里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ピーマンを芽かきし支柱に誘引

2019年06月06日 | 畑:果菜類
 
 ピーマンは植付けてから3週間ほど。ナスと同様に苗は小さく、不織布をトンネル状に掛けて植付けました。
 
 
 ようやく一番花が咲いてきたので、不織布をはずし、支柱を立てて誘引しました。
 

 普通ならば、まだ定植していくらも経たないくらいの大きさです。ピーマンはキュウリやナスと比べると丈夫で、収穫期間も早くから遅くまで採れますが、本来は高い気温を好みます。この頃好天が続いているので、わき芽も伸び、それなりの姿になってきました。
 誘引する前に芽かきをします。
 4本仕立てとかの整枝法は行っていません。繁茂してきたときに「ふところ枝」と言われる中ほどの枝を間引く簡易な方法です。
 一番花の着いている節の下から出ているのわき芽は全て掻き取ります。
 
 これが、芽かき前
 
 これが、芽かき後
 
 ピーマンは花が着いたところで2つに枝が分かれ、ねずみ算式に枝が分かれていきます。4本仕立ての場合は、見えている2つめの分かれた枝4本を誘引して伸ばし、他のわき芽は整理していきます。以前試みましたが、手間暇がかかり風の被害も受けやすいので、今はやっていません。
 全て芽かきは終わりました。
 
 
 品種は全て「京みどり」。
 支柱を立て、一番花の下を支柱に括り付け、誘引しました。
 
 小さいとやりにくいので、このくらいがちょうど誘引しやすいです。もう少し経ち、伸びてきたら株の両側にパイプ支柱を使った簡易な誘引法を行います。
 

ナスを芽かきして支柱に誘引

2019年06月05日 | 畑:果菜類
 
 ナスは植付けて3週間ほどです。植付け時のナスは小さく、不織布をトンネル状に掛けて植付けました。
 
 
ようやく一番花が咲き始めたので、不織布をはずし、支柱を立てて誘引しました。
 

 普通ならば、定植して程ないくらいのナスの大きさです。それでも、この頃の好天続きで、だいぶ様になってきました。
 
 
 まずもって、芽をかきをします。
 仕立て方は、ごく普通の3本仕立てです。
 一番花の着いている親の枝と、そのすぐ下のわき芽2本を残して伸ばします。その下に伸びているわき芽は全て掻き取ります。
 
 これが、芽かき前
 
 これが、芽かき後
 
 品種は主体が「くろべえ」 ですが、6本ほど水ナス系の「美男」を植えてみました。見た目では今のところ区別ははっきりしません。
 支柱を立てて誘引しました。
 
 
 この畑は風当たりが強く、いつも傷めつけられることが多いです。整枝誘引の方法はこれまでも種々試しましたが、近年は株の両側にパイプ支柱を使った簡易な誘引法を行っています。もう少し枝が伸びたら行います。
 
 

キュウリは10節目まで摘花

2019年06月04日 | 畑:果菜類

 キュウリは植付けて3週間ほどになりますが、ようやく格好がついてきました。
 植付け後に最低気温が10℃以下まで下がる日が数日あり、伸びは悪く、芯止まりさえ心配されるほどでした。その後の高温でなんとか持ち直し、本葉10枚くらいになってきました。しかし、まだ例年のような勢いのあるキュウリの姿にはなっていません。

