

心のつながり 深めてくれる


昨日は雪が降る一日だったので、今日の朝は、道路などが凍てつく朝だと思っていました。凍っているところは、ところどころではあったけれど、道路がアイスバーンになっている箇所がほとんどなく安心しました。
最近は、朝起きると、雪が降っていないか、道路が凍っていないかなど窓を開けて、風景を見るのが何となく習慣となっています。
昨日は、生徒も登校してこなかったので、歩道橋などには雪が積もっていました。環境整備の方と生徒が通りやすいようにほうきではわいたりしました。そしていつもの駐輪場に立っていました。

すると、自転車で来ている生徒が、十数メートル先の歩道でこてっとこけました。急いで行ってみると、
「すべった。」
見ると、100メートル近くにわたって、川に沿った歩道が凍り付いています。
自転車で来る生徒は少なかったのですが、凍った箇所に入る前に、生徒に気をつけるように言いました。
男子の3年生の生徒2名がやってきました。
「ちょっとストップ。この先は凍っているから、スピードを出さないで行くんだよ。」
と言いました。

生徒たちは、凍っている歩道を見て、
「ありがとうございます。」
と言って、学校に向かっていきました。
その「ありがとうございます。」という生徒の言葉が、川べりで冷たい空気が流れる中で、すごく自然で、さわやかで、あたたかいものがありました。
ちょっとした言葉が、その場を和ますことにもなるし、関係性を創ります。二人の行動からこちらが、改めて学ぶものがありました。人と人とをつなぐ潤滑油をしっかりと持ち合わせて生活を送っているのだと思いました。
学校に戻ったときに、すぐに担任の先生にそのことを伝えました。