katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ユニディさんからの依頼作品と市川の公民館の方がいらっしゃる

2011-06-17 23:05:55 | モザイク作家
まず朝は市川の公民館の方がいらっしゃった。ひとまず11月に3回で1つの作品を作る、
そんな提案でお受けして頂けるのか?の質問からスタ-ト。

つまりここで俺がはい・・・と言えば、次にそれを本店に持って行き許可が出れば、
出来る・・・こんなしくみなのね。

それは今までの経験上、判っていたので提示されている日時、賃金等、一切変更無く
お受けした。更にこちらからは連絡あり次第サンプルを作らせて貰う約束もした。

こうあっさり書くと、味も素っ気も無くなるが、それならこうしようかっ・・・・

先方が何処からか?俺を知った事で連絡が来た。そこで本来、提示して確認を取らないと
中にはこんな値段じゃ出来ない・・・なんて講師の方もいらっしゃるんだろうね・・・

だから念の為にこちらの了承を得て本店に・・・の順序だてなのだろう。
これは先方目線。ならば、俺目線なら、腕や指導をさせて貰えるのならチャンスも

あるだろうが、結局お会いした人に本店でどう伝えて貰えるか?になってしまうのだ。
しかも本店に一度も会った人もいなければ、技術すら見せられない・・・・

それですべてが判断され、やるやらないが決まってしまう・・・・何とももどかしい・・
けれどそれもいつも通りで、もどかしいのは権利が無いから。

きちんと知名度上げてきちんと理解される事が出来ていれば、もどかしいのはすぐに
解決する。だからそこまでの辛抱。修行の身であると思えば何ら問題無し。当たり前。

しかしそこまで何も出来ないまま・・・ってのは無力過ぎる。ならば出来る事をする。
徹底的に伝えるだけ伝えすべてを受け入れた上で、お任せします・・・とゆだねる。

やらせて頂きたい・・・とお伝え下さいと・・・。

こちらから売り込んだ訳じゃなく、頼まれたのでお受けしますと即答し、
確認が出るまで待機・・・言われたままお待ちします。決まったらすぐ対応します。と

こちらに落ち度が無ければそれで良い・・・だからかぐやも立ち合わせ確認もした。
ただかぐやはこの緊張感の後、こう一言つぶやいていた・・・敵には回したく無いと。

そもそも男の人相手。しかも年上と思われる。更に団塊の世代なんて人だとすれば、
礼儀なんてものは当たり前だろうし、バンカラなんて生き方をした人かも知れない・・・

だから、何と無くそんな事が気に入らない・・・と印象が悪くなるのは大問題。
頼んでは見たものの・・・と動かれても相手には伝わらないし、

やはり最初に頼んで下さった気持ちに、お会いした分、上乗せが出来ないようでは、
お互い何の為の時間を割いたのか?と・・・・。

そんなこんなの午前中はこれで終わった。やるだけやったら後は身を任せる。
流れて行く時間に・・・。そこには後悔は無いのだから。

さてそんな中の作品作り。一体誰に話したエピソ-ドだったか判らなくなってしまったが
数m2も離れて見る作品なのに、何故いつもと変わらないような細かさなのか?

の質問に、俺はこんなような事を言った・・・。もし芸術と言うのなら、いつかここに
双眼鏡を持った人達がいてもおかしくは無い・・・芸術ならば・・・。

その時、良く見たらガッカリ・・・では、地デジ対応テレビでアップになった女優と
同じで、綺麗なものは何処から観ても綺麗だし、色は褪せても腐っても鯛にならないと、

折角芸術扱いになっても、お粗末な結果になり兼ねないのでは、全く意味が無い。

俺は幼い頃に母に言われた通り、人は見ているよ・・・いついかなる時も・・・・
だから、見ていようが、いまいが、いつも同じでいるように・・・との教えを

50にもなろうとしている今も守ってやっている。まだそれが良いのか?悪いのか?
本当の結果は判らないけれど、俺は今までの結果の中でも、それ相応の結果は

出ていると思う・・・お前はそのままで・・・と後押ししてくれる人達がいるのだから。













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みどり教室

2011-06-17 08:52:10 | モザイク教室
最近ね特に思うのは、みんなが気の抜けないモザイクを作るようになった事。
教える方もそりゃ必死な訳なのね・・・。

