初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ナイター中継

2009年02月02日 18時02分07秒 | Weblog
 白黒テレビであれだけ活躍したイメージオルシコンカメラがNTSC方式でカラー放送が始まると水彩画のような色彩でした。

 フィリップスからPbo(プランビコン)管が出現して色彩が油彩のような彩りになり、世界は一斉にPbo管方式のカラーに移行していきました。
 フイリップスカメラは最初から4本のビスで止める、テーラーホブソンのズームレンズでした。
 
 その後、カメラもレンズも日本製となります。最初、プランビコンカメラも撮像管が1 1/4インチ,1インチ,2/3インチと小さくなり、小型化されてきましたが、ズームレンズは光学ガラスの塊ですからあまり小さくなりません。そこへレンズメーカーのズーム比率の競争で、10,14,18,20,22,25,30,44,50,80倍と大型化していきます。

 35ミリカメラのズームレンズはズームインすると、開放F値がF3.5→5.6と暗くなります。テレビ用のズームレンズも同じようにズームすると暗くなります。
  35ミリカメラのズームレンズに、焦点距離を1,4倍、2倍にするリアコンバーターがあります。テレビのレンズにも、1.4倍、2倍のエクステンダーという名前で用意されています。しかも、レンズ内に組み込まれていて、スイッチでレンズの光路に入ってきます。しかし、これで、レンズの明るさが1、2絞暗くなります。
 明るい昼間の野球中継などでは、エクステンダーが挿入されると、電気的に絞りが開かれるようになっています。

 ナイター中継で、照明の暗い球場での選手表情や、明るくないダグアウトの監督の表情などを撮る場合、レンズの絞りを開放に近い状態で使用している時は、倍率を稼ぐエクステンダーは使えませんし、ズームレンズが暗くなる直前までの倍率でしか使えません。