初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

イージーリスニング

2009年02月04日 18時46分17秒 | Weblog
  LPレコードを聴くようになって、イージーリスニングとかムード音楽と言われたマントバーニ楽団の絃の美しさに魅了されてしまいました。

 機会があって大阪フェスティバルホールの演奏会に行きました。シャルメーヌ、魅惑の宵、ラ・メールと演奏が始まるとレコードと同じ音色なのです。てっきり録音で作られた音だと思っていましたから、びっくりです。カスケードストリングスで、和音でバイオリンの後列から前列へと音階を移していく編曲らしいのです…。曲のエンディングで指揮者マントバーニは客席の方を向いて曲を終わります。なんとサービス精神の旺盛なことでした。

 リカルド・サントスの「ホリディ・イン・ジャパン」も大好き。 アルフレツド・ハウゼの「小さな喫茶店」「碧空(あおぞら)」。マランド楽団の「オレ・ガッパ」などコンチネンタルタンゴも好きです。コンチネンタルタンゴはアルゼンチンタンゴのバンドネオンの代わりにアコーディオンを使いますし、アルフレッド・ハウゼはハープも多用します。コンチネンタルタンゴはどんな楽器を使おうと、新しい解釈でもついてゆけます。
 
 しかし、本家のアルゼンチンタンゴは、バイオリン、ピアノ、バンドネオン、コントラバスの編成のティピカに限ります。新しい楽器や新しい解釈は困ります。LPの初期にはアルゼンチンタンゴの録音もあまり良くなく、それがかえってムードがありました。
日本の藤沢嵐子、早川真平とオルケスタ・ティピカ東京が大好きでした。