遊びをせんとや

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広重 摺の極 あべのハルカス美術館

2024-07-24 07:31:37 | 美術館、博物館
あべのハルカス美術館へ広重の作品を観に行く
ジョルジュ・レスコヴィッチ氏蔵の作品を中心に日本各地の広重の作品を大々的に集めた展覧会である。

  

ちょっと出遅れて、10時少し前に美術館に入口に着いたらもうすでに開場していた。
チケットを持っている人がかなり並んでいたからだ。

東海道五十三次などの風景画以外、役者絵、美人画、花鳥、静物あらゆるモチーフの作品が並んでいた。
写真は一部を除いてNGだったので
Webからお借りしました。
私の思い出の大事な一枚

蒲原 夜之雪
この作品を中学生の頃に模写した。たぶん、鉛筆画で。ひょっとしてエッチングにしたかもしれない。
蒲原にはほとんど雪が降らないというのは知られた話である。
この場所に雪を降らした広重の感性。静謐な雪景色中の寒さ。行きかう人の雪を踏みしめる音が静かな中に聞こえるようである。計算され尽くした白黒のグラデーションが私の心をとらえたのである。
大人になって蒲原に雪は降らないということを知って、「そうかー。」とうなった。だって、夜が雪の白さで明るくなっているような気がしたけど、そんな事はありえないから。広重の幻想の世界である。

何回も遠近感の授業で使っていた亀戸梅屋舗

斬新な梅の枝はもとより、その手前に木札が描かれていたことを解説を読んで初めて気がついた。


おなじような手法の深川万年橋

写真OKのコーナー

 
風景を捉えるアングルや構図が素晴らしい。
きっと風景そのままではないが、その風景のエッセンスを切り取って凝縮されているのだろう。
これを観た江戸時代の人は、現地に行って「やっぱり」と思ったのだろう。



細かく描き込まれた人物。またこれが楽しい。

それぞれの生活が垣間見えるような表情と造形だ。

凄い人になってきたので、戻って初期の作品も観たが、早々に退出。
総じて初版が多いのでとてもくっきりした作品群だった。
同時開催されている大和文華館にも是非行ってみたい。
かなりの作品が後半入れ替えになるので、観に行こうかな。

入口前のガチャガチャ

なかなか精巧

この日のランチは東洋亭のハンバーグ

前菜のサーモンサラダ、トマトファルシ。

 
あっつあつのハンバーグ。ポテト。ご飯も美味しかった。

こんな日はビール

さすがにこの後、色々より道するので去年作った水色リネンのワンピースで。
このお店、凄く混むのに定員さんのサービスは本当に行き届いている。気持ちいい。

昨日の晩御飯は、肉じゃが。鱧のお吸い物。キュウリ糠漬け、スイカの皮の浅漬け。セロリとちりめん山椒の酢の物。







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