katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

デイサービスとDucatiのモザイク

2020-05-19 08:19:01 | モザイク作家

今日は午後からデイ・サービス。7名。今回は下地そのものは100均だったが、タイルにちょっと工夫があって、予め切ったモノをミキサーを回してわざと欠けたりさせて、レトロ感を出したのね。つまり張るだけなんだけれど・・・ちなみに全て終えたのは2時間半。しかもヘルパーさんが付いて・・・。まぁ目地に時間も掛かる

し、片付けやら、事務的な事に30分は掛かっているだろうし・・・ただ当日渡しとなると、中々の忙しさ。とは言え、逃げ切れたのだから何より。それと、ちょっとしたアドバイスとしては、1つのやり方として、サンプルの真似をする。これは何でも最初は真似から入るって言うのは基本だったりするんだけれど、これが真似出来

るか?となると、難しいのは、予めランダムで切ってあるタイルでは、同じ大きさの同じ色があるだろうか?となると、それを探している時間の方が長くなるし、微妙にずれれば、もう1つ入れられちゃったり、入らなくなった時に、どうして良いか?判らなくなる。つまり真似する事が一番難しいと言う事なのね。だから、困った人

の為には、隣り合わせに同じ色を入れない・・・。こんなルールでやると、1つ決まりを作った事で、ルールを守る・・・そんな進み方できっかけになる。でもこれの欠点はランダムで良いが、ランダムな癖にみんな同じように見えてしまうのね。所がそれでも人とちょっとでも変えたい・・・いわゆる個性なんてもんを望むのなら?

またルールを作れば良いのね。今の1つ目のルールは全部の色を使って、隣り合わせに同じ色を入れない・・・そんなルール。それを例えば薄いのを1つ抜く。仲間外れを作る。じゃどいつを仲間外れにするか?となった時、薄い癖に誰とでも馴染み、都合の良い色・・・って事で白にしたとする。そうすると自然に色合いは濃

くなる。ただルールが2つになった。つまり好きな色を使うのは1つ目のルールで良いのだけれど、白は使わずに、隣り合わせに同じ色は使わない・・・。と変化した。これでランダムの人とは違って来る。更に変化。って人がいるのなら、逆も真なり。じゃ隣り合わせを違う色にして、更に白も使っちゃおう・・・ってなると、ピン

ク、白、青、白、黄色、白・・・ほら、隣り合わせが違って、全部の色が使える。これでもまた人と違う事になる。更に古典的な市松。2色選んで、互い違いに入れ替える。これも1つ。更にさっきの仲間外れ的なやり方で、薄い奴、白を抜くやり方はいじめられっ子的な奴を抜く考え方だから、逆にいじめっ子を抜くやり方として

は、濃い色を全て抜く。紺、緑、黒、茶・・・こんな主張の激しい奴らはいらない。とすれば、ボヤっとした雰囲気になり、困った時は白・・・ってやれば、かなり薄味になる。こうやって色んなやり方があるとして、全てはこんなルールを自分なりに決めて進めば、あっているか?どうか?は別にして、何かしらの根拠がある事で、適

当にやっている事では無くなる。ただその自分の作ったルールを忘れてしまうと、それが全体に渡ってならともかく、1か所間違った・・・は目立ってしまうのね。そんな諸注意があるとして、じゃこれらのやり方の根本は何か?となると、何を抜くなのね。足し算じゃ無くて、引き算。絵もそうで、精密にやろうとすると、線を増や

したくなる。けれど、それをどんどん減らして行くと、究極なのは丸3つで誰でもが判る、あのでっかいネズミのキャラになる。デフォルメね。ただの丸3つがネズミに見える。このデフォルメ的な考え方が複雑さを押さえて行く要素になるのであれば、味付けなんて言うのも、やはり五感の話なんで、シンプルなんて言う、最小

限な味付けと、何が入っているか?判らない足し算的な味。いずれも、どっち寄りの考え方か?であって、足し算好きか?引き算か?みたいな話なのね。それでここまでが考え方の説明なんだけれど、今度は上級者へのアドバイスね。じゃこのデイ・サービスの人達を見て、これに負けない作品にして見て?ってお題で作ると

して、でも技術として切る事を封印されてしまうと、飾り包丁禁止になる所か、包丁禁止。だから張るだけ・・・そうなると、今の話の応用を使わないとならなくなる。じゃ仮に何かしらの応用を使って仕上げたとする。勿論上級者なのだから、お婆ちゃん達のよりも、誰が見ても上手く見える作品になっているはずだよね?・・・ど

うかな?実は余程の事をしない限り、百発百中じゃ無いのね。つまり切る事が上手くなるって事がある程度上手くなったら、いかに切らずに表現出来るか?が勉強な場所で、それがアイデアって言う話なのね。けれどアイデアって言うのは、見れば簡単に盗まれるもの。生み出してもはかないものだったりする。そこを人と

より違う・・・って行為が、切るって技術になるんだろうね。それはアイデアのように、感で乗り切れる事は無いから。技術って言うのは反復練習あるのみだから。だからこそ、上手くなった人はアイデアの反復も必要になる。同じ事を繰り返す古典落語、常に新しいものを・・・の新作落語。肉じゃがって昔からある料理と、創作

料理。規定演技に自由演技。どれも対比な場所にあるものだと思うのね。おっと話が反れて、要するに自信のある切るって行為を無くすと、例え俺のサンプルを中にしのばせても、これが先生の・・・って判る人は少なくなる。しかもちゃんと目地の幅を揃えても、斜めに欠けたものがあるし、それを避けてもキチンとならな

い。それでも、目利きな人は、外側だけは合わせようかな?・・・みたいにまたさっきの自分ルールを1つでも作っていたら?ここもまた数は少ないけれど、これかな?と選んで貰える技術になり得るのかもね・・・。ただ、余程の目利きじゃ無いと、見つかんないかも。もしこれが普通のタイルだったら?目地幅や水平垂直は大

きく問われるだろうけれどね。いずれにしても、こんな事が、ただ張るって言うのにも、違いがある・・・って話。そんなこんな戻ってDucatiのモザイクって言う前に、そう言えば、デイ・サービスに向かう道中にDucatiのショップをまた見つけたのね。あっここにもある・・・って。まぁそれはそれとして、まだティーアートさんからタ

イルが来ないので、アトリエにあるものからスタートになった。

まぁ初日ならこんなもんかな・・・。


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