かったかくんのホームページ

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「高校の取り組みから学びます」

2020年11月02日 | 大分県
先日、家の近くの耶馬溪校での会議に行きました。
学校を活性化していくということと地域の中の学校を存続・守っていくことなど活発に意見が交わされていきました。
 


少子化、過疎化の中で、確実に子どもたちの数は減ってきています。
どのように特色を出していくのか、どのように子どもたちの活動の場を保障していくのかなどの大切さを感じます。
 


今、高校の緻密な取り組みの中で、地域を巻き込みながらそれができています。
先日の耶馬溪校の「CMづくり」もその一つであると思います。
 



かつて、耶馬溪鉄道が通っていた頃、生徒たちの数も最高でした。
平田駅で降りた生徒たちが高校まで長い列を作りながら、通学していました。
わたしたちは、小学校に通うので、道路では長い列の高校生とすれ違っていました。
 


中学校に進学すると、わたしたちも列車での通学でした。
高校生は降りるわたしたちは乗りこみます。
山間部の中学校でも1学年が200人はいました。


全校で600人。



今の学校の状況なら、大規模校の人数でしょうか。
列車も満員でにぎわいました。
 



部活動なども活発に行われ、高校からは、グランドや体育館から練習する声が地域に響いてきます。
それがまた地域に弾みをつけました。
 



こちらが教員になり、この学校に進学していった受け持ちの生徒も数多くいます。
サッカーや書道などで頑張ったり、高校生活を謳歌しています。


部活を終わった生徒が、
「先生、腹減ったあ。」
と部活が終わって、よく家に直行して来ていた生徒もいました。


両親も含めて、家族たちと一緒に食事をして帰っていたのも懐かしい思い出です。




サッカーで頑張りながら、初の国立大学進学をしていった生徒もいます。
その後の経歴もすごく、留学、外国での生活、語学の習得などを経ながら、今、企業の一線で活躍をしています。




もう子どもたちの数では、あの頃と同じように戻ることはありません。
しかし、あの頃以上に今、耶馬溪校は頑張っていることを、先日の会議や活動を見る中で感じることができます。



これからさらに少子化も進んでいきます。
高校だけではなく、保育園・小学校・中学校も影響を及ぼしてきています。
特に山間部ではそれが顕著です。




社会のものごとが、今まではあたりまえであったことがそうでないこと多くなっている、変化が大きい時代。
しかし、子どもたちが活躍できる場所、学ぶ場所はしっかりと保障してもらいたいです。




高校の取り組みからわたしたちが学ぶところは大きいです。
写真は昨年の耶馬溪の秋です。