かったかくんのホームページ

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「さよなら、ばいばい」の響き

2020年11月12日 | 大分県
11月の終わりに、「わいわい福祉ひろば」という事業があります。
昨年も前任校で実施しました。
子どもたちは貴重な学びをしました。 
 



中学年の子どもたちが視覚障がいについて学びます。
小さい頃から、社会を見つめる機会をもつことは、心の成長においてとても大切なことだと思います。
 


地域の中でつながりが薄くなっているこの時代、
少子化・核家族化の中でのこの時代・・・
大人が意識して、さまざまな体験を通して、心を揺らして、優しさ・思いやり、社会を広く見ることができる目を持たせてあげたいものです。


今日は、社会福祉協議会の方などが来校して、事前の打ち合わせをしました。
 


お世話をする方は大変だと思いますが、子どもたちにとって、かけがえのない学びの場となることだと思います。
 



打ち合わせが終わって、仕事を終わらせ、欠席をした子どもの家に行きました。
20年ほど前、家庭訪問に行った家です。
また再び、ひと世代を超えて、家庭訪問で玄関の戸を開けるとは思いもしませんでした。



「今日、〇〇ちゃんの誕生日だったんだよね。行きたかったあ。」
ちょっと寂しい声。
「早く元気になって、学校においでね。」
と言うと、「うん。」
 その言葉が何よりです。



「『うん。』って言わないで、ちゃんと『はい。』と言わないとね。」
と笑顔でおばあちゃん。
そんなおばあちゃんとの会話がほのぼのとしています。
 


帰ろうとして車に乗ろうとすると、電気のついていない部屋から、
「せんせい、さようなら。ばいばい。」
の声。
 


早く元気になって、みんなが揃うことを願っています。
ほんの少しの時間でしたが、気持ちのいい夕暮れでした。