今日は午後から外用流しのモザイクのリピータ―さん教室。それまでの間は、かぐやと店舗のモザイクの仕込み。
何しろ今日はやる事が満載で、日曜までにデイ・サービスの下地と来月分のサンプルを作らないとならない事・・・所が日程の都合上、今日彫り終わらないとならず・・・でも午後からお教室・・・そして店舗はクリスマスには取り付け・・・
そんな中、この文字の部分がまさかこんなに掛かるとは思わず・・・予定の2.3倍は掛かっていて、良い勉強になったのね。恐らく600角1枚が1日の量と考えるのが妥当なんだろうな・・・それをかぐやと遅くまでやれば1日で出来ると思ってたのね。
見積もりが甘かった・・・って言うのが正直な感想。そんなこんなでリピータ―さん教室。それが生々しく判りやすかったのね・・・今日のリピータ―さんには。自分の使っているタイルもボンドも一緒。それを1日600角1枚やってしまうの?
それが先日残っていた上部を張り切るだけでも3時間の中、大変なのに・・・ってね。でも図面も無しで、考えながら1枚ずつ張って行くって言うのは、中々進まないし、下地がタイルに合わせての寸法じゃ無いから、収まりも考えないとならず、
そう簡単じゃ無いのね。それを六角形のように、30cm四方に紙張りされているようなタイルは、クシの付いたコテで一挙にボンドを塗って一瞬で張り終わるのね。それとモザイクは一切違うモノで、それがタイル屋さんとの大きな違い。
モザイクは規定演技としての文字はキチンと切る事が出来るのなら、文字は悩まずに張り終わる事が出来る。けれど、残りのバックのデザインは流動的・・・つまりバックの方が難しいのね。デザイン力が問われるのね。自由だから・・・。
それは鬼滅の刃のモザイクも一緒。きちんと切れれば炭治郎でも、鬼舞辻でも似せる事は出来る。でももしバックは自分で考えてそれに合わせるとしたら?・・・難易度は上がるでしょ?それを流動的で何も考えずにひたすら入れるのがクラッシュ。
ルールはいびつ角形で大小様ざま。四角は入れない・・・こんな事を意識すれば良いなんて感じ。それをこうして模様で終わらせるみたいな事になると、どんな感じで仕上げれば良いか?考えないとならないから、手が止まる事になる。
ただこれも古典的なモザイクを見れば、ある程度ルールがあって、それに慣れて来ると、考える必要も余り無くなり、ペースも早くなったりするのね。それと人には癖があるから、かぐやにも俺にも、こうしたらこう・・・なんて決まりがある。
それを別々に作り合体したら、どれが俺でどれがかぐやで・・・なんて事は美しく無くなるのね。やはり綺麗に見せるにはシャッフルしないとね。それによって1人でやっているみたいにする訳で・・・これはタイル屋さんの時も一緒。
住宅なら1人でも出来る量だけれど、マンションになると、1人じゃ出来ないでしょ?だから、大人数になる。それをまとめるのが世話役の仕事で、みんなで張ったものを追っ掛けて手直しをして行くのね。人に寄ってはこれで良いと判断がマチマチ。
それを世話役の人の眼で揃えて行くのね。それはきちんと四角いタイルだから。でもこんなモザイクになったら?何が正しくて、何が間違っているの?の判断が難しいでしょ?でも、常に言っているんだけれど、正解は無い癖に、間違いはあるのね。
何でもそうで、比較されると比べれば誰でもこっちが良い・・・なんて言うのは、常にあって、規定演技のようにそっくりに真似るって言う形では、クラッシックのようにこれが正解って言うものと、オリジナルって自由は、何が正解?って感じで、
リピータ―さんもこの店舗も1点モノのオリジナル。でもこの流しを見た事ある?って言うと、こんなの見た事は無いだろうね。でも、こんな店舗のモザイクって・・・って言うと、割と古典的なデザインだから、似ているものはあるだろうね。
って言うか、ある意味似せに行っているんだから、似てて良いのね。ってこんな違いがあったりするのね。さてそんな後は、下地・・・
何とかかんとか終わらせたのね・・・そしてまたアトリエに戻って仕込みの続き。