Reflections

時のかけらたち

軽井沢で出会ったキース・ジャレットのバッハ ・・・ encountering Keith Jarrett's Bach in Karuizawa

2024-10-18 22:03:52 | music

軽井沢の休日。最終日に喧騒を避けた静かな茜屋の中で聴いたバッハが素晴らしかったです。
平均律クラーヴィア by Keith Jarrett 


軽井沢銀座の一番奥のちもとの前くらいにある、高級感あふれる茜屋。
軽井沢には子供のころから行っているけれど、この高いコーヒー屋さんには入ったことがありませんでした。
父がここのカレーが好きだったと妹から聞いていたので、去年初めて入ってみたお店です。カレーがとても
おいしかったので、今年も東京に戻る時の昼食に行ってみることになりました。


ちょっと感激のカレーをいただいた後に、流れていた音楽がバッハに変わり、その音の生きていて美しかったことに
衝撃を受けました。やっぱりバッハはいいです。外は観光客で久々に夏のピーク並に混んでいるとのことでしたが、
お店の中は時間が止まったように静かな空間でした。お客さんは他には一組しかいませんでした。


お店の人とやっぱりバッハ落ち着きますねと話して、だれが弾いているのか聞いたらなんとキース・ジャレットというので
驚きました。若い頃、職場の友人たちと武道館にライブ・コンサートに行ったことがありました。あの頃はキース・ジャレット
のケルンコンサートとグレン・グールドのゴールドベルグが私たちの周りでは流行っている時代でした。ジャズ・ピアノは
ビル・エヴァンスが好きで、あの頃、キースやチック・コリアなどの活躍が目立っていましたが、あまり聴いていませんでした。
キースのクラシックがこんなにいいとは思わず驚きました。ジャンル分けは無意味ですね。

東京に戻ってからYouTubeで聴いたりしていましたが、どうしてもCDが欲しくなって、タワーレコードのオンラインで
注文しました。さすが中古でも出ていませんでした。初めてオンライン登録したので少しだけ安くなりました。

J.S.Bach - The Well-Tempered Clavier, Book I [Keith Jarrett] [Disc 1]

 

バッハのピアノはアンデルシェフスキのが好きだったこと思い出しました。初めてコンサートで聴いたときは同じように
衝撃的でした。久々にバッハ平均律に戻った日々です。

ピョートル・アンデルジェフスキ 平均律クラヴィーア曲集第2巻から

 

キース・ジャレットは東京に戻ってから友人からちょうど星野源がTVで取り上げていたと聞いて、NHKプラスで見てみました。
あまり人間については知らなかったので、タイムリーでよかったです。星野源でなくても泣きそうになるくらい美しい音です。

その時は慢性疲労症候群のため活動休止していた時期に自宅のスタジオで録音したという名曲集「The Melody at Night, with You」
から曲をかけていましたが、ネットですてきな曲をみつけました。

Keith Jarrett - The Wind

 

Oct. 14  2024  Karuizawa

 

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10月の歌舞伎座は玉三郎スペシャル ・・・ Tamasaburo at Kabuki Theater in October

2024-10-17 23:59:47 | art

10月3日


今年後半に玉三郎の出番が多くやっと歌舞伎座に行っています。第2弾は新派でよくかかる泉鏡花の婦系図のお蔦と
源氏物語の六条御息所、お相手は仁左衛門と染五郎という素晴らしいキャストでした。

9月の歌舞伎座は歌舞伎らしい歌舞伎でしたが10月の玉三郎の演目はいつもとは一味違うもので、私にとって新鮮なものでした。


残暑が厳しい日でしたが、何とか和服が着れそうな気候になってきて、それでも浴衣で行きたいくらいでしたが薄い
お気に入りの着物を着てみました。雨もぱらつきそうで心配でしたが、持って行ったコートは着ないですみました。
半年以上ぶりに着たので、着方少し忘れていましたが、何とかなりました。着て行くのは演じている人に対するリスペクト
です。


 

泉 鏡花 作  成瀬芳一 演出

一、婦系図(おんなけいず)