例えば体験教室なら、何とか飽きずに最後まで張って貰える様に、時には馬鹿馬鹿しく
笑いなんかも取らないと・・・何よりも笑顔になるように・・・なんてのを心掛けたり

作品の精度よりもたどり着く・・に専念するのね。それがみどりクラスでこのグレ-ド。
もっと詳しく説明すれば、マフラ-以外の猫の部分はすべて1人でやって来たもの・・・

だから今日アトリエでやったのはマフラ-の40パ-ツ程度・・・・それは一体何故?

まずどうしてそうなるのか?検証する。始める前に下地の段階の説明、そして先日の
北鎌倉と話す機会は相当あった。それによって説明と指示が伝わった。

材料も何を使うか?どうやるのか?ここに気を付ける事・・・とお互いの伝えたい事がね。
そう大事なのはお互いの意志の疎通。それを踏まえて猫の部分を作ってやって来た。

となると、先生サイドとしては残りの猫の部分は今まで通り一人で作れる・・・と
判断するでしょ?つまりその後の諸注意を説明して持ち帰るタイルのみ

確認すれば問題が無い・・・とね。そうなるとそれをやるのに面倒な事はマフラ-と
オス猫の尻尾となる。この猫を作るに当たって・・・ね。

まだ指導と確認が終っていないからね・・・。そこでまた色選びとなる。そうまたね・・
すでに色選びはみどりにはトラウマのようになっている・・・・そこで同じ失敗を

俺もしたく無いので、新手なテクニックとしてかぐやに立ち会って貰った・・・・

ではスタ-ト。まずは自分を語る。イメ-ジしている事を俺にでは無くかぐやに・・・
電話の向こうのアトリエにいないかぐやに・・・・伝えて見て・・・と。

するとみどりは、えっと・・・ピンクって言うか・・・紫って言うか・・・赤紫って
言うか・・・と自信無さげに言うものだから、かぐやに声すら聞こえないと言われる。

そこでもっと大きな声で・・・と俺は言わなければならなくなる。

そして今出て来た3つの色をかぐやにもう一度確認する。かぐやは今のみどりの言葉で
何を使えば良いと思う?とね・・・。すると1cmタイルならあれ、9.5タイルならあれ・・

