katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

キウイ教室とユニディさんの依頼作品の下絵の補修

2011-06-02 22:04:55 | モザイク教室
実に頑張っているのね・・・この巨大さ。持ち運ぶだけでも容易じゃない。
それだけでも良く決断したわっ・・・そう思うのね。

そしていかに気の長い話か?


今日はこのガラスタイルの青い部分のみ・・・・キウイが・・・ですよっ。
いかに実力者のこだわりは凄いって言うのが判ると思うのね・・・・

これだけでどんな作品となって行くのか・・・恐ろしい迫力である・・・
もはや、いち主婦の趣味では無い。確実なる実力者である。

しかしあくまで終って・・・の話で、気が長くはなるが大事にして欲しい作品である。
その価値は十分ある。

そんな中でのお教室の一番大事な部分は、たったこれだけの青でこれから張るすべての
青を判断する事。1つ先を読む・・・これは初歩の初歩。

ベテランの棋士ならいくらでも先を読める。つまりキウイにも数十手くらいの先は
読んで貰わないとエ-スの自覚って点でもね。

じゃそのコツ。とても簡単な事で、まず理屈を理解する。
それは初めか、終わりを終らせる事・・・・何のこっちゃ・・・?

では解説。初めとは? 今回の場合ならこの湖のような場所をリアルにするには・・・?
遠くの薄い部分なのか?近くの濃い部分なのか?・・まさか真ん中からは作らないでしょ?

となると、キウイの場合なら薄い色が大好きな人。ならば得意だろう。
つまり苦手なのは濃い色。何処まで許容範囲を広げられるか?に掛かって来る。

ならその苦手な部分から始める事にした・・・。もうこれさえ終らせれば、
これ以上苦手な濃い色は使う事は無い・・・そうする為に。

勿論逆も真なり。得意な部分から責めて、成功し続けてその勢いで・・・でも同じ。
その比喩が、初めか終わりを終らせる事に繋がって行く。

しかもただそこに向き合うのでは無く、右の1cmタイルのグネグネが永遠と続く中、
単調に仕上げて行くのは勿体無い。そこでこうしていくらか違う展開をし、

切りながら、進めながら、そこで初めて考えるのでは無く、このわずかな経験値で
どう進めようか?を想像して置く・・・つまり先の先を読む練習なのね・・・。

ただ最近のキウイの困るのは、思い切り悩んで踏ん切りが良い事なのね・・・
つまり苦手な濃い色も使っていると良いかも・・・とどんどん使ってしまう。

おいおい・・・と止めないと、勢いが付くとどんどんと進んでしまうのね。
何しろ時々離れて観る事、どうしたかったのか?振り返る事。

自分自身で最初に考えていた事を振り返り忠実に進んで行く事。こんな事が大事。
薄味が好きなのだから、濃い部分から始めて今後使わなくて良いように終らせる事が

大事なのだから、濃い色は無くして行く事に専念する事なのね。
その少しだけ嫌いであっても使う意味は隠し味みたいなもんなのね。

薄い部分を引き立たせる為のパンチを効かせる効果を狙った・・・ね。
まっこんなのがテクニックの解説。

さてそんな中、1本の電話が入った・・・・これについてはおいおい話しますが、
どうやら今まで無かった大事な話のようでした・・・。

資料が着き内容を確認次第報告とします。

さて更にそんな中、ユニディさんの旦那さんからの是正。



まずかみきり。足が人みたい。それと前作の方がほかのみんなを意識していたが、
今回のは単独演奏のようである。それを目の光で下を向け是正。勿論足もね。

次くわがた。両手を挙げている所がロックっぽい。ジャズではない。
ここも腕を曲げて是正。

そしてかまきり。根本的にウッドベ-スが変・・・これは確認済みだったのですぐ変更。
と軽く直して見た・・・どうかな?

いずれにせよ下地を作る前の電話で良かったのね・・・・果てさてこれで変わったかな?




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ユニディさん依頼作品とご新規さん教室

2011-06-02 07:08:41 | モザイク教室
いよいよ始まったご新規さん教室。この下地2枚をアトリエで2回、後は自宅で仕上げる。
かなり強行なお教室・・・。

どんな強行か・・・?意外と判りずらいのね・・・今日、初めてモザイクをしたって人が
エミリアでこの緑になった文字を作るのに掛かる時間とは・・・?

