今日はキウイ教室だったんだけれど、急きょタピオカの相席。
何しろパンの先生をやっているタピオカは忙しい人だし、中々時間が取れないから、
こうしてアトリエにやって来るのは簡単じゃないしね・・・・そんな中でやっている作品
実に丁寧にやってある。だから進行具合も消して良く無いが、全くそんな事には
左右される事無くきちんと最初のペ-スのまま終わろうとしている・・・そこが凄い。
そんなこんなもいよいよ終わりに差し掛かっている・・・次に見る時は目地なのね。
さてそれではキウイ。大作の前に完成したプレゼント作品。
こんなレ-スみたいな柄をペキペキでやったって言うんだからお見事なのね。
恐ろしく面倒な話である。本来こうした柄は1cmのタイルでやる方が経験者には楽。
何しろ切り出す形が1cmと決まっているから、半分や4分の1の形を作って統一する事が
経験者には楽である。それをもろいペキペキで統一感をここまで出すって言うのは、
かなりのつわもので無ければ出来るものでは無い。しかも当然時間も掛かる。
いずれにせよこんな作品がプレゼントって言うのは奇跡に近いなっ・・・。
もはやお母さんの趣味では無くプロレベル。これが遊びのモザイクに見えてしまう・・・
それが最初の画像の大作。まっ完成すれば一目瞭然。何処に出しても良いだろう。
ここが趣味との境なんだろうね・・・。ウチの常連ならこうして時間を掛けてやれば、
趣味の域を超える作品を作れる腕がある・・・それをキウイは見せてくれている。
今日も3人でそんな話をしたのだけれど、最初は何だろう・・・これ・・・って感じで
やってみたい・・・って軽い気持ちでやるじゃない?
それが体験教室。ここが1つ目の分岐点である。1つは難しいだろうけど・・・・と
おっかなびっくり感が満載なら、完成した事での喜びは大きい。
ただ大き過ぎれば満足感も満たされておしまい。1つは逆に何を体験しても初回に
結果が出る器用な人はそこそこ上手いモノを作れたりする。
それが自画自賛って感じの自分が満足って言うのをすぐに手に入れてしまったり、
ただ回りのみんなに上手いと言われる為のアイテムに過ぎないと、次々と新しいモノ
に移行するからすべての経験値は数回分でしかない。それではその場しのぎだから、
趣味になる。そもそも前者は1回完結のみだから趣味とも言わない・・・遊びって感じ。
それが数回掛けて完成・・・になると、習い事になり趣味となる。
そうなると楽しみに変わる。何しろ趣味って表現になるには1年を通して何回やらないと
ならないか?・・・と考えれば判り易い。
例えば、合コンに参加して、俺スノボ-が趣味なんだぁ・・・と名乗って、
どの位やっているんですか?って質問に、5年位かな?・・・と返したとするじゃない?
じゃ1年に何回位するんですか?って質問する?・・・恐らくそんな事せずに、凄いぃぃぃ
って会話を辞めたとするじゃない・・・でももし1シ-ズンに3回だったとするじゃない?
3x5で15回って事じゃん・・・それを5年って表現・・・。何も見なくても結果は
判るじゃない・・・。そんなに大した事は無いだろうな・・・ってね。
所がこの2つに当てはまらない人達がいる。続いてしまう・・・楽しいからでも良いし、
くそぉぉぉ上手く行かなかったぁぁぁぁでも良いし、何と無くでも良いし、
何しろ続いている・・・ここ。さっきの季節のスポ-ツとは違ってオ-ルシ-ズン。
モノ作りって言うのはね。しかも天候も時間も1人でもどこでも出来る。
続けるには環境が揃っている・・・ただそこにも障害があって、いつでも出来る・・・が
いつでも良いね・・・と新鮮味が無くなって行く。
冬が来たから・・・と待ちわびるようなものでは無いから。こうして考えると、
結局、やるやらない、続ける、続けない・・・って言うのは本人次第。
ただこれも良い先生に会ったりすると続いたりもするのね・・・あはははは。
そうなりたいもんだわっ。
元に戻って、そうして続けられると、さっきの作品を例に取るとタピオカやキウイの
小物作品はカルチャ-教室の先生にはなれるレベルである。
しかも俺の手伝いもしている事から、タイルの仕入れさえ出来れば教えるって事について
何ら問題無くこなせるだろう。
ただそうなるのなら肩書きってのが欲しくなる。そこで何処何処の講師ってのがある。
それが生徒を集める為の信用だったりするからね。
そしてここまでならウチの常連ならどの人もそのレベルには達して来た。
それを踏まえてキウイの大作を見て欲しいのは、タピオカでもひるむ作品になっている。
そう、まだ完成していないのに経験者をひるませる作品・・・。いかに凄いか判る。
つまり常連が今後一皮向けるには、時間は掛かるがキウイのように少しずつ大きな作品に
挑めば趣味の域とは違う道に入ると言う事になる。しかもその作品は趣味には見えない。
そんな事をキウイは見せてくれている・・・・みんなにも作れると・・・・。
しかしそれにはやって見たい・・・と思わないと続かないから終わらない事になる。
ひるんでしまっては、私には出来ない・・・と諦める事になる。
ただ本当に大作は時間が掛かる・・・まずこの覚悟が必要でもある。
けれどそのまま小物を作り続けても、それ以上にはならないのも事実でもある・・・・
常連は今、社会人野球の選手みたいな所に来ている。そんな感じなのね。
いつスカウトがやって来てもおかしくない・・・・後は本人次第。
そんな事を考えてしまうほど上手くなった・・・そもそもこの2人はサ-クルから始まった
それがここまで上手くなったのだから、継続は力なりとは良く言ったものである。
出来ればタピオカも次の作品は大作にして貰いたいものである・・・・その腕はある。
時間は掛かるけれど・・・・。