本郷薬師縁日
柳橋柏家
湯島境内

  早瀬主税
柏家小芳
掏摸万吉
古本屋
坂田礼之進
酒井俊蔵
お蔦
仁左衛門


松之助
田口守
彌十郎
玉三郎

幸せの絶頂から突き落とされてしまう心の動きを見事に演じた玉三郎でした。
愛する人の苦しい立場を受け入れようとする気丈に振る舞う女性を演じていて、玉三郎の演じる
女性ってどこか凛としていて好きです。動きの美しさにはいつも見とれてしまうのですが、演技力も
素晴らしくて。
仁左衛門の抑えた表情も素敵でした。いつもの歌舞伎の口調とも違う舞台もとても新鮮でした。

先日内野聖陽の「芭蕉通夜舟」を見たのですが、改めて歌舞伎の役者さんたちの声が通るのと新劇と歌舞伎とは
違うもので、演劇と言えばロイヤル・シェイクスピアや歌舞伎しか見たことがない私ですが、伝統芸能の
持つ底力を感じてしまいました。

 

竹柴潤一 脚本 坂東玉三郎 監修 今井豊茂 演出

二、源氏物語(げんじものがたり)

六条御息所の巻

  六条御息所
光源氏
葵の上
御息所の女房中将
左大臣家の女房衛門
比叡山の座主
左大臣
北の方
玉三郎
染五郎


歌女之丞

彌十郎

打って変わって情念の世界の玉三郎。染五郎がこんなに育っていたなんて知りませんでした。
声もよく通るし、まだ十代にしてこの仕上がりように驚きました。

いつもお世話になっている一緒に見るK子さんに脚本家の大石静が来ているわと教えていただきました。
今「光る君へ」をやっているからかしらと・・

私はどうも学生時代から「源氏物語」より「枕草子」だったので、どうも源氏の世界には入り込めないのです。
友人の中のには原文で読む人が何人かいますが、まだその面白さがわからない私です。



大島にコスモス柄の帯がかわいかったです。
いつもきまっていて神経が隅々まで行き届いている着姿です。
私と誕生日が一日違いでしたね!


お気に入りのこの着物はTさんのお母さまのものをいただいて、池田で
布を見えないところに足して仕立て直してもらったものです。
白の博多帯も同じくいただいて仕立てたもの。帯揚げはブルーの方がよかったかな~
ずっと大事にしていきたい私の文化財です。

 

Oct. 3  2024   Ginza

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新しい運転免許証を手にして迎えた誕生日 ・・・ birthday with a new driver's license in hand

2024-10-16 22:27:07 | a day in the life

10月10日

3年前と同じように武蔵境の教習所まで免許証更新のために高齢者講習の実技のために行ってきました。
早く過ぎてほしい日でした。前回は日通の教習所が予約がいっぱいで取れず、こちらを教えてもらって
行ったのですが、今回は日通が既にクローズしてしまっていて前回と同じなれた教習所になりました。
日通は私が通った中学校の隣でしたが、なんと中学の建て替えが決まっていましたが、この跡地も利用して
区の複合施設が検討されているとのことでした。

講習は最初は今後の免許の更新についてと法令などについて話を聞いて、視力や視野の範囲の計測があり、
そのあと2人ずつグループ分けして車に乗って運転します。全部で8名。そのうち女性は私を含め3名でした。
一緒に車に乗るので順番待ちをしている間、ペアになった女性とお話をしていました。彼女も日通でいつも
やっていたとの話で建て替えのこともその方に聞きました。甲府と東京の二拠点生活をしているというので
運転は毎日していてすっかり慣れているようです。カラフルな柄の長いコートを羽織り、とても素敵な方で
なんと私より10歳上とわかり驚きました。こんな素敵な人に会えただけでも元気をもらいました。

実車の運転はその日の朝までペーパードライバー講習の先生に電話して確認させてもらったりしたのですが、
難しい方向変換とかはまったくやらないで、教習所内をぐるぐる回って、老人にとって大切と思われる
段差乗り上げと急ブレーキがすぐかけられれば大丈夫の様でした。教官の方もとても親切。久々のハンドル操作で
どうも回しすぎてどこ?みたいな感じの所もありましたが、まあ大丈夫でした。終わるころに運転になれました。
もし運転するようなことがあればまたペーパードライバー講習を受けます。

