遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

ラジオ新旧交代 

2024-10-31 06:21:15 | 日々のあれこれ
ついにラジオが壊れた。
ずっとスイッチが入りっぱなしだったので、きっと電池が切れたのだろうと、電池を入れ替えた。
単三2本。なんて少なくていいんだ。
でも鳴らない。電気が通じてない。赤いぽっちが点滅しない。
壊れた。
考えてみたら私が独身時代から使っていてかれこれ30年以上経っている。
そうかー。
このラジオで旦那が風呂場で野球中継を聞いたり、私が絵を描いたり、お針仕事をしたりして聞いていた。
ついに壊れた。

次のラジオは息子が中学校時代に作った手でハンドルを回すと発電してラジオも聞けるという災害対応用ラジオ。
電池を入れるとちゃんと使える。

ラジオなかったら困るんだな。音楽をかけるのでもなし、何とはなしにおしゃべりを聞きたい時や音が欲しい時に役に立つ。

ちゃんと天寿を全うして壊れてくれた家電は愛おしい。

昨日のお昼ご飯
全て残り物 ご飯が二色になっているのはいつも炊く雑穀米とパックご飯の冷凍が半々。

量がちょうどよかった。
晩御飯は、塩サバ、大根おろし。人参きんぴらの上に小松菜のバター焼き。豆腐、シイタケ、もやしのお味噌汁。
月末ある物晩御飯。



親との付き合い方 通院とケアマネさん訪問

2024-10-30 07:03:48 | 介護
月末に整形外科へ母の薬を取りに行き、先月受けた血液検査の結果も聞きにいった。
幸い、血液検査の結果もそう、変わりないようで、年齢の割には順調だった。
昨年も指摘されたが、尿のpHがぎりぎりなので「野菜の摂取量が少ないのでは?」と。
年齢のせいもあるが、以前より少しましになったが、やはり野菜摂取量は少なくなっていると思う。
肝臓のɤGTPの値も少し高い。これも年齢的な物があるということだ。

冷蔵庫の中身を確かめてから買い物をして帰る。
母に血液検査の結果を見せながら説明する。
「晩酌以外にお酒を飲まない。」
「生野菜も食べる。野菜の量を増やす。」
ということをこんこんと言い聞かす。

でも考えたら、この歳で洗濯はしてるし、家の中も結構片付いているし、ごみの分別も完璧。
料理もするし、買い物にも行く。身体が不自由だったり、下の世話をしなくていいとは奇跡的だし、ありがたいと思う。

夏の間に汚くなった、ガラス窓、網戸を中と外から拭く。
この日はお天気が今一だったので、レースのカーテンも洗濯しようと思ったけれど、止めた。
お風呂の洗い場の床がすごく汚かったのでたわしでゴシゴシこすり、漂白剤を撒いておいた。

月に一度のケアマネさんの訪問。
少し、料理がしんどくなってきたことを伝える。
ついでに年金詐欺の電話の話もする。ケアマネさんの友達もかかってきたそうだ。おんなじ感じ。
ケアマネさんの年齢を訪ねると「61歳」ということだった。とてもそんな風に見えないので、驚いた。
今のところ自転車のも乗れるし、元気なので「いつまで働こうかと思っている。」だから私の話は参考になるということだった。
高血圧ではないが、コレステロールが高いということだった。
食事のバランス、食べ過ぎない事、定期的な運動、そんなところかな?
やっぱり、食生活が良くなっているのでなんでも食べたい物を適量食べればいいが、出来合いのお菓子やジャンクフードは避けた方がいいと思う。

お昼ご飯は残り物と出汁巻き、ひなびかけたキュウリとクラゲの酢の物、干からびた長芋となすびのお味噌汁。
肉じゃがを作っておいた。
この日の母は料理を作っておいてもそんなに抵抗がなかったし、機嫌も良く、元気だった。

昨日の晩御飯はなんだか天ぷらが食べたくなって連続の揚げ物。なすび、カボチャ、どんこしいたけの天ぷら。最後に豚コマに片栗粉を付けて多い目の油で炒めた。天つゆ。大根おろし。高菜の油炒め。残り物の大根の煮つけ。