と具体的に色を俺に言って来た・・・。そしてだってさ・・・とみどりに伝えると、
えっと・・・そうじゃなくて・・・えっと・・・とアトリエのタイルをチラチラ見る。

ねぇそれはかぐやに伝わらないよっ・・・かぐやはここにはいないのだから・・・
しかもイメ-ジって言っているのに、何を楽して具体的にこれ・・・って選ぼうと

するのかな?なら勝手に決められるのだから、相談はいらないよね・・・
良く考える事。伝えるのはイメ-ジ。徹底的に・・・・・のような・・・って比喩で

相手に判って貰える様に・・・その練習をしているのだから・・・。

恐らくこの時点でみどりはぐったりだったろう・・・ここで教室はほぼ終っていたのだ。
しかし人の不幸で幸せは成り立つもの・・・かぐやに取っては・・・あっ今の私だっ

とまるで数分前の自分自身に見えたのだろう・・・。わ、判りました・・・と言うので、
じゃみどりに説明してやってくれやっ・・・俺も疲れたわっ・・・と選手交代。

するとかぐやが、私も時々やってしまうのですが、みどりさんもkatsuさんが先生で
ある事を忘れている・・・と言い始めた・・・えっ?そんな事は無いです・・・と

みどりが今日一番の声を出して伝えるも、かぐやがそう私もそうしているつもりですが
みどりさんと同じ事を言って、同じ事をして、みどりさんと一緒に今の話を聞いて、

私も同じ事をしていた・・・と思いました。つまり先生である事を忘れていました。と。

そこで俺が1人気が付いてくれればそれで良し。じゃ説明すっかっ。と登場。
今、何の指導をしようとしたか?良く憶えて置く事。

俺は別に先生扱いしなかった・・・なんてちっちゃい事言うつもりなんてさらさら無い。
そんなもんきちんとした評価されるようになってひるませれば良い。

だから今の俺にはそんなもん必要じゃない。そもそも2人が陥った原因は何か?
犯人は思い込みだよ・・・思い込み。2人が刑事じゃなくて良かったよっ。

今の2人には犯人は見つけられないからね・・・。ではその説明に入る。

では検証する。いまみどりは目撃者なんだよっ。犯人に相当するタイルのね・・・
みどりだけが知っている情報をイメ-ジで伝えなければならない・・・

かぐやは差し詰め女刑事のモンタ-ジュ係りか、プロファイリングする人かな・・?
俺はその上司。こんな比喩で関係性は成立するのかな?

えっとなんかピンクっぽかった・・・いや紫だったかな?・・・ん・・・・すると
それを聞いた刑事かぐやが、こんな感じ?こんな感じと具体的に大きさや色を確認して

タイルの棚でみどりが確認しても・・・・ん・・・そうじゃなくて・・・と伝わらない。
そこで上司の俺がこんな事を言い始める・・・こんな状況。

モンタ-ジュ描けないじゃん・・・・ってね。

あのね、2人に聞く。ピンクとももいろをイメ-ジだけで違いを言って見て・・・と。
するととんちんかんな色の説明し始める・・・おいおい説明なら辞書調べるよっ。

イメ-ジで・・・って言ってるんだよっ。おいおいいつまで掛かってるんだよっ・・・
英語で騙されているんじゃねぇよっ・・・イメ-ジってのは自分自身なんだよっ。

答えは、自分自身の言葉で相手に伝える事。今日の指導はこれだったんだよっ。
じゃ1つの例として、俺がやるからどう思ったか?後で聞くからね。

えっと・・・ピンクはなんか派手な感じで、ん・・・と隣のお姉ちゃん服とかに付いてて
えっと・・・明るくて、可愛くて、女の子っぽい色で、俺好きぃぃぃ。

んで、ももいろは、淡くて、薄くて、さくらの花とか・・・ん・・・ちょっと
おばさんぽっいぃぃ・・・・でもちょっと奥ゆかしい感じでこれも好きぃぃぃ。

そしてこれを総合して考えると、ピンクは英語でももいろは日本語の違いがあるだけに
違いとしては、上絵がピンクで施ゆうがももいろに見える。

違うかな?と2人に聞くと、・・・・・黙り込んでいた。きっと合っていたんだろうね。

じゃもっと掘り下げる。この猫何歳?すると・・・60過ぎとみどり・・・知っているよ。
聞いてたから・・・ね。んで、60歳がピンク?そうそんな人もいるね・・・確かに。

けれどそのテクニック持っているかい?大事なのは伝わりやすくする事・・・まずね。
普通探し。一体何がそう見えるだろうか?とね。

すると紫に変更するもんだから、じゃ紫に見えるものすべてここに出して御覧・・・と。
気に入る、気に入らないは別にして・・・と。

そうここ。気に入る、気に入らないは別にして・・・。ここでもまだ気が付かない。
すでにもうかぐやは判っていたが。

じゃ60歳に見えないものは元に戻して・・・消去法。するとさっき選んでいたピンクも
紫も無くなっていた・・・・何故?

