軽井沢の休日。最終日に喧騒を避けた静かな茜屋の中で聴いたバッハが素晴らしかったです。
平均律クラーヴィア by Keith Jarrett
軽井沢銀座の一番奥のちもとの前くらいにある、高級感あふれる茜屋。
軽井沢には子供のころから行っているけれど、この高いコーヒー屋さんには入ったことがありませんでした。
父がここのカレーが好きだったと妹から聞いていたので、去年初めて入ってみたお店です。カレーがとても
おいしかったので、今年も東京に戻る時の昼食に行ってみることになりました。
ちょっと感激のカレーをいただいた後に、流れていた音楽がバッハに変わり、その音の生きていて美しかったことに
衝撃を受けました。やっぱりバッハはいいです。外は観光客で久々に夏のピーク並に混んでいるとのことでしたが、
お店の中は時間が止まったように静かな空間でした。お客さんは他には一組しかいませんでした。
お店の人とやっぱりバッハ落ち着きますねと話して、だれが弾いているのか聞いたらなんとキース・ジャレットというので
驚きました。若い頃、職場の友人たちと武道館にライブ・コンサートに行ったことがありました。あの頃はキース・ジャレット
のケルンコンサートとグレン・グールドのゴールドベルグが私たちの周りでは流行っている時代でした。ジャズ・ピアノは
ビル・エヴァンスが好きで、あの頃、キースやチック・コリアなどの活躍が目立っていましたが、あまり聴いていませんでした。
キースのクラシックがこんなにいいとは思わず驚きました。ジャンル分けは無意味ですね。
東京に戻ってからYouTubeで聴いたりしていましたが、どうしてもCDが欲しくなって、タワーレコードのオンラインで
注文しました。さすが中古でも出ていませんでした。初めてオンライン登録したので少しだけ安くなりました。
J.S.Bach - The Well-Tempered Clavier, Book I [Keith Jarrett] [Disc 1]
バッハのピアノはアンデルシェフスキのが好きだったこと思い出しました。初めてコンサートで聴いたときは同じように
衝撃的でした。久々にバッハ平均律に戻った日々です。
ピョートル・アンデルジェフスキ 平均律クラヴィーア曲集第2巻から
キース・ジャレットは東京に戻ってから友人からちょうど星野源がTVで取り上げていたと聞いて、NHKプラスで見てみました。
あまり人間については知らなかったので、タイムリーでよかったです。星野源でなくても泣きそうになるくらい美しい音です。
その時は慢性疲労症候群のため活動休止していた時期に自宅のスタジオで録音したという名曲集「The Melody at Night, with You」
から曲をかけていましたが、ネットですてきな曲をみつけました。
Keith Jarrett - The Wind
Oct. 14 2024 Karuizawa
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