本日はこれでございます。可愛すぎる鹿の子絞りの着物。
出かけるときはこれでしょうか。着物で出かけませんけど。写真ばかりとってなんか空しくなってきたけど。
絞りの真ん中の赤がかわいすぎるんですよね。
総絞りが豪華だという国民的合意があったのは、1970年頃までかな。紅白歌合戦の都はるみさん、毎年総絞りの振袖で歌っていた。手間と時間をかけて作るのだと、みんな知っていた。
私達の時代、成人式用に振袖作ったりするようになったげど、総絞りは稀。飛びきり高価だったと思う。
これはネットで見つけて買いましたですね。5年くらい前かな。私の歳なら単色の方が落ち着いて見えるけど、その時はなぜか買う気になった。いつかは着てみたいという気持ちを持ち続けていたのかもしれない。
千總で着物の着付けと製作の見学したとき、絞りが贅沢で禁止され、描き疋田という技法が考え出されたと聞いた。それはそれで大変。
絞りのいいところは暖かいということですね。生地のシボに空気が含まれているのでセーターと同じ理屈。冬は暖かいのはありがたい。
絞りと絞りで暖かい。見た目うるさいけど普段着なのでなにとぞお許しを。