里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

キキョウの青が清々しい

2019年08月04日 | 

 先月中頃からキキョウが咲いています。
 キキョウのいいところは、その鮮やかな濃い青。
 濁ったところがなくスッキリとした冴えた青です。これが絵になります。
 これは、株立ちになっており、毎年密集して咲きます。終日日当たりがいいため早く咲いた花は、すでに枯れていますが、次々に咲いてきます。

 残念なのは花持ちが余り良くないところでしょうか。次々と咲いてくるので、株としての花の咲いている期間は長いのですが、先に咲いた花は間もなく枯れてしまい、見栄えが悪くなります。枯れた花は摘んでやればいいのでしょうが。
 これは、20年以上前、母が生前植えたものですが、株の由来は分りません。


 こちらは、少し離れたところにあります。

 こちらは、午後日陰になるため、少し遅れて咲きます。自然に実生で増えたものか。

 庭とは言えませんが。

 キキョウは、この辺りの野山に行っても、自然のものはほとんど見かけなくなりました。昔は、お盆の頃になるとキキョウやオミナエシなど、自然の花を摘んで供えたような記憶があります。
 キキョウは根が漢方薬にもなり、秋の七草の一つでもありますが、秋になる頃には花が終わってしまいます。ですが、今年の立秋は8月8日ですから、間違いなく秋の花なのでした。

山百合を水墨画で描く

2019年08月03日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙

 山百合を水墨画で描きました。
 山百合の特徴は大きな花弁と黄色のすじ、そして斑点です。
 色紙では1輪描くのが精一杯なので、蕾を入れました。
 今、この辺りの山百合は絶滅するのではないかと危惧しています。群生していた頃の写真を撮っておくのだったと悔やんでも後の祭りです。

香り豊かな山百合が咲く

2019年08月02日 | 野山

 今、ヤマユリの花が咲いています。その香りは甘くて強く豊かです。

 かつて、我が家の向かいの山にはヤマユリが群生していました。そのユリを維持するため、刈り払いの時にはユリを避けながら苦労して機械を操作したものです。今頃の花の咲く時期は実に楽しみでもあり、豊かな気持ちにさせてくれました。大株のユリには何輪もの花を付けていたものです。
 それが、10年くらい前になるでしょうか。イノシシが出没するようになり、2,3年で球根を食い尽くしてしまいました。
 ヤマユリの球根、いわゆるゆり根は地中深くにあり、地上部が枯れていると人間にはどこにあるか容易に分りません。ところがイノシシは百発百中で深い穴を掘り食ってしまうのです。
 わずかの食い残しから少し復活したかなと思った途端、球根が大きくなるのを待っていたかのように完全に食い尽くし、群生地は跡形もなくなってしまいました。にっくき奴らです。


 それでも、広い野山にはポツポツとは残っています。それが今、咲いているわけです。辛うじて数株撮ることができました。


大株のものはほとんど見かけませんが、それでも見つければほっとした気分になります。
 

ヤマユリは、とにかく花弁が大きく豪華で、見事です。ユリの王様とも言われるそうですが、その姿は他を圧します。オリエンタル・ハイブリッドなど様々な園芸種の親として使われるというのも頷けます。



サヤインゲンが一気に収穫最盛

2019年08月01日 | 畑:豆類

 5月末に種を播いた蔓ありのサヤインゲン。 
 品種はケンタッキーカンサス。
 株間は約30~40センチ。一穴2粒の直播きです。
ほぼ1本に間引いていますが、発芽しなかったところもあったりして、所々2本立てのところがあります。

 ここまでの整枝は、地面に近いわき芽の蔓は地面につかないように止めています。ネットに伸びている蔓は、支柱の先端で蔓が交差しないように、何度か芯を止めています。

 連日の雨続きから一転して高温になったため、所々に葉焼けができています。

数日前から収穫が始まっていますが、急に真夏日が続くようになり、一気に収穫最盛期となりました。

 蔓なしのサヤインゲンは先週で収穫が終了しましたが、間を置かずに蔓ありのサヤインゲンが採れています。それはいいのですが、あまりに急に成りすぎて株疲れを起こしそうです。

凄い数の莢が大小ぶら下がっていますが、その割に葉の数が少なく、わき芽が出てこなければ長続きしません。

 収穫は助っ人頼りですが、このままだとインゲン豆になってしまうものも出そうです。

少し採ってみました。
この品種は曲がりが少なく非常に形がいいです。