 夏から秋にかけて収穫されるキュウリは、昔から「夏秋きゅうり」と言われています。ですから、このキュウリだと100日くらい収穫することが目標になります。
 株間を広めにとっているので親蔓と子蔓1本を伸ばし2本仕立てにします。
 今時のキュウリは親蔓をどこまでも伸ばしていくわけではありません。親蔓に雌花が着く割合はせいぜい3~4割。子蔓や孫蔓にはほぼ100%雌花が着きます。したがって、親蔓は適当なところで芯を止め、いかに元気な子蔓や孫蔓を伸ばしていくかが沢山採るポイントになります。
 早くから親蔓に実を着けさせると木は弱ってしまいます。キュウリは実が太り始めると栄養が優先的に実の方に行き、茎や葉や根を伸ばす方は後回しになると言われています。ですから、親蔓が十分に伸びないうち下の方に実が着いたからと喜んで実を着けてしまうと、キュウリは短命で終わってしまいます。
 普通は親蔓の7~8節目くらいまでの雌花を摘花しますが、勢いのついていない我が家のキュウリは10節目までの見えている雌花は全て取ってしまいました。

 この株は4個の雌花を掻きました。

 摘花前

摘花後

 こちらも同様に4個でした。

 摘花前

 摘花後

 全体では20数個の雌花が摘花されましたが、これで、まずはしっかりと力を付けてくれると思います。これをもったいないと考えてしまうとその何倍も損をしてしまいます。 

 
 下の方の子蔓も伸び始めています。2本仕立て用に3~5節目くらいから出る強い子蔓を1本伸ばし、他は掻いてしまいますが、まだすこぶる小さいのでもう少し伸びてから伸ばすものと掻くものを決めます。

春ほうれん草品種「スプリング」は良好

2019年06月03日 | 畑:葉菜類
 
 今年の春ホウレンソウは3月上旬と4月上旬の2回に種を播きました。例年よりそれぞれ1週間くらい早く播いたのですが、まずまずの結果でした。
 1回目に播いたのは、不織布のべた掛けと透明マルチの二重掛けをして早まきを試してみたのですが、天候にも恵まれ、何とかうまくいきました。
 いま採っているものは2回目に播いたホウレンソウです。
 
 
 気温も高く、大きすぎるくらいになったので、間もなく終りにします。
 
 
 播いた後に乾燥続きで、発芽が不揃いでしたが、それなりに育ってくれました。
 昨年まで春播きのホウレンソウの品種は、パルクやトルタス、サンライトなどを作ってきましたが、今年は2回とも、初めてトーホク種苗の「スプリング」という品種をつくってみました。
 
 
 トウ立ちしたものは全くなく、春ホウレンソウとしては、結構しっかりした葉になっているようです。
 
 
 来年もこの「スプリング」を試してみようと思っています。
 春ホウレンソウは収穫期間も短いですが、今年はことのほか気温が高く、5月に種を播くのは止めました。


ハナショウブを水墨画で描く

2019年06月02日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3
 
 ハナショウブを水墨画で描きました。
 紫色の大ぶりな花弁をもつハナショウブを描いたのですが、根元の黄色部分をもっと墨を抜くよう注意を払うべきでした。
 葉の中肋は何本か濃い線を入れています。
 アヤメ類には種々ありますが、特徴を表現するのは難しいです。

キショウブと知ったのは近年

2019年06月01日 | 
 
 アヤメ類の中で、この黄色の花は、以前はてっきりハナショウブと思っていました。  池や沢の湿ったところによく生えています。
 このように乾いたところにも生えています。花はそもそも黄色ですが、根元も黄色で、草丈は1メートルからそれ以上あり、葉もしっかりしていて中肋もあります。
 
 
 ハナショウブの特徴をしっかり備えているので、ハナショウブの黄色のタイプと思っていました。ところが、これはキショウブであると知ったのは近年です。
  アヤメ園や花菖蒲園には多種多様のハナショウブが植えられていますが、自然にあるのは以外に少ないのかもしれません。
 このキショウブはアヤメの群生しているそばに生えています。やはり少しずつ増えているようです。
 
 このキショウブは細い沢に咲いています。
 
 こちらは、ごく小さなため池のそば。
 
 こちらは、ため池の水際に生えていますが、まだ花が開いていません。
 
 キショウブは方々に元気に咲いているので、帰化植物として環境省の「要注意外来生物」にも指定されているのも納得です。
 増えて喜べないアヤメ類でした。