川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
★自分用メモは、新聞・Webなどのノート書きです。

宮内義雄オリックス会長と自社の利益のための規制緩和

2006-08-01 06:22:36 | Weblog


政府の規制改革・民間開放推進会議(議長・宮内義雄オリックス会長)が31日、小泉政権下で最後の答申を出した。通常の年末答申を前倒しして改革の加速を目指したが、逆風と抵抗に遭って効果の薄いものになりそうだという。

宮内議長は、証券取引法違反(インサイダー取引)の罪に問われた村上ファンドの事件で、村上世彰よしあき 被告との深い関係が知れ渡った。これについては6月29日付に述べた通りだ。

朝日新聞(大阪本社)8月1日記事によれば、農林水産省が規制緩和と宮内議長の会社・オリックスとの関連を調べた。

規制改革会議の前身、総合規制改革会議は2003年7月の中間答申で、農地の直接取得を構造改革特区で株式会社に解禁するよう求めた。同会議は、農地取得など農業分野の規制緩和を一貫して要求。農水省はその矢面に立たされてきた。そこでオリックスのあら探しをした。

調べた結果、オリックスは石垣島でリゾート計画を立て、用地を取得した。その多くは農地で、規制緩和の恩恵に直ちにあずかった。

世間で最も信頼の高い超大優良企業は、国の法律や行政指導という「お墨付き」を創り出して、利益を生み出します。保険会社、電力会社などもそうした企業です。
コメント