里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

サツキを水墨画で描く

2019年06月23日 | 水墨画:草花
画仙紙 半切1/3

 サツキを水墨画で描きました。
 サツキは赤やピンクが多いのですが、これは白のサツキです。
 サツキはたいがい刈り込むことが多いので、このような枝振りになることはあまりありません。しかし、それだと絵になりにくいので1本を取り出して描いてみました。
 

彩りのサツキも間もなく終了

2019年06月22日 | 
 
 色々な花で賑わしてくれたサツキも終盤となりました。
 我が家のサツキがいつ植えられたのかつまびらかではありません。少なくとも私が物心つく頃にはかなり大きな株があったので、古いものは百年にはなっていると推測します。
 
 庭の奥の方に植えられているものが古く、手前のものが新しいことは確かです。
 この色鮮やかな赤のサツキが最も多く植えられています。
 
 
 
 白やピンクなど何種かありますが、石垣の間からも出ているのは、自然に繁殖したものと思います。そして、花どうしが自然に交雑したようです。ですから、一株の中に色んな花が混じっているものが多数あります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 ところで、「サツキ」と「ツツジ」の見分け方がよく分っていません。大雑把に、この辺りで新暦の5月に咲くのがつつじ、旧暦の5月つまり新暦だと6月に咲くのがサツキくらいに思っていました。
 少し調べて集約してみると、ぱっと見た目では、小さいのがサツキで、大きいのがツツジ。サツキは常緑低木で高さが1mくらいの樹が多く、ツツジは落葉樹と常緑樹両方あり、樹の高さが10mに達する種類がある。葉もサツキが小ぶりでツツジの方が大きい。
 また、細毛の色はサツキは茶色で、ツツジは緑色。花はサツキは柄が豊富で新葉が出た後に花が咲き、ツツジは新葉が出る前に花が咲く、といったところ。
 確かに山ツツジはよく当てはまり、分かります。しかし、庭のサツキは当てはまるもの、当てはまらないものがあり、結局まあサツキでいいか、となります。

原木しいたけを山に本伏せする

2019年06月21日 | 山菜
 
 梅雨期に入ったので、しいたけの植菌をした原木の本伏せを行いました。
 1月末に植菌した後、こもとビニールで覆って仮伏せしていました。
 
 途中、乾燥していたので、一度散水した以外は何もしていません。
 剥いでみると、切断面に白い菌が見えるのでそれなりに菌は繁殖しているように思います。
 
 
 
 運搬車で、以前にも原木を伏せ込んでいる裏山に持って行きます。
 
 
 この辺りは、ほどよい日陰になり、雨も適当に当たるので、以前からほだ木の置き場にしているところです。
 伏せ込みは、ヨロイ伏せという方法が良いらしいのですが、やり慣れている合掌式に立てました。
 
 
 
 40数本ですが、準備したところが少し足りず、以前においた所の端にも並べました。
 
 しいたけのことはよく分っていないので、林業家の知人に時々聞いてはいますが、なかなか手が回らず、半放任というのが実態です。
 現在採れている原木があるので、2年後くらいから採れてくれれば幸いです。何といっても原木しいたけは味や香りが違いますが、自家製はまた格別です。

春ハクサイ3品種を採り比べる

2019年06月20日 | 畑:葉菜類
 春ハクサイは極早生種に続いて早生種も収穫できるようになりました。
今年、たまたま3品種を比べてみる機会ができました。
 最も早くから採り始めた渡辺採種場の極早生種「はるさかり」ですが、まだ残っています。ただギンギンに固まる様子はありません。
 
 
 
 早生種は「無双」と「春の祭典」です。

タキイ種苗の「無双」の方は先週でも採れるくらいでしたが、今採り頃になっています。こちらもそんなに強く固まるという感じではありません。
 
 
 
 渡辺採種場の「春の祭典」の方ははっきり遅れていました。しかし、今週に入り、「春の祭典」も急速に結球してきました。今は「無双」とさして変わりません。見た感じは外葉が少し大ぶりなせいか収穫にはまだ早いように見えて、しっかり結球しています。結球が始まってからのスピードが速く、「無双」とほとんど変わりませんでした。
 
 

 収穫して並べてみました。
 左から「はるさかり」「無双」「春の祭典」です。
 
 
 
 大きさは極早生種だけに「はるさかり」が小ぶりでしょうか。
 早生種の「無双」「春の祭典」は同じくらいですが、「春の祭典」はずっしりとした重みがあり、きっちり結球している感じです。
 「春の祭典」は色も青みが濃く少し固い感じです。見栄えではこの品種がよく見えますが、根こぶ病抵抗性だけあって、種の価格が高く、ちょっと考えてしまいます。
 偶然とはいえ、面白い機会となりました。虫に食われないうちに早く食べるよう、みんなに促します。


トマト連続摘芯栽培の誘引と最初の摘芯

2019年06月19日 | トマト連続摘芯栽培
 
 夕べ、新潟、山形県で強い地震がありました。東日本大震災の悪夢がよみがえります。被災された方には心からお見舞い申し上げます。
 この辺りも結構揺れました。震度4ということでしたが、実害はないと思います。
 
 トマトは第3花房の花が咲き始めました。
 第2花房は実が留まったことがほぼ確認できます。
 
 第2花房のすぐ下のわき芽を掻かずに伸ばしましたが、これを支柱に誘引止めします。このように上下を支柱に誘引止めすることで、トマトの実で重くなったときにずり下がるのを防ぐことができます。
 
 
 第3花房が咲き始まった元の主枝の方は、第3花房の先の葉2枚を付けて摘芯します。これが最初の摘芯で、この枝は第1基本枝になります。そして、わき芽も掻いてやります。
 
 
 この株は、普通の1本仕立てだと勢いが強すぎて要注意と見ますが、連続摘芯栽培ではこのくらいの勢いの方がいいようです。

 これは、別の株です。同じように第2花房の下のわき芽を支柱に誘引止めし、第3花房の先2葉目で摘芯しました。
 
 この辺りは、前に連続摘芯栽培をやるかどうか保留していたところですが、十分やれると判断しました。
 
 この1株だけは、連続摘芯栽培をするには株が弱いとみて、当面、普通の1本仕立てでいくことにしました。
 
 第2花房下のわき芽を支柱に誘引するとはっきり直立し、摘芯した第1基本枝はさらに斜めを向いた状態になります。全体を見ても分ります。
 
 相変わらず、灰かびが止まりません。
 
第1花房は灰かびの実を摘果するだけで2、3果になってしまいそうです。昨年も同様でしたが、どうしたら防げるでしょうか。