とても親切に教えていただいた事前に練習した自動車学校の先生と紹介してくれた教習所に勤めていたことが
ありいつも免許のことではお世話になっていた小学校の同級生の友人といつも背中を押してくれて可能性を
引き出してくれる友達にも感謝です。今年後半の私の課題の一つがクリアできました。

教習所の中もハロウィン



急いで家の近くに戻り、いつものスペインバルでご苦労様のランチ。


 今週のおすすめランチから


週替わりのランチがいつもおいしそうで・・ パスタには前菜付きのサラダとデザートがついて、お魚と肉料理にはサラダ、スープ
デザートがついてなんと1000円。創意のある料理が楽しみで時々利用するお店です。


翌日の11日に都庁まで免許証の受け取り手続きに行ってきました。



外国人観光客が多かったのにはビックリ。都庁の上の展望台に行くのですね。

 

そして12日の早朝、娘と軽井沢に出発。誕生日に行けたのは偶然ですが、軽井沢でいとことも会い、夕食の時に
誕生日であることを話して、東京から持って行ったスパークリングワインと簡単な料理でお祝いをしました。ケーキも
軽井沢駅の近くの地元の人が多いおいしいケーキ屋さんに予約しておきました。

二泊しかいれませんでしたが、少しでも自然に浸れて気持ちが良かったです。毎日10km近く歩いていました。

 

 雲場池の紅葉はまだ。御前水まで行こうと思ったけど・・

 

 

 リニューアルした万平ホテルで

 史跡の別荘を探し当てる


14日に東京に戻ったらアメリカのペンパルからバースデーカードが届いていました。
変わらぬ友情に感謝です。

Thank you, Patty!

 

 軽井沢では一眼レフは持って行ってないのでスマホ写真ですが、秋の様子を撮ったので整理して後ほど
アップの予定です。あとすてきな出会いもありました。

 

Oct. 10  2024    Musashisakai

Oct. 11  2024    Shinjuku

Oct. 12-14  2024    Karuizawa

 

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熊野古道伊勢路 4日目 帰路 ・・・ heading home through Shichiri-Mihama

2024-10-10 23:27:19 | wonderland

9月14日

丸山千枚田の稲刈りイベントの始まる前に半周して戻りました。
通り峠入り口のバス停まで歩きました。

丸山千枚田の稲刈りはオーナー887名のうち300名が参加されたとか・・
丸山千枚田のHPにその日の様子が載っていました。

8:59 千枚田からバス停へ向かう

 

 

 

 

 

 

 

バス停の所に着いたのは10時少し前。

日差しがきついので、少しでも影があるところに入ったり、少し出てまわりの小さな花を
撮ったりしてバスを待ちました。

 

 

 

 

 

熊野市駅に行くのが1日に4本、阿田和駅方面も1日に4本しかなく、これまた数少ない特急に乗るには
阿田和駅に行くしかありません。10:14のバスを待ちました。

阿田和駅も目立たない駅です。

時間があるので七里御浜の方に行ってみました。小雨が降っています。

 

風も強くなってきました。
11:08 阿田和発   11:29 熊野市着

熊野市駅前特産品館は何回かお世話になりました。何しろコンビニもお弁当屋さんも何もない駅前。
1軒あった無人のお弁当屋さんには食べたいものもなく・・

熊野市駅

手作りのMAPがとても素敵でした。

駅に近くの駅の写真が3個飾ってありました。2駅は行ったことのある駅です。

 

13:05発の南紀6号に乗り、名古屋に戻りました。

お昼のめはり寿司は南紀の中で。
車内には西欧人の熟年バックパックのカップルが数組いて
そのたくましさに驚かされました。カナダのリュックなのでさすが~。短パンで登るなんて勇ましいシニアの
女性もいました。
私は疲れたのかときどき眠ってしまってゴメンナサイでした。


16:12名古屋着   16:31発 ひかり656号で東京に戻りました。

私は無事に帰れて安堵感。一つ一つの行程が必死でした。自分を信じて・・ ものすごい達成感がありました。
帰りは品川着18:05という余裕を持ったスケジュールにしました。

