里山悠々録

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ナバナ「寒咲花菜」の側枝(わき芽)を穫り始める

2024年01月06日 | 畑:花菜類

数日前からわき芽(側枝)を穫り始めました。
あまりに夏の気温が高いため9月14日と例年より遅めに直播きしましたが、生育は順調。
畝間は80㎝と広めにしているものの外葉で一面を覆い尽くすようになっています。


ナバナ類にも種々あり、これは店では大概菜の花として売られる花菜(はなな)と言われるもの。
但し、通常は春になって花が咲くナタネですが、これは寒咲きなので「寒咲花菜」と呼ばれます。
外葉が大きく茂っているため花芽がどこにあるかちょっと見には分らないかもしれません。


主枝の穫り始めは想定より早まりました。
しかし、意外に一斉収穫とはならず、ようやく主枝の収穫がほぼ終わったところです。
今度はわき芽(側枝)が伸び、穫り頃の花芽が増えてきました。
主枝はできるだけ数芽で切るようにしているものの実際には下位の節間が詰まっているため10芽くらい残ることが多い。
これで1株。旺盛にわき芽が伸びています。


芽の数だけわき芽が伸びてくるので1株からの花芽の数がぐんと多くなります。
脇から覗くとわき芽の伸びているのが分ります。


花菜ではこのわき芽を穫り始めるようになれば最盛期入りです。
気温が低いと花芽が葉の下に蕾のままで留まり、かき分けないと見えにくい。
今年は気温が高いため比較的茎が伸び、蕾が上まで上がってきているものが多いようです。
あまり旺盛でない株を上から見ると分りやすい。中央に主枝の穫り跡、周りにわき芽が伸び先端に花芽が見えます。


このように旺盛な株だと多くの側枝が伸び、主枝の穫り跡は見えなくなっています。


厳寒期になると花が咲くようになるまで穫り遅れてしまうことは殆どないのが普通です。
今年は暖かいと見えて花が咲いているのが散見されます。もちろんこの程度なら何ら支障はありません。


収穫する時は、側枝のわき芽を2、3芽残して切ります。


切り跡が見えます。3本収穫しました。中央の変色した切り跡が主枝です。


この側枝にはすでにわき芽が見えます。これが伸びて孫茎になり、また先端に花芽が出来ます。
数株穫るだけで十分なボリュームです。


今回穫ったものは花芽が大きくなっていました。


厳寒期に入るこれからが最盛期で「寒咲花菜」の旬と言えるでしょう。
当地のような寒冷地でも冬場に穫れるのは有難い。しかし、強い霜が降りれば凍害が起こることはよくあります。
多少黄ばんでくるのは当然としても、枯れることなく穫れ続けてほしいもの。
蕾、茎、新葉と余すところなく食べられ、我が家郎党でも人気です。
これから寒さに遭って軟らかくなり風味が増し一層美味しくなってきます。




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