簡単な事。自分の掲げた60歳の猫ってのを忘れて自分の好みのみを追求したから。
そんな浅いものでは最後までたどり着くはずは無い。嫌たどり着いたとしても、

初志貫徹では無い。勿論日々成長し続けるならイチロ-さんのようになれる人ならば
初志貫徹なんぞクソ喰らえである。打ち方や鍛え方を変化させ対応し続ければ、

固定観念に縛られずやれば良い。ただ教える側としては、基礎的な考え方を植え付け
たり、基本を徹底的に慣れる事を教えたくなる。

しかも基礎、基本を必要としないのなら、切る張るに教える事が無い以上、
材料を買って1人で出来るはず。とても自由にとても楽にね。

おっと説明に戻る。そもそもみどりに限らず常連は上手くなっただけあって、
微妙な色の表現をする。今回なら赤紫っぽい・・・なんてね。

じゃ質問。赤紫の色分析して見て。まず赤紫はあくまで紫であって、赤では無い。
更に紫は赤と青の合体。更にその赤の分量を多くしたものが赤紫だと思われる・・のね。

おぉぉぉい、そこ居眠りしてんじゃねぇぞぉ・・・飽きたろっ。だよなっ、当たり前の
事をいつまで言ってんだっ・・・そう思ってんだろうがっ。

じゃ更に進むぞっ。そう当たり前って人は思い込むんだよっ・・・知りもしないで。
今、分量って言わなかったかっ?俺は・・・。どいつもこいつも思い上がりなんだから。

じゃ聞く。どうやってタイルを混ぜるんだよっ・・・その表現はペンキ、絵の具、
色鉛筆・・・と絵画のような技法の言葉なんだよっ。そんなもん出来る訳無かろうがっ。

知らなかった・・・って良い訳出来るのはモザイクやった事の無い人だけぇぇぇぇ。

って言ったら身も蓋も無いじゃん。何せ俺さ金貰って先生やってんだからね。
と言う訳で説明。

つまりモザイクって言うのは自分で色を作る事が出来ない不便なモノ作りなのね。
でも逆に色を作れない人にして見れば、ただ上手く選択すれば良いだけなのね。

ほらっいつもの通りに、逆も真なり。良い事も悪い事も背中合わせ。常にね。
もっと言い方変えれば、本人の気持ち次第。良くも悪くも・・・・気持ちね・・・

最初に60過ぎの猫と掲げて、私の好きな色は・・・と探した事が失敗。
最初に60過ぎの猫と掲げたら、私の好きな色の中で一番60過ぎに見えるのはどれ?である

しかもその失敗はアトリエだから良い。何度も選び直しが出来るから。
じゃここに来れずにここよりもタイルの少ないかぐやはどう感じるのかな・・・・・

1ヶ月に1回しか来れない人はどうなのかな?・・・と掘り下げれば、何度も足を運べる人は幸せだ。何せこうして大きな失敗はしないのだから。

しかし、ここを見て読み取る力さえあれば、出来る人もいるだろう。
そのつもりでこうして公開しているのだから。指導の内容まで。

言いたい事は、単なる思い込みで進む事にこだわらず、美の追求と初志貫徹。
これに慣れたらテクニック論にでも進めば良い。

そもそも大作を作っている人達は、katsuって言う世界に認められる芸術家を目指してい
る人に教わる芸術品の作り方を学んでいるはずなのだから・・・。

簡単なはずが無いでしょ?あはははは。ねっ・・・・。

そんなこんな後の俺はぐったり・・・


そんな中、珍しくかぐやの娘と話す事になってね、1時間以上も。
たわいもない話がずっと続くのね・・・ただそのたわいもない話も初志貫徹。

お前が結婚するって言うまで付きまとうつもりなんで覚悟してくれっ・・・・
それで俺の目標はお前の部屋を俺のプレゼントで占拠する事。

嫌になったか、うっとしいって感じたら、彼氏が出来たから・・・とコ-ルしろっ。
俺は手を引くから。けど、別れたらまた再開するからなっ・・・

結婚したら何にもあげないからね・・・馬鹿馬鹿しいから。けど娘が生まれたら、
同じ事を再開するからね・・・息子じゃ嫌だなっ・・・あはははは。

これをキウイやタピオカの娘にも言ってるのね・・・その内に常連の娘全部に、
こんな事言い出す馬鹿先生なのね・・・きっと俺。


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