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先輩の部活指導

2012年03月15日 | Weblog
卒業して、就職までの間、春休みということで、かつて教えた生徒が部活を指導に来てくれています。後輩を大切に思ってくれることがとても嬉しく思います



今、一人の生徒たちの先輩が放課後、部活の指導に来てくれています。4月からは、社会人として働きます。それまでの間、時間を見つけて部活の指導に来てくれています。後輩を大切に思ってくれていることがとてもうれしく思います。




その先輩をはじめ、教えた生徒たちじそれぞれにいろんな思い出があります。



その年代の一番の思い出は、中津市と下毛郡が合併しての最初の総体でした。県総体の中津市代表になるには、準優勝以上です。中学校から野球を始めた生徒がほとんどの中、一生懸命に練習を積みました。



市総体、一回戦、最終回サヨナラ勝ちでした。代表決定戦は、中津の強豪チームです。きっと、相手は、対戦チームに恵まれたと思ったことでしょう。しかし、生徒たちは粘りました。エラーもなく、最終回終わって0対0。



延長戦です。緊迫した試合展開です。延長戦が終わっても得点が動きませんでした。手に汗を握る死闘とはこのことを言うのでしょうか。



今来ている先輩は、サウスポーの投手でした。大きく曲がるカーブと速球のコンビネーションに相手は打ちあぐみました。闘いは、判定戦にもつれ込みました。




相手のチームの無死満塁からの攻撃。ヒットは出さなかったものの、1点に食い止めました。



今度は、三光中学校の攻撃。サインを出す方も難しいところです。よく無死満塁は点が入りにくいと言います。さらに相手は、好投手です。




しかし、ここで奇跡がおこります。様子を見に行った初球、相手がまさかのパスボール。一気に同点です。あと1点。



まだノーアウト。バッターは、セカンドの選手。その生徒は2年生に入ってから野球部に入りました。



1年生の時は、学校を休みがちでしたが、野球が大好きで、しっかりとセカンドのレギュラーの座をとりました。



一点入れば、サヨナラのケースです。ワンストライク、ツーボール。いちかばちかです。当然相手もスクイズかエンドランを警戒してきます。でも外して、ワンスリーにすると、相手は、四球という不安が出てきます。



エンドランのサインを出しました。うなずき、サインが確認できました。速球をセカンド方向に流しました。


サードランナーが帰り、サヨナラ勝ちで、合併後第一回目の総体で中津市代表の座を勝ち取りました。お家の方の応援団も大喜びです。




ここぞという粘りを生徒たちから学びました。それは、自分がいてもいなくても常に一生懸命に、休むことなく日々の練習に頑張る姿勢だと思います。




一生忘れることのできない大きな感動ももらうことができました。