今日は世田谷key俱楽部さんの責任者さんがアトリエで始めての教室。毎回開催の時に一緒にやっているので、ある意味体験番長って感じではあるので、ぺきぺきでのモザイクは慣れている・・・・そんな感じなのだけれど・・・・。
そんな中、トレイがやりたい・・・・ってお話があった時に、いつものように数時間では終わらないと思いますよ・・・って覚悟でいらして下さい。って言う事でトレイの寸法を伝えて下絵を描いて来て貰ってスタートとなったのだけれど・・・・。
下のラフを10分掛からずに描いたらしいのね。勿論、何も無いよりは何がしたいか?は判ったのだけれど、このラフでスタートって言うのでは、アトリエの個人レッスンも体験も一緒になっちゃうのね。あくまで体験は楽しく、レッスンなら上手く・・・趣旨が全く違うのね。
そこでラフをしっかりした絵に描き直し。そもそも全く何も知らない人でも判るのは、ラフ画を10分以下で描き、モザイクをする時間は一体何時間?
こんなバランスできちんとしたものが仕上がるかな?これがいつもと違うんだ・・・って自覚になるのね。
例えば3.4時間で終わる体験なら、このラフ画で全部クラッシュでやれば、何と無く終わるかも知れ無いけれど、それなら材料を揃えれば教える事って行為は全くいらずに自宅で作れる。何しろ体験番長なのだから・・・・張り終わって目地だけ来れば良いのね。
それをここで習う・・・と言うのであれば、体験とは全く完成が変わらなければ、教えた事にはならないでしょ?そもそも体験は楽しく、楽にそこそこ出来たら初めてなんだから、中々良いじゃん・・・そして完成もその日のうちに・・・・これが全て。
それを何度やっても目先の下地やモチーフを変えた所で、それを超える事は出来ないから何度もやれば飽きて来る・・・って話は良くある事。
ただその何度もやれば・・・・は、毎月1回、毎回完成・・・みたいな話で定期的に完成輪持ち帰るような話・・・・。
つまりまだまだ自宅に作品を置き切れない程じゃ無ければ、許容範囲はまだまだある・・・って話で、個々の自宅の広さにも関係する。勿論それをプレゼントして行くのなら、自宅には沢山置く事にはならず、そのスタイルでも続ける事は可能だろうけれどね・・・・。
話は戻して、質をいつもより上げるには?まず、考え方を変える事から・・・・だから適当に描いた下絵をきちんと直す事から。そもそも適当に描いた・・・って本人も言うのだし、10分掛からずなのだから、要するに切る時に直せば良いや・・・って話なのね。
じゃその切る時、直せるって考え方はどんな所から来るの?・・・って話。つまり経験値からあぁすれば良いや・・・を知っているって事でしょ?でもそれって体験のやり方でだよね?・・・・つまり教えて貰わなくても大丈夫・・・って事になっちゃうでしょ?・・・・
それを是正する事でいちいち考えなくても、その下絵がしっかりしていれば、それに沿って切れば良い・・・つまりレシピや楽譜になる。
そもそも常に乗り越えるのが簡単な粗雑な絵だからいくらでも変更出来るから簡単だった訳で・・・だからここを是正。
それで描き直しの仕方を教えて、トレーシングペーパーに描き直して貰うと、正直もっと時間が掛かると思って、やり方さえ判れば自宅でも出来るだろうから、モザイクに進みましょう・・・と言うつもりだったが、その写し方の早さがとても早過ぎって位早い・・・。
要するにやり方さえ判れば迷いが無く進むし、多少の誤差は別に・・・って進める思い切りもある。そうね・・・最近良く出て来るスポーツの例えで、瞬時の判断が要求されるプレーを必要とする判断力には向いていると思うが、じっくり考えて進むって言う、やり直しも利くモノ作りでは、
瞬時の判断だけの作り方をしなくて良い・・・。本人は慌てている気は一切無いんだけれど、見ようによっては先を進む事に気を取られているようにも見える。要するに10分のラフ画で3.4時間の体験が成立するのなら、モザイクを3倍掛けるとしたら?30分は下絵を描いた方がバランス良くない?
