里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

トマト連続摘芯栽培は捻枝を始める

2019年06月26日 | トマト連続摘芯栽培

 トマト連続摘芯栽培は第1基本枝の捻枝を始めました。
 第3花房のホルモン処理は全て終了し、実が留まったのが確認できるものもあります。
 第2花房は着果も順調で500円玉くらいになってきました。
 普通、捻枝は第3花房の実が完全に着果した後くらいにやるのですが、少々早めにやることにしました。
 捻枝前の状態です。


 第2花房の下のわき芽を支柱に誘引しているので、第2花房、第3花房の着いている第1基本枝は、すでにかなり斜めになっているのが分ります。


 これを捻枝をすることで、さらに枝を下の方に垂らします。
 捻枝は文字通り枝を捻るのであって、折り曲げるわけではありません。枝の根元を押さえながらねじるようにするとうまくいきます。




捻枝で完全に下を向かなくても、実が大きくなると重みで次第に下がってきます。折り曲げるようにすると折れてしまうことがあります。
 かくいう私も何度も折ったことがあります。枝が縦に少し裂けるくらいならさして問題になりません。危なそうだと思ったときは無理をせず途中で止めるのが無難です。トマトは非常に生命力が強いようで、ポキンと折れなければテープなどでぐるぐる巻きにしておくと繋がって復活することはよくあります。
 晴天日の午後、トマトの葉が少ししなっているようなときにやると、トマトの水分が少なくなっているので楽にできます。
 今回は連日の降雨でトマト自体の水分が多く、余り条件は良くありませんでした。数株順調に進んだところです。

 第1基本枝が下に垂れたのが分ります。葉の先端の方は地面に付くくらいになっています。
 これは右が捻枝の終わった株、左が終わっていない株。

これは手前の数株が捻枝が終わった状態。第2花房の実が上方に見えるのでそれが分ります。

 ここで、第3花房の花梗が折れるアクシデント。

まだ花梗が細く水分も多いため折れやすかったのです。やはり無理はいけないということで、ここで中断することにしました。残りは1週間後くらいにやることにします。


夏秋きゅうりの整枝と仕立て方

2019年06月25日 | 畑:果菜類

 キュウリは植付けて間もなく1ヶ月半。先週からポツポツ収穫が始まっています。植付け後に低温にあたり、下の方の節間が詰まり伸びは悪かったのですが、10節目までの見えている雌花は全て摘花したこともあっていい生育状態になってきました。
 株間を広くとっているので、親蔓と3~5節目くらいから出る強い子蔓の2本仕立てにします。目標は収穫期間100日です。
 夏秋きゅうりの主なる収穫は親蔓ではなく、わき芽の子蔓、そして孫蔓です。
 親蔓の節に雌花が着く割合は3~4割ですが子蔓や孫蔓にはほぼ100%雌花が着きます。元気な子蔓や孫蔓を出していかないと目標は達成できません。プロの方々のように土作りや病害虫防除などはうまくできないので、整枝や摘果などでうまく乗り切りたいものです。

 親蔓と強い子蔓の2本仕立ては適当な間隔に配置され、大体かたちになってきました。先端が中段の上まで伸びているのが親蔓、中段のやや下まで伸びているのが2本仕立てにしている強い子蔓で、この2本はこのまま誘引して、ネット支柱の肩の上まで行ったところで摘芯します。

 わき芽が大分伸びてきましたが、これを摘芯していきます。
 地面に近い数節は、2本仕立て用に伸ばした子蔓以外は完全に摘んでしまいます。そこの上から出るわき芽は1~2節で摘芯します。一応の目安は、2節で長さが15センチ以内に収まるなら2節、超えそうなら1節で摘芯するようにしていますが、全体の混み具合と蔓の勢いを見ながらやっています。
 これは節間が詰まっているので2節で摘芯。

 摘芯後


 これは節間が伸びているので1節で摘芯。

 摘芯後


 キュウリは、常に勢いのいい成長点をいくつか残しておかないと弱ってしまうそうなので、摘芯も時と場合があるようです。
 数本の収穫がありました。


 できるだけ小さめの収穫を心がけるようにしないといけません。実を大きくし過ぎるのが一番の弱らせる元と分ってはいるのですが。

廃材を利用したナスの誘引支柱

2019年06月24日 | 畑:果菜類

 ナスもまずまずの生育で、間もなく収穫が始まるくらいになってきました。
 3本仕立てにしているナスには1本の支柱だけを立てていましたが、これから先、これだけだと枝が不安定です。この畑は風当たりが強く、枝葉が痛めつけられて持たないのです。
 これまで色んなやり方を試しましたが、廃材を利用した手間暇のかからない現在の方法に落ち着きました。




 解体したパイプを使い、畝に沿って植えたナスの両側に適当な間隔に支柱を立てます。それに直管パイプをフックバンドで止めます。
 フックバンドは完全に止めず、後で簡単に動く状態にしておきます。ナスの枝は軽いのでこの状態で十分に持ちます。

 枝の伸び具合に応じて、このパイプを上の方に上げていきます。枝がパイプに密着するとパイプに縛って誘引しなくてもあまり動かなくなります。

 このように縛って誘引するのはたまにです。


 ここから先の摘芯も、風に耐えるよう混んだところを間引く程度のやり方にしています。先日の短時間の強雨と強風で、早速枝折れが出てしまいました。


ただ、この後わき芽が伸びてくるのであまり気にはならなくなります。まだ始まったばかりで先が思いやられます。


母の残した一株の深紅のバラ

2019年06月23日 | 
 
  このバラは母が植えたもの。
 
 
 いつ頃に植えたものなのか定かではありませんが、母生前のことですから20年は経っているのでしょう。おそらくどなたかからいただいたものだと思います。
 

 私は手を掛けたことがありません。剪定はいつも助っ人がやってくれます。
 我が家の庭にはバラはわずかで、まともなのはこの1株です。庭とは言っても本当のはずれにあるのですが、非常に深みのある赤で、いい色です。
 

 バラについては、全く疎いのですが、バラの水墨を描くときにイメージするのはこのバラなので、貴重な一株になっています。