かったかくんのホームページ

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「見える景色が変わってきています」

2021年04月09日 | 大分県
『風そよぐ桜の花も幕を閉じ
    緑が眩しい山あいの里』


 
子どもたちが登校してきての新学期2日目。
やや緊張感のある日々を過ごしていますが、子どもたちの対応は早いです。



昼休みに、玄関のところにいると、
「かったかちゃん、鬼ごっこをしよう。」
と低学年の子どもたちがやってきました。
鬼ごっこの仲間にいれてもらいました。
もう何年も一緒に過ごしているかのように気軽に接してきます。
 




100日から90数日に減ってくると、子どもたちとの心の風景が変わってきます。




今日は、朝、当番で、交通指導に立ちました。
かつて、耶馬溪中学校に勤務していて、交通指導に立っていました。
当時、学校の前を車で通っていた人たちが何台も目の前を通過していきました。
懐かしい顔を見かけることができました。



「あんた、なんで、ここに立っちょるんかえ。」
と後からAさんから電話がかかってきました。
なんでちいうてんがね。
 



懐かしい光景と「数秒間の出逢い」でした。
 



今まで、国道から何百回と下郷小学校の校舎を見ていましたが、校舎から国道を見ると、また風景が違います。



校舎からは、国道がこんな風に見えるんだと感じます。
職員室から、教室から、車の行き来を見ることができます。
 



3年前までは、来賓として、卒業式の時に、体育館に来ることがありました。
体育館の丸い窓が印象的でしたが、今年度は、その丸い窓のある体育館で、子どもたちに、入学式の指導をしている「かったか」がいます。
なんとなく不思議な気分です。
 



しかし、子どもたちもしっかりと入学式の練習に臨んでいます。
教室で練習したことを、体育館の全校練習で発揮しているのがとても頼もしく感じられます。
 



今日は、いろんな先生方にも関わってもらって、式の中で新入生に渡すプレゼントを作りました。
何を渡すのかって?



それは、まだ言えません。
「子どもたちの発想はすごいですね。」
と一緒に取り組んだB先生の言葉です。
確かに。とても器用に上手に作っていきました。
 


「せんせい、折り紙で、ネクタイを作っていいですか。」
えっ、このプレゼントに「ネクタイ」どうするんだ。
でも見ていると、そのプレゼントに思いがけない「ネクタイ」がやけに似合うのです。
 


私も含めて、大人は、子どもたちの発想を切ってしまいがちになりますが、やらせてみることが大事なんだとあらためて感じました。



よく、
「この子どもたちはできないんですよ。」
という言葉を聴くことがあります。



それは大人がセーブをかけているだけで、子どもたちの力は、「未知の力を持っている」ことを心がけておかなければなりません。
 



ともあれ、子どもたちと接してわずか2日間でありましたが、まずは、1週間が終わりました。
ほっとひと息です。