初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ニッカド電池のメモリー効果

2010年10月03日 22時46分26秒 | Weblog



ENG用プロ機材のカメラは,

カメラ部分が池上通信機製で

ビデオレコーダー部分がソニー製の

組み合わせが標準でした.





カメラとレコーダーに供給される電源は,

赤いパッケージのニッカド電池でした.

取材から帰社したカメラの電池は

使いかけも含めてカメラ倉庫に

充電器を並べて充電していました.

充電器のランプが充電中の赤ランプから

充電完了の緑ランプに変わると、

その電池を充電器から外して端子部分を

ビニールテープで絶縁して

充電OK電池の棚に並べます.





充電OKの電池は,

現場で2時間は使えます。

電池によっては 1時間ほどで

ダメになるものがありました

電池を半分使ったところで,

充電器につないでしまうので

ニッカド電池にメモリー効果が

出ることが原因でした.

              … … …

これは、現場のカメラマンにとって

悩みの種でした.

いまカメラの付けているニッカド電池が

どこまで使えるのか

全くわからず、不安でした.





やがて、現場から持ち帰った電池をまず、

純抵抗の代わりに電球をシリーズにつないで

使いかけの電池をつなぎます

最初は,電球がボンヤリ点いていますが、

電池が放電すると灯りは消えます.

それからその電池を充電器につなぐようにしました.

            … … …

この方式で充電すると,

電池のメモリー効果はなくなりました.




その後,発売された充電器は改良されて,

使いかけの電池を充電器につなぐと

回路的に純抵抗で放電を行います.

放電中は黄色ランプがついています.

放電が終わって充電が開始されると

赤ランプになります。

充電完了で,緑ランプになります。

             … … …

民生用で使いかけの電池を

放電して充電する充電器が

売り場にありました。

値段が少し高かったように思います.