今度またどこか行こうねと言っていつも別れるのですが、今回は翌々日の名古屋でのコンサートで
またすぐ会うことになっていたので、寂しさを感じることもなく・・

 

 

 

9月14日  11,497歩  7.5km

 

Sep. 14  2024   Maruyama Senmaida → Atawa → Kumanoshi → Nagoya → Tokyo 

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熊野古道伊勢路 4日目 - ラストは実りの秋の丸山千枚田 ・・・ Maruyama Senmaida

2024-10-09 23:37:05 | wonderland

9月14日

伊勢路旅行のラストは温泉に入って、秋の収穫の千枚田を歩きます。
前回は通り峠から下を見て、中を歩く時間はありませんでした。


バンガローからの眺め・・

 湯ノ口温泉のHPよりお借りしたバンガローの写真

コッテージやロッジ、バンガローがあり、長期滞在の湯治のためにあるようです。

朝早く起きて、前日買ったパンとスープで簡単朝食。ごみや洗濯物をまとめてチェックアウトしてホテルで
頼んでくれた車で千枚田に向かいます。この日の収穫の行事のため、多くのマイクロバスが千枚田に向かい
千枚田のオーナーだけしか車では入れなくなっていて、運転手さんは交通規制が入る前の早朝にできるだけ
千枚田に近いところまで送ってくれるよう大奮闘してくれました。途中マイクロに乗り替えたり・・ 前日の
送迎の不手際と千枚田からのバスが一日に数本しかないのでその時間のことも考えてくれて交通規制が始まる
直前に私たちを千枚田の中まで連れて行ってくれました。本当にありがたかったです。いつも地元の人に
助けてもらっている伊勢路の旅です。














収穫する人たちも少しずつ集まってきています。





見たかった黄金色に輝く畑です。












できるだけ高いところまで歩いて、帰りのバスのことを考えて下って行くことにしました。


プレスの人や準備の人たちが忙しそうに走り回っていました。











通り道下のバス停に向かいます。ここから約30分のところです。

 

Sep.14   2024    Maruyama Senmaida

 

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秋雨ときどきメランコリー ・・・ Autumn rain and sometimes melancholy

2024-10-09 10:27:54 | seasons

10月8日

雨に包まれ雨に煙る町を眺めながら、気持ちも曇りがち・・ 久しぶりにブルーな気持ち。
ボビンレースから重い荷物を持って帰ってきたら、もう夕食の支度が間近だけど
メンデルスゾーンの無言歌をずっと聴いていました。何かとても懐かしい曲なのです。
両親のことやらいろいろなことが浮かび上がってくる、聴けば聴くほど美しく刺さる曲です。




迫った高齢者教習の気になった所を先生にもう一度確認して、連絡のない友人のことも
心配になってきて、誕生日が1カ月早い彼が受けた免許更新の実技の様子を聞いたりしていました。
あとはもう講習を受けるつもりで気楽に老人が陥りやすいところを注意しながら臨むことにしました。
いつも私の背中を押してくれる彼に感謝。また歩きに行こうとの話も出て、冬の京都もいいかも・・
10~11月はスケジュールがいっぱいでそのあといつか行けたらいいなと思ったり・・

この頃食事でできるだけ鶏肉を摂ろうと三國シェフの料理を動画で見てリピートするのは鶏肉の
レモンクリーム煮。他にピカタもおいしそう。三國シェフの料理は橈骨を骨折した時に
皮も剥かずそのままオーブンに放り込んで野菜や肉を焼いて食べた料理のレシピを見て作り
その大胆な料理にファンになってしまいました。
カーブスに行くようになり、プロテインは飲んでいませんが、たんぱく質に注意するように
なりました。


 

 

#615『鶏むね肉のにんにくレモンクリーム』しっとり仕上げるための一手間を!|シェフ三國の簡単レシピ

 

10月9日

今日は雨が降りしきる中、これから茶の湯の稽古です。気持ちが落ち着く時間です。
雨なので和服は着れませんが・・

 