年金詐欺

2024-10-29 06:19:04 | メリハリ充実年金生活
なんだか午前中に理事会の仕事でバタバタしていた隙間に家電がなる。
出ると一瞬沈黙。これがまず、怪しかった。
なんだか落ち着いたAIのような男性の声で「年金機構です。」という。

私の50~60の間に国民年金保険を払い過ぎたから返金したい旨の書類を7月5日付けで送付したが、返送がないので電話したという内容。
まず?
これから書類を再度送付するが、すでに期日が3ヵ月を過ぎているので間に合わないが、電話で送付先を伝えてくれたら返金は可能のとのこと。返金額は36400円。微妙な額。
私の生まれ年は言い当てられた。
ここでかなり???となっていたのだが、この36400円という額がひっかかる。
惜しいようなそんなに高額でないのがみそ。
メモを取るように言われて、送付の方法が
「まず、ネットバンキングの場合は、、。」と言い出したのでここではっきり「これは詐欺だ。」確信した。
確信したのが遅すぎると後で旦那に言われたが、
「もういいです。」と言って電話を切った。
始めての電話詐欺なのでドキドキして年金事務所に電話した。
幸いすぐに繋がったので事の詳細を伝えると、凄く慰めてくれて「伝えていただいてありがとうございました。」と言われて
ホッとした。
なんだかすごくハラハラして不安だったので電話でそう言われて安心した。
これ以上かかってくることがあれば警察に連絡してくださいと言われた。

なんだか、世の中、誰を信用していいか解らなくってきているので心配。
幸い、途中で気が付いたから良かったものの、まんまとだまされたら大変。
だいたい、返金があるなら、既に振込口座は解ってるはずなので変だとは思ったが、返金の申し込みをしなけれ受け取れないというのも変だ。こちらの個人的なミスだというのももっと変だと早くに気づくべきだった。

というわけで、ちょっとドキドキした。

昨日のお昼は生ラーメンが食べたくなり、豚バラ、ゆで卵、もやし、海苔。


晩御飯は身の太い鰯の唐揚げ、サニーレタス、セロリ、トマト。キュウリの糠漬け、高菜の油炒め(もらったもの)豆腐、小松菜、カボチャのお味噌汁。


最近の読書

2024-10-28 07:38:09 | ブックリスト
朝起きて大阪だけ維新が大勝していたのでびっくりした選挙結果。

図書館で予約した本がなかなか確保済みにならない。
辛抱強く待って、借りた本


椹野道流さん
軽快で元気のいい関西弁の文章は関西出身。兵庫県の芦屋市在住。やっぱり。
これは新聞の書評欄に掲載されていて、とても評判がよく、予約してからかなり待った。
待っただけあって、一日で読んでしまったくらい面白い。
椹野さんが若かりし頃、83歳のおばあ様を留学経験があるからとロンドンの旅のお供をする一週間の旅。
ゴージャスなホテルとその頃の日本人らしいゴージャスなお買い物やきれいな物やミュージカルを観、美味しい名物を食べる旅である。
おばあ様の子供たちすなわち椹野さんの叔父さん方がおぜん立てしたリッチなロンドンへの旅。
高齢なおばあ様をファーストクラスとは言え、12時間の飛行機を経て、異国へ連れて行くのは本当に大変だっただろうなと思う。
このおばあ様は題名にあるように、立派に優雅にお姫様のような振舞で旅を終始する。
ホテルのバトラーのティムがまた、いい感じで古き良き時代のホスピタリティを余すところなく発揮する。
これ、本当の話?ってくらいドラマチック。
このまま、二時間くらいのテレビドラマになりそう。ティムの役は村雨辰剛がピッタリかな?
でも双子だから、もう一人どうする?(あんまりネタバレになるのでこれ以上は書きませんが)
主役は、難しい。

