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「託されたもの」

2024年05月07日 | 大分県
ゴールデンウィーク明けの今日。
子どもたちは、楽しい思い出を胸に秘めながら学校にやってきました。

1クラス分の日記を見せてもらいました。
 
旅行に行ったこと、家のみんなで料理を作ったことなど、楽しい思い出が記されていました。
賑わった様子を思い浮かべることができて、なんとなくほっこりと楽しい気分になり、コメントのペンを走らせました。
 
低学年は、しっかりと気持ちを切り替えて学校に来ている子どもたち、休みをひきずりながらの子どもたちと、いろいろといます。

それもまた成長に応じていて、可愛らしいものもあります。

これも大人になってからの一つの思い出になるのかも知れません。あとから考えると、子どもたちが成長するのもあっという間です。
 
今日、帰りにかつて教えた生徒の家に寄りました。
当時は一番多い時に1500人の子どもたちがいました。

その中でも、さらに子どもたちの数が多い学年でした。
「一緒に合元寺や中津城にいったね。」
「サイクリングにも行ったね。」
など、はるか40年前の楽しい思い出話に華を咲かせました。

「お母さん、先生が来てくれたよ。」
「先生、さっき、お母さんに化粧をしたけれど、ちょっと濃いかな。どう思う?」
 
一つひとつの言葉に、胸が熱くなる思いがしますが、お母さんが起きてくるような感じで、あえて楽しく話しかけています。

おじさん、おばさんもいて、
「こん子たちは、しっかりしているからね。」
お母さんたちの思いをしっかりと引き継いで欲しいです。

間もなくして、葬儀場の車が来て、お母さんは、みんなとお別れする場所に向かいました。
 
そして今の子どもたちには、「今」を大切に、いろんな経験を積みながら、たくましく成長していってもらいたいです。


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