以前、日田に勤務していた時は、大石峠から日田市に入ると、霧が深いことが多くありました。
それを思い出すような霧の朝でした。
布施明さんの「霧の摩周湖」の世界です。
耶馬溪の烏帽子岳に霧がかかっている景色が、山国川の清流に映し出されています。
時間が止まったような美しさです。
ちょっと行くと、木ノ子岳の上の空が茜色に染まっています。
その明るい色と辺りの山々の霧のコラボがとても素敵です。
馬渓橋から上流を見ると、山国川と山の霧がマッチングしています。静かに流れる川が7月に濁流になったとは信じがたいものがあります。
競秀峰にも霧がかかっていました。
しかし、全体的にかかっていたので、山水画のようには、見えなかったのがちょっと残念。
もうちょっと霧がはれれば、山水画的な風景になるんだろうなと思いながら、学校に遅れてはいけないので、あきらめました。
学校に着くと、八面山から太陽が顔を出すために、色づいています。
学校側から見える八面山と周りの山の霧がまた美しいです。
秋の紅葉のシーズンも終わりました。
あの鮮やかさはありませんが、山間の里のまた違った顔を見ることができました。
今日の気温は20度近くなったということです。
週末は寒くなるという予報ですが、今年のホワイトクリスマスは、
「雪ではなくて、霧の世界になったら、サンタクロースが乗ったトナカイは、視界が悪くて、子どもたちのところには来ないのかなあ。」
とクラスの子どもが冗談交じりにつぶやいていました。
なるほど。
それでも週末は、寒くなるということなので、車もスタッドレスタイヤに変えました。