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「逗子の慰霊碑」

2024年10月23日 | 大分県
今日の朝は、濃い色の虹が架かっていました。
「今日はよいことがありますように・・・」
と思いながらの通勤でした。
 
台風の影響なのか、すっきりしない天気でしたが、1日がスタートしました。
 
昨日は、中津市出身の神奈川県の方でいろいろとお世話になっている人から連絡がありました。

いつかも書きましたが、逗子市の慰霊碑の建設についてです。
 
1945年10月20日。1945年は終戦の年です。
その終戦から2か月後におこった事故です。

小坪小学校では、その日、運動会の予行練習がありました。

それが終わり、砲台のトンネルで遊んでいる子どもたちがいました。トンネルには、使われなくなった多くの火薬が置かれていました。
 
何かそのトンネルに用事があったのでしょう。

大人の方が、ろうそくをともして、トンネルの中に入りました。
危険なことです。

なんと、さらに燃えて短くなったろうそくをその場に捨ててしまいました
結果として、その火が火薬に引火して大爆発をおこしました。

その爆風によって、トンネルの入り口近くにいた15名の小学生の尊い命が失われました。
 
この事故の情報は、当時、報道管制をされ、世の中に広がることはありませんでした。

事故の少ない情報は、時の流れの中で、消えつつありました。

そこで、中津市出身の方も含めて、地元の方たちを中心に事故の事実をまとめ、発信をしていきました。
その活動が、多くの人の心を動かしました。
 
そして、なんと、きのう、平和への祈りを込めた「砲台に消えた子どもたち」の「慰霊碑」があらためて建立されました。
民・官が一体となっています。
 
歴史が明らかになり、これから後世にもこの事実が伝えられていきます。
 
戦争は、戦争時も戦後も人の命や心を奪っていきます。
戦争で得られるものはありません。

戦争で解決するものはありません。

世界に目を向けても、今、多くの国で戦いが繰り広げられています。温暖化による地球の危機、数年来のウィルスの拡大・・・私たちが国境を越えて解決していかなければならないものがたくさんあります。
 
逗子市の取り組みが、平和のシンボルの一つになって欲しいと思います。
 
空に架かる虹が、世界のだれもの心の底からきれいだと思えるような世の中になって欲しいと思います。