katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

オ-ドリ-教室と嵐の予感・・・・

2010-08-14 21:58:54 | モザイク教室
今日は5時半に起きてまずはゲゲ。女房は娘が想像だけの家族旅行の作文に心を痛める。
そしてゲゲにその旨を話す・・・すると、ゲゲは富士山に別荘をすでに購入する事を

決めていた・・・家族の為に。それが実際家族で行って見ると、実にボロくすすだらけ。
それを家族で片付け、掃除をする。すると電気が無い事に気付くがろうそくで過ごす事を

ゲゲは提案。そして夕飯をろうそくで取る事になる。それをゲゲは貴族は昔こうだった
と例える。何とも滑稽な不思議なそして優しく感じる場面だった。

更に娘が学校でゲゲの娘と言う事でからかわれる・・・と訴える。ゲゲの描く妖怪なんて
いない・・・嘘つきだと・・・。

しかしそれをゲゲはこう切り返す。山林で大きな音が聞こえたりする・・・それは
天狗の仕業だと・・・そう言う矢先に大きな音・・・驚く娘に信じているから

怖いんだ・・・と言う説得力にはお見事。物分りの良い子だ・・・とてもしっかりして
末恐ろしいほど・・・そして流石にゲゲの子。良くこんな子に育てたもんだ女房は。

しかし理想とするが俺には家族はいないし、ほぼ全く感情移入は出来なかった・・・・

次はメジャ-。ライバルは心臓病だと伝える為にせがれに主人公に会いたい事と連絡を
頼もうとするが、主人公は連絡前に病室やって来る。心が通じた者達に言葉はいらない

そこで明日の決勝戦に出られない事を告げる。そして過去の出来事にこんな事があった
と話し出す。亡くなった主人公の父の墓参りを誰とも会わないようにしていたが、

ある時、義理の母に出くわした。なじられても・・・と覚悟していたのに、黙って笑みを浮かべ後にする・・・何故なんだ?と問い詰めると、何度も墓参りでお見かけしたと・・

その姿に偽りは無い・・・事故なんだと信じたから・・・と言う。がしかし、慰謝料も
受け取らず、何か私にも償わせてくれと頼むと、それではあの子がメジャ-に行くまで

一流のまま待っていて下さい・・・と頼まれた・・・と。

そこに偽りが無いのなら罪を憎んで人は憎まず・・・・まさにその通りだろう。
憎しみは一時の活力になるが、いつしか虚しさに変わる・・・受け入れるは勇気。

何をしても何を償わせても元には戻らない・・・これが出来る人はそうそういない・・
が、いつか俺もそうした人になれれば・・・と思う・・・

それを伝えると、主人公はもう良いんだ・・・もう・・俺はあんたの子供とライバルと
して戦うと誓う。

その頃、昔の仲間がぞくぞくと応援にかけつける。決勝戦に出る主人公を観に。
来れなかった人達もテレビ観戦・・・その現地入りした中に、主人公の父の兄弟がいて

それにも回想シ-ンがあった。婚約中だった義理の母が、夫になるべくして亡くなった
忘れ形見の主人公を親戚の前で私に引き取らせてくれと頼む。

すると父の兄弟は真実はこの子を今一番愛しているのは貴方だ・・・と親戚の反対を
押し切って託すと言う・・・

儲かって名乗り出る親戚一同なんてのは常に有名人につき物だが、実に素晴らしい人が
いたものだ・・・と感心するも、その当人の義理の母は、その父の兄弟に、

あの時、私が引き取って良かったのか?と考えさせられます・・・と謙虚なのか?
自信が無いのか?今更振り返っても仕方の無い事を言い出す・・・あらまっ・・・

