今日はキウイ教室。まずは先日張ったコースターの目地から・・・それがプレゼント用だったらしいが、完成度が良く、自分でも欲しくなって・・・
もう1組作ったのね。まぁこの位は特に下地を作ってしまえば、放置も平気なので、俺も作品制作に・・・。
レトロな丸のタイルを四角にカット。これを縁取りに使うと・・・・
恐らく1パーツ5mm程度だと思うんだけれど、いつもなら1cmタイルの4分の1とかでやるんだけれど、床に使うとなると、何しろ大事なのは厚みの統一なのね。いつもの1cmタイルだと、レトロなタイルの厚みよりも1mm薄いのね。
それともう1つ。それは1cmタイルのように四角いものを4分の1にすると、丁寧にやればやるほど、綺麗な縁取りになるのね。それは4辺の2辺が切らないままである事。これによって半分だけの修正で済むから。
所がこんな場合、全て4辺を切らないとならず、当然いつもよりも綺麗な縁取りにはなりずらいのね。ただ、ここが問題で、室内の壁に掛ける作品の場合、見る側は接近しやすいのね。良く見ようとしてね。でも床の場合、座って見る人いる?
恐らく世界遺産級でもそんな人は中々いないのね。少なくともローマに行った時に、モザイクの床を座って写真を撮っていたのは俺だけだった。つまりいつもの精度はいらないって事なのね。それと平行な意味として、窯変なタイル・・
モヤモヤってした模様の事ね。それが使いたいんだけれど、1cmタイルには何種類も無いのね。だからこんな事になっているんだけれど、いつものように精度を上げると、切った雰囲気に欠けてしまう欠点もある。例えばとして、見るのと踏む違い。
オブジェとして見る場合は、観賞用になるが、床として踏む前提だと、劣化は免れない。雨風、杖、靴の金具・・・ありとあらゆる事が想定される。そもそもこの縁取りですら小さいな・・・と感じるが、この絵を作るとなると、こんなパーツになってしまう訳で。
そんな事を踏まえると、いつもの精度は必要は無く、とは言っても雑とも違うのね。良い例がキウイのコースター。あのパーツの精度が床に必要か?となると、コースターには必要なのね。それは手に取って見るはずだから。
ただ本当に難しいのは、その違いをどう区別するのか?どの程度のグレードが必要なのか?なのね。松竹梅の定食や、ピッチャーのギヤを上げるなんてのと同じで、ランクに寄って使い分けをする。趣味じゃ無いのでね。お金を頂く以上、
それに見合ったグレードを変えられないと、プロっぽく無い。そうね、100点を目指すってのも良いけれど、そうした所で100点を取れる人は中々いない。そう言う点では、理想は85点を常にキープ出来て、余力でわざと失敗しに行く。
結果は判らないが、それがチャレンジの部分になる。失敗しても85点、ただもし予期しない良さになった時、100点を超えるモノになる・・・こんな事が理想だったりする。ただある程度、こんな事も理屈として判って来ると、今度は合格って
何点だ?って事になる。要するに芸術的な話が前者なら、後者は建築的な話。一緒のはずが無いのね。例えばそれが70点なら、70点を取りに行くにはどうしたら良いか?・・・オーバーするならいつものようにやれば簡単。ただし、時間を掛けて
丁寧に・・・なんてやっていたら、値段はどうなる?つまり、katsuって人が作った・・・って言われても、最低限恥ずかしくない作品の作り方の練習なのね。最高じゃ無くてね。それをどうすれば・・・と考えていたから、中々手が出なくて。
ただようやく踏ん切りが付いたんで、こんな事を始めて見たのね。2つ目のヤモリの玄関の床用のウエルカム・・・1つ目は近々に無くなるので・・・