調てみると、椹野道流さんはライトノベルやミステリーでかなり有名な作家。
しかもお医者様として教えたり、医療に従事されたりするマルチなお方。
後年、おばあ様は認知症になり、あまりの変わりように親しく会うのがためらわれた後悔がこの本の中にも述べられている。
ブログによると現在は、お母さまの介護も担ってはるようだ。

これも面白かった。しみじみ時代を感じながら読んだ島田雅彦「時々、慈父になる」

これは介護関係ブログで「いいね」を押してくださるhibinouturoiさんがブログで取り上げてはったので借りて読んでみた。
島田雅彦、雑文は時々読むが、がっつりあんまり読んだことはないけれど、面白かった。
息子を育てながら、本も描きまくる天才作家の後半生の日常。
芥川賞の候補に6回もなりながら、受賞に至らず、芥川賞選考委員に選ばれたという奇特な存在。
そんな人いる?と思って調べたら、いました山田詠美。なるほど。
文中に「だれが一番受賞に反対したのか?」の問に答えた編集者が「開高健と安岡章太郎」と言う答えだというのが凄かった。
怖い。

もう一冊

桜木柴乃さんの「谷から来た女」
アイヌ出身の女性芸術家のお話。時間が前後しながら桜木さんらしい語り口でクールに語られる女の人生。
いい読後感が残った。

昨日の晩御飯は、久しぶりにランプ肉のステーキ。いつもより100g300円も安かったのでびっくり。

カボチャのバターソテー、マッシュポテト。人参、玉ねぎ、セロリ、マッシュルーム、豚肉のスープ。サニーレタス、セロリ、トマトのサラダ。私にはジャスト100gのステーキたちょうど良かった。



生活の楽しみとしての家計

2024-10-27 07:19:12 | メリハリ充実年金生活
10月も残すところ、4日になった。
今月末は行事が立て込んでちょっとバタバタ。
暑さも日中は相変わらずでなんとなく蒸し暑い。
家計的には9月、10月は幸い大きな出費もなかった。
基本生活していくためにはこれくらい必要額になった。
それでも、今月はお茶のお稽古費(半年分)、入門料など、少し高額。
平均月一で歌舞伎も観に行ったし。週一で美術館、寺社仏閣なのでにも出かけた。
食べたい物も食べ、やっぱり着物のたぐいは月に一つ二つは買ってしまう。(当然、リサイクル品、オークションなど)
という生活だった。

少しの黒字。
でも、ここに健康保険料や固定資産税など月割りでかかってくること。
たまに壊れる電化製品や大きな旅行
となるとほぼトントンかな。

今年の終わりに思うのだけれど、日々の生活をそんなに我慢して、過ごすこともないかなとふと思った。
世の中には「これだけ、食費が少ない。」など情報が飛び交っているけれど、「我が家は我が家」のエンゲル係数があっていいし、
着物も趣味であって楽しみなのだ。
だから食べることと着物については実質の食費、被服費以上の楽しみ代が含まれているのだなとしみじみ感じた。

それでも今月の食費がかなり予算を下回った。
理由は旦那が安い値段でいつもの品を手に入れてくれることと、野菜のお値段が少し下がったこと。
食べる量が減ったことも大きい。質も少し変わった。
無理なく食費が下がった。
晩酌は毎晩だし、ワインや日本酒、ジンなどは常備しているが、我が家のエンゲル係数は高い。
これで旦那と二人健康体だし、だから、これも趣味だ。

というわけでどこにどれだけ出力するかを見極めながら今年一年を締めくくりたい。

最近、そんな日々の生活の中での楽しみは私のランチ
昨日は、突然、パスタが食べたくなったので、豊作の大きなマッシュルームを沢山入れて、高いトマトはトマト缶で、炒めた茄子を後で投入して

業務スーパーで買ったアンチョビを二枚入れて自分的にはすごく美味しくできた。満足。
旦那はチーズオムレツにジャガイモ、チンして入れて茄子が嫌いなので投入する前のソースを掛けて。