これで5時間弱。信じられないと思う人が多いだろうけど、それが普通なのね。
消して遅く無いし、消して早くも無い。ほぼ普通。

となると、宿題となるのはこの経験値ですべての文字を次回までに終らせて来る事を
考えると、そうね・・・・ざっと20時間以上掛かるかな?

そしてそれをやって来た上に、次回ペキペキでこの花を2枚分をアトリエで仕上げ目地。
それを6月18日までに終えなければならない・・・・意外と大変。

しかしね、すべてお客さんのご要望を叶えた下地・・・・とは言うものの、正直いくら
説明をした所でご理解は得られない・・・何故ならいくらなんでも、そんなには・・・

掛からないでしょ・・・・?って思い込んでいるものなのね・・・大抵はね。
前回の相談で何度も伝えたんだけれども、やります・・・頑張ります・・・。

ならば・・・と下絵を描いて貰った。それを若干太めの文字にしてやり易くしたり、
デザインの協力もしてこの下地を完成させた。

2回の教室で完成・・・そんな強行でもグレ-ドを下げない為の下地・・・

そもそも受けた時点でこの作品が何を意味するか?判っていたのは俺だけ。
何故なら、この作品を作るのは花嫁である、お客さん。貰うのはお互いの両親。

ならば自分の両親なんてどうでも良い。自分の両親なら何でも喜ばれるだろう・・・が、
相手のご両親はどうだろうか?・・・

そんなプレッシャ-を受ける作品を初めてのモザイクで結果を出す・・・

では俺サイドから考えてみよう。この結果がどうであれ、もし何処で習ったの?と
聞かれたらkatsuと言ってくれるだろうが、結果のみの判断になる。良くも悪くも。

そもそも2回の教室で2枚の作品となると1回に1作品となり、豪華な体験教室のようなもの
それを一生に1回のイベントに使われる・・・そして判断も・・・ね。

となると、グレ-ドを下げず結果を求めた体験教室となるのだから、当然考え方として
初めてのかきかたドリルの点々をなぞる・・・とか、光るピアノの鍵盤とか、

料理の出来ないのに初めての彼氏とピクニックのお弁当作りに欠かせないお母さん、
・・・こんな比喩となる下地が必要となるでしょ?

ただすでに彫っている時から、この位の時間が掛かるだろう・・・とは思っていた。
しかしすべてお客さんが決めた事。俺の決めたのはグレ-ドを下げないようにしただけ。

それが今日やって見て事の重大さが初めて判ったようなので、たった1週間だから
苦労してやって・・・貰った相手は泣くのが見えるのに、体験教室のみで出来るはずが

無かろうし失礼でしょ?これから親戚になる人達に渡すのだから、頑張りました・・・と
作って渡すべき。ちゃっちゃと作られては困るのね・・・俺も。

楽しんだ体験教室なら別に問題無い。けれど、katsuに習った・・・とアトリエで
と・・・人に聞かれて名乗るのなら、真剣に美を意識して作ったものを見せて

名乗って欲しいのね。その位の気持ちで作って是非喜んで頂きたい・・・と願って
作った下地なんだけれども・・・。と言うと、意味がやっと判ってくれたらしく、

たった1週間だから頑張ります・・・と言ってくれた。やっと伝わったわっ。
毎日たったの3時間。しかも一生で最後のモザイクになるかも知れないだろうし、

たった2回でさようなら・・・二度と会う事も無いかも知れないだろう。
そんな事を踏まえたこの下地は一体いくらなんだろう・・・とも言えるはず・・・。

けれど、俺は何度も言うが断るのは簡単。誰もやらないからやる。やれないからやる。
だから、やると決めたのなら最後までやって欲しいのね。グレ-ド下げずにね。

そもそもお金と下地やお教室のバランスなんて整うはずなど最初から無い。
ここまで来て下さった・・・それを意気に感じて・・・それありきでやっているつもり。

まぁ頑張りゃ結果は付いて来るさ・・・期待には応えられる下地を作ったからね。
と言う訳で材料、道具を渡してすべて宿題ぃぃぃ。

そんな中、ユニディさんの・・・


これが昨日のアイデア。



ん・・・・今の所は昨日のがしっくり来るのかな・・・・


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