お知らせ



ボビンレース体験
開催時間 11 月 14日(木)13 時~15時 2時間程度 
参加費(材料費)・定員 500 円・4名 

興味のある方はどうぞ。
参加申込み:令和6年 10 月5日(土)から電話受け付先着順) 
申込受付:九段生涯学習館 受付時間:9時から 21 時 TEL:03-3234-2841 

私もお手伝いします。

 

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熊野古道伊勢路 3日目 - 大吹峠 ・・・ Obuki-toge Pass

2024-10-07 23:57:23 | wonderland

波田須の道から大吹峠に入って行きます。
観音道とどちらにしようか迷いましたが・・ 竹林のある方にしましました。


大吹峠の入り口に向かう坂道は写真ではわかりませんがものすごく急で、無理と叫んでしまいました。
しかたがないので手をついて登って行きました。もうなりふり構わずです。



しばらく行くと舗装した道路に出て大吹峠の登り口に着きました。

ここでお昼ご飯にしました。


宿で作ってくれたおむすびに朝残したおかずを入れて。

でもごはんはおにぎり半分しか食べれませんでした。
暑さのせいかもしれません。










途中熊よけの鈴が置いてあり、鳴らして通るようにと書いてありました。

今日三重の熊野古道観光のHPを見ていたら、私たちが行った期間は12日を除き、毎日熊の目撃情報が
始神峠、ツヅラト峠、荷坂峠、馬越峠であったことがわかり、やっぱりクマと隣り合わせの古道歩きだったことを
知ってヒヤッとしました。養蜂家も被害にあったとか・・





猪垣が続くところもありました。




終着点につきました。



大吹峠はそれほど険しいところはなく、時間も思ったよりずっと早く降りてしまい
電車を1時間以上待ってしまいました。


14:44


伊勢路の楽しさは海に抜けるところです。先の方に昨年1月に行った鬼ヶ城が見えました。


大泊駅。電車を待てないと逆方向に歩いて行く人に会いました。タクシーもないしね・・
しかも無人駅のこの駅にはトイレもなくて、トイレまで歩いて15分と書いてありました。

駅に着いたのは15:00少しすぎだったかと・・
電車は16:30です。間に合わないとホテルの送迎に乗れないので、結構慌てて降りてきて
今度は早すぎました。

 

熊野市駅まですぐで、うまくするとバスもありそうでしたが、予定の電車まで待ちました。

熊野市駅で思わぬハプニングがありました。宿泊地の送迎の車が来ていなくて、電話を旅行出発直前にもして
確認したのにもかかわらず行き違いがありました。

駅には数人の外国人観光客がいただけでしたが、ベンチで座って待っていました。駅前の熊野市物産店に
食料品の買い出しに行ったり、待つことにはすっかり慣れたこの地です。

40分くらい遅れて、迎えのタクシーが来て、湯ノ口温泉まで連れて行ってもらいました。本来瀞流荘までなのですが
事前にお願いしていたものです。同系列の宿泊施設だと思っていたのですが、結構複雑で、また翌日は丸山千枚田の
大イベントがあったのでホテル側も混乱していたようです。

無事奥地の温泉に着き、温泉に浸かってからバンガローでレトルトカレーを残したおにぎりのうえにかけて
夕食。さとうのごはんも温泉で買ったのですが、二人ともお昼の残りのごはんで充分でした。無印のレトルトカレー
結構おいしかったです。

バンガローから温泉まで歩くのですが、夜空に星がきれいでした。地元の人も入りに来るような温泉で、
大きな施設なのに人が少なくて、先に来ていた人が話す人もいなくて寂しいと言っていました。露天風呂が
気持ちよかったです。下りの時に圧迫されるのか足の中指の爪が内出血。友人も同じ症状で、靴のサイズが
少し小さかったのかと思いました。

