katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

打ち合わせとコープみらいの埼玉のサンプル

2020-12-05 08:20:02 | 出張教室

今日は昼頃に店舗の玄関の打ち合わせがあって、まずは支度から・・・カタログやらたまたまあった、使いたいと思われるタイルやら・・・そんなこんなで1時間ちょい掛かって到着。ただ現場は賃貸なんで壊す事が前提の場所で・・・。

それと現場への道が狭く、前日の夜にでも材料や道具を運ばないと駄目かな?と思う位、ちょっと厳しいのね。そんな中、打ち合わせとなったが、大工さんが不在なんで、下地の話が出来ない・・・と言う事で、一応年内の工程と仕事の流れを説明。

そもそも普通は壊れない様に施工するから、丈夫で長持ちに心掛ける。けれど壊す前提として、モデルルームだと、壊す寄りに作るから、そっちへそっちへとなり、大袈裟に言えば柱を何本抜けるか?って言っているようなものなのに、倒れたらダメ。

床となれば、モルタルなんて言うセメントみたいに固まる下地なのに、木にすればそこを踏んだ時、床鳴りって言うきしみがあれば、当然タイルを張ってもタイルは割れないけれど、繋いだ所の目地は取れてしまったりする。

そこを何とか考え方を柔軟にして、見栄え重視のセット作り・・・みたいな感覚で、一般常識では無い考えでやらないとならないから、工夫と知恵が無いと難しいのね・・・だから、建築とはこう・・・なんて大工さんだとこの話は無くなる。

そこをお客さんが折れなければ、場合に寄ってはこちらでその下地を引き受けてくれる人を探す事にもなる場合もあったりする・・・そんな場合は大家さんなんて事も考えたりもする・・・。ただでさえモザイクの認識が薄いのに、常識なんて

かざされると、難しい話になるが、店舗は事務所じゃないから、業務がしっかりしていれば・・・だけじゃ無く、見栄えってのも必要だったりもする。けれど持ち家なら好き放題すれば良いが、賃貸となったら全て諦めるって言うのもナンセンス。

今は賃貸でもDIYなんて時代なのだから、経験値のある職人さんが、経験と知恵でギリギリの所で出来ないもんかな?って問われるのもありなんじゃないかな?・・・例えば荒っぽいけど、ブルーシートや養生シート的なモノを敷いてモルタルとか

・・・ただ壊す時にお金が掛かりそうだからいかがなものか?とは思うけど・・・いずれにせよ、俺は大工さんじゃないから、最低この位は持つんじゃないか・・・位の話は出てくれれば…何とかなるとは思うんだけど・・・。

感覚的には美しい見栄えのセット作り・・・こんな考え方で、DIY的リフォームの時もお伝えしたりする。常に人がやっていない事をするって言うのは実験みたいなもの。無謀過ぎるではダメだけれど、何とかなるかな?ならGO。

そんなこんなで帰宅最中に大工さんから連絡が入り、じゃこんな下地で・・・って事になり、こちらの施工はタイルonタイルって事になったのね。さてそれからは、まず空の湯のキーホルダーの追加分の制作。

その後は昨日の続きのみらいの埼玉のサンプル・・・まぁ相変わらずの、あぁだのこうだの・・・かぐやとやり合って、出来たものがこれ。

正直これを2時間で仕上げるって・・・かなり厳しいかな?と思うのね。さっきの常識に縛られるって言う考え方を見せるのに、わざわざ失敗例を作らないとならないから切ない話なんだけれど、生徒さんは参考にして下さいませ。

ここで難しいのは文字じゃ無いのね。難しいのはイカみたいな下のタイルと、濃いピンクの境目に切ったパーツなのね。文字の中にも切ったパーツが入っているけど、ここは四角だらけ。四角と三角では三角の方が難しいのね。

そう言う前提で見れば、三角だらけ・・・相当難しい事になる。けどね、本当に難しいのは常識って話なのね。ではそのピンクの三角を左から良く見て貰うと。4枚目までは縦横の目地が通っていて、スッキリしているのに対して、5枚目以降は

ただ三角を入れているだけだから、縦横の目地がズレていて、ただ入れただけで、色だけ合っているのね。そうやって見れば、UとYの間の濃いピンクも四角いのが目地がズレているのね。つまり合わせると大変だから。

きちんと合わせるのは当たり前に綺麗。けれど時間の制約やお金の都合、そして何より腕・・・初めてやる人にこんなに色々あったら、終わらないのね。そもそもアトリエに来ている人達が、数回やって表札を作るのだから、1回で完結なんて

ほぼ無理なんだけれど、そこを非常識でやるには・・・自由と不自由の組み合わせになるのね。考え方は自由にする為の不自由が必要なのね。例えば歌だと、作詞から?作曲から?どっちスタート?って話になるのなら、モザイクなら色から?切る?

みたいになり、切りたきゃ文字の色をとっと決める事。そうすればすぐ切れるし、考えたいのなら、イカみたいなタイルを張り、8粒の色を決める。どちらにせよ、すぐに色決めにぶつかる。けれど大事なのはどっち?普通は表札って字でしょ?

なら文字の色を決めて、それありきで8粒の方が良いけれど、不自由って言うのは、8粒何も考えずに好きな色を選んじゃった・・・ってやってから、つまり自由にやってから不自由を楽しむ。どうしようかな?って。そこで初めて考えるやり方。

ただ何も考えていなかった・・・とは言え、嫌いな色を選んだ訳じゃ無いのに、そうなるならやっぱりこっち・・・まぁ結婚と恋愛は別なんて言う話もあるから、迷ったりはするんだろうけど・・・。だから文字を決めといて、8粒が無難かな?

だから、文字の色だけ決めて置いて、イカ、8粒、そしてここが大事なのは、一番上の1列を張る事。これでイカと一番上が決まってしまえば、必然的に、文字の幅が決まってしまうのね。文字は何粒ですか?とか聞かれずに済む。

これは6文字だったが、後3文字くらいなら入ると思うし、それ以上なら文字を細くする事になるのね。いずれにせよ、これならドタキャンがあっても大きな被害にはならないし、体験の方で表札やって見たい・・・って言っていたので対応出来た事になる。

ただ今までのサンプルとは考え方が違うのね・・・今までは会場に来て下さった人の中の半分以下あたりのグレードになるように・・・を心掛けていたのね。10人いれば6番になれるように・・・と。1番なら簡単だと思うのね。何せ先生だし、

来る人は初めてだったりするのだから。でもそれは大人げないし、先生は上手くて当たり前って言わせてしまうのは、詰まんないし、私のが結構良いかも・・・先生とあんまり変わらないって思ってくれれば、喜びも大きいかなと。

だから常に弱者救済的に、一番困っている人の横に置いて、真似が出来るように・・・となると、わざと目地が揃っていない所と、揃っている所を作って、ほらどっちでも・・・って使ったりしているのね。そこは一緒なんだけれど・・・。

これは悩んだり考えたりする時間は一切無し・・・スタートから時間無いよ・・・って飛ばさないとならないだろうな。最初に文字はこの色って決めてあれば、悩みも減るけれど、自由にしたいだろうな・・と考えると、制作時間が少なくなる。

やっぱり文字は何色も持って行ってはダメだろうな・・・と規制しないと終わらないかもな。こうやって終わらせる事寄りになれば、余裕も無ければ規制もしないとならず・・・特訓とかスパルタとか、厳しい感じになっちゃうよなぁ。

ただある程度のグレードは保たれるとは思うけど。いずれにせよ、今回はこれで提出する事にした。


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