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「きゃら柿の懐かしい思い出」

2021年10月05日 | 大分県
『青空が耶馬の谷間に広がって
    目を閉じ感じる秋の空気を』


朝の気温がぐーんと下がっています。
通勤路にも霧がかかっていることが多いです。
今まで暑かったのに、
「先生、寒いよ。」
と朝の会話。
秋を感じます。
山々の木々もだんだんと色づいてきています。
きれいに紅葉するのももうすぐです。
今日は、知り合いの先生からキャラの柿をいただきました。
美味しく「秋」を食べました。


今日の朝の通勤路には、霧がかかっていました。
気温が下がっています。
これから秋が深まっていきます。
 


ある会で、11月に「グランドゴルフ大会」が開催されます。
そのお世話係になっています。
夕方、一緒に担当するまつなが先生のお宅に伺いました。
すると、バケツにいっぱいの柿を持って、待っていてくれました。
バケツの中を見ると、きゃら柿でした。


「伽羅柿(きゃらがき)は、別名:元山(がんざん)とも呼ばれ、佐賀県原産で北九州の宅地内で栽培されていましたが、30年以上の古木にならないと本来の甘味が出ない事から、戦後の急速な都市化の流れで衰退してしまった品種です。」
 

そうなんです。
昔は、畑にありました。
しかし、木が大きくなりすぎて、隣地の家に倒れ掛かったりしてはいけないので、切り倒しました。
 
父や母は、大きなこの柿の木に登ることを許してはくれませんでした。
「柿の木に絶対に上ったらだめだよ。」
と動きが多い自分に、しつこいほど言われていました。

「柿の木から落ちると3年後には死ぬ」
とか
「柿の木に登るばか」
などとかつては言われていました。

現代では、柿の木に登るということもないでしょう。
ばりばり・・・といわずに、ボキッと一気に折れてしまうからこのように言われています。
 

だからはしごをかけたり、ながーい竹の棒の先をちょっと割って、小さな棒を挟み、柿の実の枝を折って採っていました。
巧みな技が必要となります。
だからこそ、この収穫するスリルを楽しむことができました。
 
 
また食べごろもかけひきです。
あまり早く採りすぎると、渋い。
ゴマがふったら、甘く絶妙な美味しさです。
 

またそのあとは、渋みが出てくる。
まさに美味しさとの対決です。
ゴマの柿を見ると、うれしさ、しあわせ感このうえなかったです。
 

子どもの頃は、このかけひきが秋の楽しみでした。
今は、富有柿などが主流で、あまりかけひきはいりません。
 

またきゃらの柿が食べたくて、数年前に、田主丸に苗を買いに行きました。
ネットを見ると、30年以上の古木にならないと本格的な甘みが出ないと書いていました。
柿の実はできると思いますが、子どもの頃のような味を味わうことはできないかも知れません。
 

そんな時に、今日、懐かしいきゃらの柿をいただきました。
子どもの頃の気持ちに戻りました。
 



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