すると、この試合が終わったら本人に聞いて見なさい・・・と言われる。
そんなの当たり前の事。そもそもこうして誰もがそう簡単にたどり着けない日本代表に

選出される人物になっている・・・そう育てたって事。気の弱い奴らに育てられたら
親が野球で亡くなったのだから、辞めなさい・・・なんて子供の意思は尊重されない。

少し考えれば判る事。ただただでさえ血が繋がっていようがそんな自信のある両親など
そうそういないし、いたとしても迷わないのなら相当な自信家か、傲慢である。

迷って当然。人の人生が左右するのだから・・・・
いずれにせよ、こちらもほぼ俺には直接関係の無い話・・・役には立たないが、

まっそう言う事があるのね・・・とはいはい判りました・・・覚えて置きます程度。

さてそんな中、昨日までいたかぐや親子の夢の後を片付けする。
実は教室前に人と約束をした・・・とある千葉のショッピングセンタ-の店舗に

モザイクが欲しいらしい・・・その問い合わせからいらっしゃる事になっている・・・
話の内容は900x2300mmの大きさにミュシャの絵が欲しいらしい・・・・

そして工期は来月いっぱい・・・。通常はほぼ決まらないのが通例。
凄い・・・と褒められ、欲しいと言われ、値段を聞いて連絡も来ずお流れ・・・・

これがいつもの事。それを丁寧に相手の時間の納得するまで説明をするのが仕事。

そもそも、欲しい絵はある、工期は決まっている、そして値段も決まっている、そして
材料まで指定となれば、それを受ければ、そりゃ奴隷じゃない?俺って・・・

ただ今までもそうしていたし、それはそれで構わない。売れる為の試練だから。
しかし、ホ-ムペ-ジに書いてあるようにプロはお断りと明記してある。

なのにいらっしゃる。ここはあえてお相手が傷付かないように・・・との配慮なのだ。
素人なら知らなかった・・・で済む。がしかし、相手はプロならそうは行かない。

どんな事が起こるか?とても簡単で複雑な人間関係と力の論理。
直接お客さんとやり取りの場合、値段の提示でやる、やらないは済む。

だから、何も今は起こらない。そもそも教室の込み具合、作品依頼の予約状況。
昔とは違うから、仕事はある。

これが数年前なら、説明する為の資料、使われると思われる材料の在庫確認や仕入れ
値段、納期などを準備したり、それに伴う人数の確保など、もし依頼が来た時の連絡。

しかし、そうしたとしてもほぼ無礼な形で後にした者達だらけだった・・・
それに費やした時間はただ働き。喰えなかった時代に・・・ね。

まっそれも試練と黙って見送った・・・・売れて後悔させる為に。二度と関わらなくて
済むくらいに・・・とね。恨むつもりも無い。勝手に去った人間にね。

それよりも今も付き合って下さる人達と共に生きて人一倍楽しい事が待っていると
前向きに生きる事を選択して来た。人とは違う人生を生きるとね。

今日もそのつもりで準備もしたし、いつものように断られる為の心の準備もした・・・
そしてその時間がやって来た・・・。相手は2人。いきなり不利な展開・・・・

営業や打ち合わせの基本。人数が多い方が有利。言った言わないの水掛け論は、
1人は常に不利。良くそれを阻止する為に電話のかぐやを同席させたりしたが、

何しろ事務はこなせても、大した役には立たなかった。そもそも自分の意見を
失礼と思いますが・・・とか、割り込んでも話す気迫が無いから・・・・

しかし、今日はかぐや不在とはいえ、ホ-ムグランドの地の利はある。
いらっしゃるのだから。生のモザイクは見せられる。アウェイでは持っては行けないから

