里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

プール育苗'23~発芽揃い時の薬剤灌注と覆土補充

2023年04月16日 | 水稲プール育苗

プール育苗の稲は種播き後6日目です。発芽が揃いました。
ここで薬剤灌注と覆土の補充を行います。
まずシルバーポリトーを剥ぎます。


シルバーポリトーは後で掛け直すのでハウスの両サイドに寄せておきます。
次に不織布(ラブシート)を剥ぎます。


発芽が綺麗に揃いました。


寒冷地の無加温育苗では発芽が一番の問題です。
完全芽出し100%で播いているので大丈夫と思ってはいてもやはり不安はあります。
まずは一安心といったところ。
但し無加温育苗では発芽時に覆土の持ち上がりが起きやすい。
ここで土の持ち上がりを抑えるのを兼ねて薬剤の灌注を行います。
薬剤の灌注は種播き時に行うのが普通ですが、灌水量との兼ね合いが難かしく、発芽を確認したところで行っています。
タチガレン液剤500倍液を1箱に500CC。


箱数が少ないのでジョウロで灌注します。


10ℓのジョウロなので、1回で20箱分です。
灌注後。


灌注をすると、土が落ち着き覆土の薄いところは種もみが見えてきます。
そこで、種もみが見えなくなるように覆土の補充を行います。
覆土補充後。


やらなくとも日数が経つと次第に気にならなくなるものですが、これで安心感があります。
以上で薬剤灌注と覆土補充の作業は終了です。


再びラブシートとシルバーポリトーを掛け直します。


このままの状態を本葉1枚が展開するまで保ちます。
発芽が揃っているので3日くらいで達するのではないでしょうか。



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