昨日の晩御飯は朝から作った実家から交換した硬い豚バラ、糸コン、大根、人参、ゴボウ、ゆで卵のおでん風。小松菜の胡麻和え。
煮豆。




老親との付き合い方 トイレのスイッチ電池切れ

2024-10-26 06:41:48 | 介護
さて実家へ。
先週、食べる物が偏っているのでちょっと気が重い。
月末週末は色々立て込んでくるので何となく気忙しい。

お昼はドラマ「天狗の台所2」が始まってその中で作っていたホットケーキブルーベリー添えに誘発されて
クレープを三枚焼き、その間にクリームチーズを挟み、カピカピになった生ハムを焼いて乗せ、メープルシロップをかけて、ブルーベリーなんてないので、プルーンを乗せる。

求めるそれなりの甘じょっぱい味になり、美味しかった。

前の日から煮豆と蓮根きんぴらを多めに作って持参する。
色々見繕って食材も買う。結構重い。
重なると持ち帰る。

母がデイサービスから帰ってくる前に到着して、少し休憩。
寝ころんで図書館で借りてきた本を貪り読む。
幸い、とても面白い本だったので時間を忘れる。

母が帰ってきて、トイレの壁についている便座のスイッチが壊れたという。
幸い、便座についているスイッチは壊れていないようなので、「いいやん。」とめんどくさそうに言うと「お父さんがおった頃には直してくれたのに。」
旦那が来て、見ると電池式で電池が単に切れていただけだったが、単三電池は家の中にない。

母はまた、なんだか元気で冷蔵庫の中も色々買ってあった。

代わり映えしない夕食。
ひらめ、鯛、サーモンのお刺身。長芋とろろ。人参、ピーマン、ジャコきんぴら。旬菊、シイタケのお味噌汁。
ちりめんじゃこが美味しいと言って完食。お米がまずくなったと言っていた。相変わらず口の肥えた母だ。
卵を毎日ひとつは食べるように言い聞かす。コレステロール値が高いので「卵は食べたらあかん。」という思い込みが激しく、冷蔵庫に卵じたいがないこともあるし、だいたい卵料理をしないから弟も食べていないはずだ。
お鍋を焦がした跡があり、漂白剤が入れてあったしコンロ回りも少し汚れていた。
幸い、IHなので大ごとにはならなかったようだ。やれやれ。

いつものように玄関でバイバイをして帰宅した。



丸沼芸術の森所蔵 アンドリュー・ワイエス展 追憶のオルソン・ハウス 大山崎山荘美術館

2024-10-25 07:27:04 | 美術館、博物館
前売り券がなかったが、絶対行きたいと思っていた展覧会
アンドリュー・ワイエス展 追憶のオルソン・ハウス 日本の埼玉県にある丸沼芸術の森所蔵のアンドリュー・ワイエスの水彩画の作品を展示している。
前後期全ての作品を入れ替えるみたいだ。

大山崎山荘美術館、少しの間改修工事のために閉館していたので久しぶりに訪れる。
ここを訪れた記憶はなぜか夏の暑い間が多く、子どもたちを連れて行って、庭で遊ばせた思い出もある。
10時過ぎについたが、結構な人が入館していた。
もともと、そんなに広くないので、ちょっと混んでた。
館内は全て撮影NGなので

これは無料でくれるパンフレット


 
エントランスのトンネル





入口

 

ゆっくり観て、モネの展示がある地中館以外はとても展示室が狭いので押し合い、へし合い感がある。

ワイエスの別荘があった、アメリカ北東部のメイン州でクリスティーナ・オルソンとアルヴァロという姉弟に出会い、夏はその広大な屋敷オルソンハウスに二階にアトリエを構え、制作した。
私たちに馴染の「クリスティーナの世界」もここで生み出されたのだ。
ワイエスは結構直観で制作していたと私の勝手な思い込みで結構、構図を練って物語を絵の中に封じ込めるように描いている。「クリスティーナの世界」もポーズモデルは奥さんである。
何とも渋い色調と、ここまでという筆の止め方が絶妙であるのは計算づくなのだ。
アメリカでも絶大な人気を誇り、丸沼の森から里帰りして展覧会が開催されている。