写真のみ。すると、話は急展開。先日のやり取りでモザイクは時間が掛かるから・・・と
ミュシャは無くなる。モザイク画が欲しい・・・と。

正直、いらっしゃる前から不安要素は沢山あった。まずは著作権。作っても良いのか?
それが解決したとして、1ヶ月では全く終わらない・・・・

工期と値段とそれが解決するのなら、作り手としてやってはみたいがね・・・
そこで白紙となってよくよく話を聞くと、店舗名を入れる事とア-ルヌ-ホ-の風味と

風化しているような雰囲気を持つ素材・・・と言う事が望まれている事になる。
そこで数点、タイルを見せては見たものの思っているものとは違うようだった。

ならば・・・とガラスタイルや大理石などを見せると、興味を持って下さる。
しかもズマルト(ガラスの親分)の現物カタログを見せると気に入って下さる・・・が、

いつものように、これは神戸牛に匹敵する素材と説明したにも関わらず、全く動じない。
そうね、ちなみに1キロ7000円以上かな・・・

それも説明した・・・いつもならその値段や依頼されている内容は確実に出来ない。
何故ならばこの世に俺より安いモザイク師はいないだろうから・・・

それなのにそれをも下回る値段提示をしなさる。時給で換算すると数百円だろうから。
やりたくてもやれない事がある・・・しかしそれをお話するとほぼふて腐れるように

吐き捨てるようにお帰りになる人がいらっしゃる・・・とね。
そして今日もその覚悟で望んでいると。すると先方は断られる覚悟で来ていると言う。

しかも興味が無く、冷やかしならこんな所まで来ないとまで言う。確かに名刺には、
茨城と書いてあった。確かにその通りだ。大の男が2人もね。

ビジネスマンの合言葉は?タイムイズマネ-と言うのなら、全くその通りになる。

しかも熱意もやる気も伝わっては来る。だからまずは謝罪をした。
正直、そう言う人だらけの中で今回もそうであっても、いつもの準備はしたし、

ビジネスとしての謙譲語、丁寧語、尊敬語を巧みに使いこなせたとは思わない。
大人としては最低レベルな事も。そしてそこが解決したとしても、明らかに俺は

やりたいと思ってくれている熱意のある人達に、またやれないとしても・・・と
言う態度で望んだ事をね。俺の話を聞いてもまだ次なる打ち合わせに来週いらっしゃる

と言う・・・。次なる打ち合わせとは?これは作家katsuへの依頼では無く、モザイク師
として。つまりデザイナ-が入って下絵を描いて、それをモザイクで作ると言う仕事。

本来は作家katsuとしてならオリジナルが理想。がしかし、ここは良く考えて欲しい。
そこは最後にたどり着く場所であり、先日の浦安のでっかいねずみのテ-ブルは

商業ベ-スの単なる並べただけのモザイク。そこから一歩前進の個性をほんの少し
出して良い仕事になる。切り方1つでいくらでも変わるのだ。

ならばやるべき仕事なのだろう。ステップとして。しかしながら、それが俺のモザイクを
見て先方がおっしゃるのは、こんなにキッチリ作り込むのでは無く、もっとラフに。

との事。つまり俺の個性である繊細・・・は封印する事。それも受け入れる事にした。
考えがあってね・・・

しかしそれでもまだ難関がある。次はプライド。俺では無くデザイナ-さんのね。
先方がお付き合いするデザイナ-さんが下絵を描く・・・・

その時に起こり得る事。まず1つ。もしモザイクの知識が薄い場合、工期内に終わり得る
下絵を描く事が出来るだろうか?しかも出来たのなら、それは俺の能力を良く知っている