それがバランスと言うもんでしょ?・・・・って話。今までそう言う事をした事が無いのだから・・・。更に言えば、やりたい事もしっかりしているし、それを何と無くラフとは言え、こうしたい・・・って伝えられるのだから、そこまでは完璧なのだから。
その質を上げる事で、よりモザイクに入った時に、楽に進ませない下絵の重み、美しさによってモザイクする自分へプレッシャーを掛ける・・・。
時間内に終わらせる体験じゃなくて、美しいものを作る意識を上げる・・・・早さじゃなくて美しさ・・・。
そんな中、下絵がストップしている理由として、良く見るとチューリップのような花があるよね?これをそのまま写そうとしたのね・・・。それは駄目。折角きちんと直しているのに、その花をきちんと直した所で、直してもそれ程の意味は無い・・・つまり下絵の描き直しから。
それをこれ?これは?と何も見ないで何と無く描き直すので、ラフの繰り返しをせず、モチーフを良く見て、可愛くデフォルメするのか、実写のようなリアルっぽさを出すのか?はたまたデザインをしたようなメインの花みたいにするとか・・・いずれにせよ、何と無くを辞める事。
ここにはそのチューリップの絵は合わない・・・と却下。そこは自宅で・・・と宿題にして、いよいよモザイクとなり、それではここから・・・と、一番難しい大きいパーツの花びらからスタートしたのね・・・・。それじゃ1枚で切って・・・となると、流石に経験値があるから、色を決めると、
すんなり始めるが、いつもよりも下地が大きいから、当然全体的に大きい絵になる。いつもならこの半分以下の花びらのパーツで済む事が、大きくなると欠けてしまうと失敗になる・・・・って言うプレッシャーが掛かるのね。良くある錯覚なのね・・・・。
つまり今まで出来たから、大きかろうが時間が解決する・・・と思っている。思い込んでいるから思い通りに行かない事になると、先に進みたいのに失敗したくない・・・・感でこれ以上切ると危ない・・・・って思えば思うほど下絵よりも太めな花びらになる・・・・・。
そんなプレッシャーが掛かったモザイクをした事が無いのだから当たり前。しかもいつもなら10分の下絵・・・今日はしっかりした絵になっているのだから、線通りで良いはず・・・だからその通りに切れていない事がはっきり認識出来る・・・。
そもそも最初から曲がっても良いや・・・大きくても良いや・・・どうせ下絵はラフなんだし・・・・って言う事で進めた原因、そしてそこから抜け出さなくても良いのは、いつも時間に縛られていた体験が原因なのね。今日からは何しろ美。
そうすると結果は数時間で7枚の花びら・・・・美しいでしょ?進まなかった・・・・って本人は言ってたけれど・・・。しかも、ヘトヘトだったはず・・・集中度が全く違うからね・・・・適当にやるのとはね。
そんなこんなで、葉っぱの仕込みを自宅でやるって事で、道具を貸してタイルを購入されたが、張っては来ない・・・って事なんだけれど、俺が見ていなくて楽になったぁ・・・って進めれば数は多くて質を落とすし、いちいち、あぁだった・・・こうだった・・・・って思い出したりしたら、
中々進まないなぁ・・・やっぱり・・・なんて事になったり、脇を締めなきゃ・・・とか手首が・・・なんて切り方の基本だったり、バックハンドにフォアハンド・・・・なんて言葉なんて思い出せば、きっとえぐるようなパーツの切り方わ思い出すだろうし・・・・。
いずれにせよ、パーツを見ればどんな姿勢かは判る。この作品は体験と同じでは困るのね・・・・。何せ経験者なのだから・・・。
そんな中、夏のチラシが完成したらしく、アトリエ用に頂いたのね。
とても素敵な仕上がりで有難いのね。これが人に触れる場所に張られると有難いのだけれど・・・・。