かったかくんのホームページ

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「春のぬくもりの光景」

2017年03月29日 | 大分県
『さわやかな 希望に満ちた出発(たびだち)に
           エールを送る 春の良き日に』


 

春、いろんな風景を見ることができます。自然の美しさ。校舎の横の桜の花はもうちょっとといったところですが、川辺には菜の花などが咲いています。冬の厳しさとは違って、華やかさがあります。
 

自然の様子から春を感じることができますが、生活をしていると、人との関わりの中から春の季節の空気を発見することができます。3つを紹介。
 


教職員の異動が発表になりました。寂しさも入りまじる季節です。校舎から外を見ると、野球部の生徒たちが練習をしています。

昨日は、学校で補充の学習タイムが行われたので、2年生のNくんが練習を一人でしていました。一人に対して、M先生が一生懸命にノックをしたり、ティーバッティングをするためにボールをあげてやっています。


先生は、今度、異動していきます。これからもう受けることがないであろう先生との最後に近いノックです。Nくんもそれを知っています。一生懸命に先生が打つボールを追いかけてます。


いい関係で、いい時間を過ごしていました。その姿を校舎から見ていると、胸が熱くなる思いがしました。
 

たくさんの部員がいて、練習試合など重ねているチームもあるでしょう。一方では、部員数3人。週末だけ合同チームになります。こうして、1人のために、先生が指導をして、野球を楽しんでいます。


試合にはなかなか勝てませんが、「野球愛」という「野球の原点」を見ることができます。学校という教える立場からすると「教育の原点」を学びます。


あと何日かでの別れを感じながら、先生からノックを受けています。春の日を浴びて、ボールを追いかけるシーンを、生徒は一生忘れることはないと思います。先生から大切な宝ものを受け取っています。
 

職員室には、卒業生が高校をでて、社会人や進学する生徒が担任の先生のところによくやってきています。


「○○の会社に決まりました。」「専門学校に決まりました。」「大学に行きます。」

などいろんな会話をしています。みんなさわやかな顔をしながら、先生や友達どうしと会話を弾ませています。この季節ならではです。


ふるさとを離れていく人がほとんどです。高校時代にはない楽しいこと、苦しいこと、つらいことを体験していくことでしょう。


その中で、また輝いて欲しいと思います。
 

離任されていく先生の所にも、「先生、変わるんやね。」と言いながら、卒業生などがやってきます。卒業しても、先生がいるということで、安心感もあったのでしょう。


そういった言葉を耳にすると、卒業生がかつて先生と一緒に過ごした時間が、かけがえのないものになっていることを感じます。
 

春。
いろんな春を感じる3月の終わり、そして4月の最初です。