ワイエス、結構観てるつもりだが、日本国内で開催されたワイエス展は 1974年初夏、京都国立近代美術館
これは私は観てないな。
家に帰って図録を探すと出てきたにはこれ

1990年兵庫のつかしんホールで観たのだ。
この時の印象は強烈だった。水彩とドライ・ブッシュ。


 
この日は黒の細かい模様が入っている白大島、初めての青紅葉の白地の塩瀬の帯。今回はお太鼓にいい具合に模様が出た。
実際、お庭は青紅葉だった。


途中で休憩。アイスティーと「クリスティーナのおもてなし」というブルーベリーパイ。旦那と半分こ。

喫茶室の外はテラス

 
眼前に広がる山崎の街並み



白い羊



お庭ではスケッチをしてはる団体がいた。

 
   
 
 
立派なソメイヨシノ



JRの駅まで戻って、ランチ

 
私は本日のランチ、里芋コロッケ。もちっとして美味しかった。量もちょうどいい。


旦那は相変わらずのカレー

満腹になった。

昨日の晩御飯は、鳥もも肉、カボチャ、玉ねぎ、マッシュルーム、人参のグラタン。

ニラ玉、蓮根きんぴら、グリーンリー、キュウリのサラダ。


エドワード・ゴーリーを巡る旅 奈良県立美術館

2024-10-24 06:16:44 | 美術館、博物館

お昼と食べて近鉄で15分ほどで奈良に着く。
相変わらず駅は外国人観光客で一杯。

せんと君と鹿さんと写真をまず一枚撮影。

曇天。なんだか蒸し暑い。
美術館のそばに赤ちゃん連れの外国人夫婦がいた。
赤ちゃんと目が合い、バイバイと手を振るとすごく喜んだ。
先を急ぐと前から来た女性が「まだバイバイしていますよ。」と教えてくれたので振り返るとまだその栗毛の赤ちゃんは私に手を振っていてくれた。ので立ち止まって手を振ると家族中で手を振ってくれた。なんだか嬉しかった。

お昼過ぎの奈良県立美術館は、結構な人出で、やっぱりここの美術館の特別展はいつも面白いと思う。


写真は撮れなかったが、最後に日本で催された展覧会のポスターが一同に。

















ゴーリーのおばあさんはその時代のグリーティングカードを描いてはった画家なのでさすがである。
私はきっとゴーリーの絵本は読んだことはないが、とても小さく細密な原画を観ていると不思議と引きこまれる。
翻訳は柴田元幸さん。なるほど。
大人向けの何とも暗い感じの絵本なのだが、そこはかとないユーモアも漂う。
子供がすごく残酷な目に合う結末も多いのだが、、、。

2000年まで元気にアメリカのハーマスポートの館で生活してはったそうだが、75歳で亡くなった。
バレエに入れ込んだり、人形劇やお芝居、アニメなども作ってはったようだ。
私は館内で上映されていたアメリカのテレビドラマ「ミステリ!」のオープニングのアニメが一番ゴーリーらしいのではないかと思った。
凄く記憶力がいい方で兵役を終えてからハーバードで学び、本のデザインナーとして長い間働いていたそうだ。
日本文化にも詳しく、特に源氏物語は何度も読んだそうだ。枕草子は寝る時の愛読書だとか。
人間関係の機微を描かれていると。
それでも旅嫌いだったので一度も日本の地を訪れることはなかったそうだが。

もの凄く、気にいったらそれにのめり込むタイプの人だったんだろうな。「次に生まれ変われるとしたら」の質問に「石」と答えたそうだ。収集癖があり、館には沢山の物が残されている。
写真を見るとチャーミングなおじいちゃんなんだけれど。実際気さくないい人だったそうだ。

堪能して、暑かったのでバスステーションのカフェでアイスとアイスコーヒー

旦那は宇治金を食べて帰った。

 

帰り道の鹿さん


昨日の晩御飯は辻仁成レシピ、白身魚のムニエル。今回は鯛で。グリーンリーフ、セロリ、パプリカ、キュウリの塩もみ、ワカメのサラダを添えて。ハリハリ大根も。冬瓜、ニラ、シイタケ、豆腐のお汁。




