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アンパンマンの勇気を学び

2023年12月09日 | 大分県

「アンパンマンのマーチ」
国語の時間では、
「やなせたかしーアンパンマンの勇気」
という梯久美子さんのエッセイの学習をしています。

2011年の東日本大震災がおこったときに、被災地で「アンパンマンのマーチ」が繰り返し流され、子どもたちが大合唱をしたということです。
そこから話が始まります。
 
やなせさんは、父親が病死して、弟と高知県のおじさんのところに預けられます。


その後、中国大陸の戦場に出向きます。
弟は戦死。
悲しみにくれます。

戦場から戻り、「アンパンマン」の絵本を手掛けます。
この絵本に対しての批判を受けながらも、
「困った人や傷ついた人がいると、真っ先に駆けつける。自分の食料を食べさせることで、元気を与える。」
という「正義」と「信念」のもとで、アンパンマンを描き続けます。

やなせさんは、時代から「食べる」ということへのこだわりも持ち続けていました。
 
いつしか、アンパンマンは、テレビアニメにもなり、幅広い世代から、愛されるヒーローになります。

東日本大震災では、傷ついた人たちのために、映画や歌を創っています。

アンパンマンの学習をしながら、子どもたちは、やなせさんの生き方にも共感しています。


「今まであまり、アンパンマンを見たことがなかったけれど、この間から見るようになりました。」
という声も聞かれました。
子どもたちの感性の高まりを感じます。
 
昨日、12月8日は、開戦記念日です。
そして、世界に目を向けると、いろんなところで、戦いがおこっています。

やなせさんいわく、
「正義の戦争なんてないんだ。」


そうだおそれないで
みんなのために
愛と勇気だけがともだちさ
ああアンパンマンやさしい君は
いけ みんなの夢守るため』