前提となる。この場合は何ら問題は無いだろう・・・がしかし、もしモザイクの知識が
いくらかの生半可な知識の場合、素材の値段、在庫の数、既存の素材のみ・・・と

自分でモザイクをした事が無く、ただ知っていると言う知識では、俺がその下絵を
添削したとすると、直されたのがクライアントでも良い気はしないはずなのに、

俺ごときに添削された事がプライドを著しく傷付けてしまうのだ・・・・・
何せ建築の中で、先生と呼ばれるのはこんな人達のみなのだから・・・・

それを簡単に了解を取る事は難しい・・・。本気でやるのならその場で即決じゃないとね
モザイクは時間が掛かるのだ・・・って事はここを見る人なら素人でも判るはず。

しかも店舗は待った無し。受けた途端、責任はすべて俺・・・・間に合わなければ、
売り上げ責任まで問われても当たり前である。

当然、いくら相手が先生と呼ばれるデザイナ-さんや設計士であっても、時間が無い以上
はっきり、きっちり言わないとならない。それによってこの仕事が無くなっても、

信用を落とすくらいなら、断る事は無いにしろ、断られる覚悟は必要。
何故なら、良くある普通の人達は馴れ合いを大切にするからである。

世話になっているから・・・とか付き合いがあるから・・・そんな事は言えない・・・
まさかこんな事になるとは思わなかった・・・・例をあげればきりが無いが、

いずれにせよ、馴れ合いの人間関係を大切にする。俺は必要性があるか無いか?のみ。
力が無ければ付ければ良いし、断られたり添削されても、今の実力がそう相手に思われた

だけで、きちんとした評価が来る時を待つだけ・・・・いつものように毎日を過ごして。

ただこれはすべて以前に合った事。ならばさっきの謝罪を無駄にしない為にも、
それをも超越した答えが出るかも知れない。ならばいずれにせよ、準備だけはして

いつものように待つだけ。そんな訳で下絵待ちとなる。

この間にオ-ドリ-は来ていて、この話の一部始終を聞いていた。
すると、有給がいっぱいあります・・・と言い出す。おぉぉ、やるじゃないぃ。

この一言が何を意味するか?人の発言は良く聞くと、何とも判り易いもの。
では弟子候補なのだから、遠慮無く検証しよう。

先日、浦安のテ-ブルの時は、有給の話は一切無かった。有給はいきなり権利が発生する
ものでは無い以上、あの時も合ったはず。なのに今回の話は有給を自らアピ-ルする。

つまりこの仕事は、オ-ドリ-の目にかなった事になる。だから有給を使ってでも・・・と
言ったはず。しかもまだこの仕事の金額は提示されていない。

つまり賃金は未定。ならばこの時点で、銭金の問題では無く熱意ややる気でのみ、
挙手した事になる。何ともあてになる発言だった。

実に判り易い発言だった。しかもそれを本人と検証しているから、明らかに事実。
ただ補足もした。判っているが一応ね・・・と。

この仕事も理想とは掛け離れているが、一歩一歩オリジナルに近づいているはず。と。
だからやる方向で話を進めている。

さっき考えがあると言ったのはこの事。つまり当代島の作品、うながっぱ、と無償から
浦安のテ-ブルに化け、有料になったが誰でも良い仕事が出来た。

そして今、ほんのささやかにだけれど、個性が出せる作品に化けようとしている・・・
そして自ら挙手する者が1名出た・・・って事。

実は俺の考えだが、この仕事が正式に決まったら常連さん達には是非参加願いたいと
言うつもりである。しかも半ば強制でも良いと思っている・・・・

何故なら、体験教室ならともかく本決まりなら俺も製作に携わらなければならない。
この教室ラッシュは無理になるかも知れない・・・・ならば有料のみんなで作る・・・

って形の進化版と考えて貰い、ご自分の作品と引き換えに参加を願いたいと・・・・
そうなれば、俺は監修とまでは行かないが、全力作家までやらなくても良くなる・・・

何ともみんなにも俺にも良い他流試合のような刺激になるだろう・・・・
みんなは腕試し、俺は育てるって言う見守る辛抱の練習になる・・・・

先方が望んでいるのは俺の作品では無く理想を叶えるモザイクの結果のみなのだから。
みんなが日頃の成果を出してくれれば、明らかに商業ベ-スのモザイクは出来ると判断。

要所は俺がやるがね・・・・みんなはどんな意見かな?常連さんの回答を求む。
参加の最低条件は1月に来る教室の回数のみ。つまり9月分のモザイク時間をここに

割くだけ。勿論、仕事の内容次第で回数を増やすのも結構。ご相席でも1人でも
それに関しても別にスタイルは問わず。これで条件は良いかな?

後は賃金については、先方の金額から割り出すので、後日回答と言う事で・・・・



そんなこんなで作家katsu。目にイミテ-ションのダイアを買って入れ替えた・・・・
少し進んだように見えれば、これ幸い。









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