この日はロフトのあるバンガロー初体験で、早く寝たのになかなか寝付けませんでした。


波田須の道から大吹峠を通り、新鹿~大泊まで暑い中を歩きました。

8.5km 5時間半が標準タイムですが、スマホの万歩計だと
20,850歩  13.4km となっていました。 これも山道で歩幅が狭くなっているので歩幅を設定し直さなければ
現実的な距離数は出ない結果です。
ランチ休憩も入れて6時間50分かかり、普通だと標準の倍近くかかるところもありましたが、この日は急な坂道も
ほとんどなくて、歩きやすい道でした。未知の大吹峠を急いで降りたこともあり、予想より早く着きました。
波田須の道が古い石畳や集落の脇を下に海を見ながらあるいたり、すてきな道でした。
人と会ったのは大吹峠だけで、2組のグループに会いました。熊が出るので人がいると何かほっとします。

そういえば初日三野瀬駅にたどり着いて駅の階段を登っている時に足がつってしまったことを思い出しました。
一番歩いたのが初日の紀伊長島から三野瀬間だったかと。

 

Sep. 13  2024  Odomari

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この頃 ・・・ in the flow of time

2024-10-06 21:47:21 | a day in the life

 ヤエスイフヨウ

いつもカーブスから帰る時に通るスーパーマーケットの横にはもう年賀状とおせち料理の案内。
虫の声が聞こえてきて、秋も記録的な猛暑があり、もう1年の終わりに向かっているなんて信じられません。
いつだったか家から出たら、カラスアゲハが力なく飛んでいた姿を見ました。蝶の季節も終わっていくのですね。

そういえば数日前のニュースで雀が絶滅危惧種並みの減少率になっているとのことで、驚きました。夏には元気に
水浴びしていたこともあった雀を最近見ていない・・・


 シマホザキラン

昨日は昨年亡くなった親友のご主人から電話をいただき、今度散骨をするとのことで、10月になってから
もう1年経つのでお参りに行くために連絡しようかと思っていたところでした。ヨットで結ばれた二人で、彼女らしい
一周忌となります。私もかけがえのない友達4人も失っています。

 タカクマヒキオコシ


 クルマバハグマ


 コウヤボウキ


今日思い立って、朝ボビンレースを少しした後、小石川植物園に花を見に行きましたが、家の近くで
買って持って行ったサンドイッチを冷温室の前のベンチで食べようとしたら、私のすぐ近くまでキアゲハが
勢いよく飛んできて去って行きました。蝶を見るといつも誰かがやって来たように思ってしまう私です。



 コウシュンカズラ





玉三郎+仁左衛門+染五郎の歌舞伎を3日に見に行って、半年ぶりにやっと和服を着ることができて嬉しかったです。
着方忘れていました(笑)。さらにその翌日は高齢者運転免許更新のためにペーパードライバー教習に行ってきました。
免許の時にはいつもお世話になっている小学校の時の同級生の知り合いの方を紹介してもらって、車の動かし方を
忘れたので教えてもらいました。こちらは3年ぶりの運転です。都内の教習場がどんどん閉鎖されて行って、埼玉の
コースまで行きました。家ではベルカントの自習が続き、土曜日のレッスンも早く行ってみんなで自主練。人数が
半分になってしまい危機感があったコーラス・フェスティバルには何とか出ても大丈夫そうになってきました。
あと1回のレッスンで仕上げないといけません。脳トレ続きで疲れてしまい、自然の中に行きたくなり、思いついて
家から行きやすい小石川植物園に行きましたが、お天気もはっきりしなくてやっぱり疲れているように感じて
いつもの半分だけ回って帰ってきました。

 

 久しぶりの着物はまだ夏っぽく



 雨が降ったり止んだりのコースで

 

Flowers in Koishikawa Botanical Garden              Oct. 6  2024

 

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熊野古道伊勢路 3日目 - 波田須の道 ・・・ Hadasu Road  

2024-10-05 22:17:12 | wonderland

9月13日

前回の伊勢路波田須の道は嵐の中で、入り口が見つけられなかったので歩くことができませんでしたが
あの雨の中では国道を通って徐福茶屋まで行ったことが今回歩いてみて正解だったことがわかりました。
きわどいところで目に見えない力に助けられていました。

リベンジツアーは前回不幸中の幸いだったことが発見できてそれも成果でした。

今回のコースは前回と同じく新鹿から歩き、波田須の道、初めての大吹峠を通って大泊に出て、
熊野市まで電車で行く計画。

 


