて出会える人の奇跡というか
不思議を思いました。1時間近い大作で友人も私もびっくり。
この実験的な要素もたくさんの落語ワンマンショーを楽しみました。
翌日はコーラスフェスティバル本番なので笑いすぎないようにと思って見ていました。
Oct. 19 2024 Hibiya → Kasumigaseki