かったかくんのホームページ

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「継承することの難しさ」

2023年02月23日 | 大分県
『お座敷に温もり感じる陽ざしあり
  雛飾る母も 一人の少女』

間もなく、雛祭りです。
うちには小さな雛飾りがありました。
この季節になると母が押し入れに入れてある箱からひな人形を出してくれて、家族で飾っていました。
母が嫁いできた時持ってきた思い出の人形でした。
1年に一度母が少女に戻る時でした。
あの人形、今はどこに行ったのでしょう。
(2023年2月23日春  雛飾り)

車で通っていると、いろんなところでひな祭りが行われています。
今年は、なかなか行く機会はありません。

でもそうやって、文化が継承されていくのは、とても素晴らしいことであると思います。
 
今日、継承ということで、野球に行った時、話していたことがあります。
「〇〇という地区の役をもらったけれど、今、まだ働いているので、なかなか役の仕事ができんのよ。」
わかります。

かつては、退職してから、地区のことをしてというのが、お決まり的でした。

しかし、時代の流れが変化して、退職してからもほとんどの人が、再び仕事につきます。
いろんな働き方がありますが、フルで働いている人も多くいます。
 
地区で役をもらったとしても、それになかなか専念できません。

わたしもいくつか、役をもらっています。
「できる時でいいんよ。だれもおらんのよ。」
と言われて、役を受けました。

職場で、働くことにかなりのエネルギーがいきます。
持っているエネルギーのほとんどがそちらの方に取られます。

どうしても地域の研修会や会議などがあると、
「出ることができなくてすみません。」
となってしまいます。

これが重なると、無責任的になり、本当に申し訳なく思ってしまいます。
理解してもらえる人とそうでない人もいるでしょう。
難しいです。

地域の活動やいろんな団体の活動ができる人が限られてきます。
引き受けてを探すのが、これから先、もっと難しくなってきます。

地域を継承していくために、地域社会の仕組みも変化させていかなければならない時がやってきています。