呉春 大和文華館

2024-10-23 07:07:50 | 美術館、博物館
10月は美術館月間であるので、すかさず出かけた。
久しぶりの奈良である。
私には珍しく、ダブルヘッダー。
まずは、奈良、学園前の大和文華館。呉春展をやっている。


呉春、江戸時代四条派の文人画家。与謝蕪村の後を継ぐ者。
蕪村亡き後、応挙に弟子入りを申し出るが、同格として迎えいれられる。
大乗寺の襖絵も描いている。

写真撮影はNGだったので、Webからお借りした。この作品。白梅図屏風。逸翁美術館蔵。

 
背景に芭蕉布が貼ってあるそうだ。深く沈んだ緑色の下に微かに反物巾の縞模様が見える。
それと布地が梅の枝のカスレと呼応する。

この美術館、スペースは広いのだが、椅子の位置と作品の位置が微妙にずれるのである。
大作が端に展示してあるのでそれを離れて全体を観ることが難しい。
無駄に展示ケースの合間に空間があり、何だか申訳ないが私は疲れるのである。

呉春の作品は軽みがあり、洒脱で楽しそうな感じがした。
ちょうど一筆箋がなくなったので、呉春の白梅図屏風の一筆箋を買う。

お庭を散策したが、残念ながら、紅葉には早く、ふようの花が咲いているぐらいだった。

 
玄関の桜は見事だったから、桜の咲くころはいいかも。
 
正面の松も見事だ。


この日は涼しくなったとはいえ、日中は気温が27度近くまで上がるというので、白大島、友達から頂いた物(しつけが付いていた)とそのお母さまのレトロな紫の名古屋帯。すごく短くて特殊な結び方で柄を出した。案外似合う。

 
念のために長襦袢は麻。衿はサーモンピンクの縮緬。赤い籠にした。足元はカレンブロッソ。もう普通の草履が履けなくなっている。

お昼は早めに学園前で食べて行こうということだったので、目指す駅近のフレンチビストロがなんとお休みだったので、そのそばの杉玉というお寿司屋さんへ開店と共に入った。ここが当たりで、握り10貫と天ぷら、赤出汁で1700円だった。

ネタも大きく、ご飯に色が着いていた。天ぷらのキスが大きかった。
12時前には満席。

お昼ご飯の後は近鉄で奈良県立美術館へ向かった。

一昨日の晩御飯、久しぶりのカレー

大豆入り。

昨日の晩御飯は、ボロネーゼパスタ、ハリハリ大根、旬菊の白和え。和、伊の不思議なメニュー。



親との付き合い方 そろそろ限界かな?

2024-10-21 06:33:42 | 介護
週末、実家で晩御飯
今回は全員お刺身にした。蛸も。
母は蛸、イカもパクパク。なんでも食べられるので助かる。
飲みこみもスムーズ。むせたりもしない。

でも冷蔵庫にずっと同じような野菜が残っている。
一週間たって、柔らかい調理しやすい野菜しか減らない。
カボチャとかゴーヤとか、人参、玉ねぎがずっと残っている。
袋入りのオクラは結局腐っていた。
考えて、少ない油でカボチャ、ゴーヤ、蓮根、ピーマンの天ぷらにする。
沢山揚げて、残りは冷蔵庫へ。
人参2本、ゴーヤ一本を持ち帰る。

弟に聞くと「鮭があるから鮭焼いて。」と言っても「明日」と言って豚肉の料理が出て来るそうだ。
その沢山あった鮭は行くとないからどうなったか怖い。
野菜も種類が偏っているような。どんな料理を食べさせられているか聞くのが怖い。
もう料理するのがしんどくなってきているのは確か。

この日は娘がスーパーで売っていたという蓬莱という日本酒
甘口だが、すごくまろやかで美味しかった。


昨日の晩御飯は少しずつ残っていた蓮根きんぴら、ちりめん山椒、アボガド。サンマの梅煮、空芯菜入り。玉ねぎ、人参、シイタケのお味噌汁。秋めいてきたので黒漆四角盆で。