7:00 朝食

おいしくいただけましたが、お弁当におにぎりだけお願いしていたので食べきれなかったものを
そこに追加して持って行きました。

ホテルの方に賀田駅まで送ってもらいました。こじんまりした小さなホテルで、コロナの影響で
全日営業はしていなくて曜日が限られています。お料理もおいしいし、眺めも良くて、大変でしょうが
頑張ってほしいです。「尾鷲シーサイドビュー」という気持ちのいいホテルです。
この日も平日だったこともあるのか、仕事で来ている人達がいただけでした。

JR賀田駅 7:58

この辺はほとんど無人駅。

新鹿へは10分くらいで着きます。

波田須の道まで1.6kmの標識




前回と同じように、海沿いの遊歩道を少し歩いて国道に抜けようかと・・




それにしても朝からカンカン照りの猛暑。
駅にトイレがないので、海水浴場のトイレまで行って出発の準備。


この海岸沿いの道から波田須の道までの行き方がやはり問題で地図通りではないのです。
近くを散歩している人がいたので聞いてみたら、地元の人ではなかったので話しているうちに
家の中から人が出てきて、波田須の道の入り口を教えてくれました。

やはり最初から国道をずっと歩いた方が見つけやすかったかもしれません。


糸口が見つかり、ほっとしました。



海岸沿いには熊野古道の案内は全く出ていなくて、看板と言えば津波の時の退避場所のことばかり。
住んでいる人にとっては切実なことです。また海水浴に来た人たちにとっても。


日陰があれば少し休憩して水分補給したりします。



波田須の道っぽくなってきました。


ここは竹林の間を鈴を鳴らしながら通過。



大変な所は写真を撮っている余裕がないので写真がありません。

前回は国道から少し入って見た庚申塚。




国道を少し歩いてトンネルの所に来ました。前回はここが熊野古道なんてわからなかったけれど
今回は旗が揺らめいていてわかりました。あの大雨の中とても上がる気のしない草ぼうぼうの古びた階段です。

トンネルを昔の人が越えた所かと思っていましたが、この階段が山の上の集落につながっていました。



草が生い茂り、あまり人の通らない道のようです。


西行の松は残っていませんでした。



なんと人家の軒先を通過します。




見晴らしのいい場所に集落ができていました。




波田須の道には鎌倉時代に作られた苔むした美しい石畳がありました。


木陰でしばしの休憩です。



そしてこの道が波田須神社に続いてました。





前回休憩した徐福茶屋が見えます。


前回波田須神社の入り口まで国道から登り、雨で滑りそうで泣きそうになって降りた道が
続き、晴れていたらなんでもなくて・・






暑さでグッタリですが、証拠写真だけは前回と同じところで撮っておきました。



今回は徐福ノ宮に寄ってから、大吹峠を通り、大泊に抜けます。
前回嵐を耐えしのいだ波田須駅には寄りません。



徐福ノ宮 着 11:12

徐福伝説は2年前に初めて熊野に来た時に、新宮で時間が余った時に、近くの徐福公園に行って知りました。
秦の始皇帝の時代に薬を求めて日本まで来たという伝説が残っていて、中国でも実在の人物との見方が強まっている
とのこと。
日本各地に徐福伝説は残っていて、新宮市はかなり有力候補です。秦の始皇帝の時代と言えば日本では弥生時代。吉野ケ里
遺跡とも関連している伝説も残っています。最近では伝説ではなく史実への研究が進み、歴史のロマンが広がる話です。



波田須駅には降りて行かないで進みました。秘境の駅と言われていることをあとから知りましたが、
なんとこの道路にタクシーが一台通ったことには驚きました。とにかく駅の周りには何もありませんでした。


大吹峠の入り口に向かいました。

 

Sep. 13  2024   Atashika → Hadasu

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熊野古道伊勢路 3日目 - 夜明けの海 ・・・ Kata Bay at dawn

2024-10-04 23:55:35 | wonderland

9月13日

朝5時前から明け方の賀田湾をずっと見ていました。
まるで吉田博の版画のような世界でした。



4:57






























5:58

刻々と変わる光と静かな波をずっと見ていた尾鷲の朝です。

 

Sep.13  2024   Owase

 

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