ENG用プロ機材のカメラは,
カメラ部分が池上通信機製で
ビデオレコーダー部分がソニー製の
組み合わせが標準でした.
カメラとレコーダーに供給される電源は,
赤いパッケージのニッカド電池でした.
取材から帰社したカメラの電池は
使いかけも含めてカメラ倉庫に
充電器を並べて充電していました.
充電器のランプが充電中の赤ランプから
充電完了の緑ランプに変わると、
その電池を充電器から外して端子部分を
ビニールテープで絶縁して
充電OK電池の棚に並べます.
充電OKの電池は,
現場で2時間は使えます。
電池によっては 1時間ほどで
ダメになるものがありました
電池を半分使ったところで,
充電器につないでしまうので
ニッカド電池にメモリー効果が
出ることが原因でした.
… … …
これは、現場のカメラマンにとって
悩みの種でした.
いまカメラの付けているニッカド電池が
どこまで使えるのか
全くわからず、不安でした.
やがて、現場から持ち帰った電池をまず、
純抵抗の代わりに電球をシリーズにつないで
使いかけの電池をつなぎます
最初は,電球がボンヤリ点いていますが、
電池が放電すると灯りは消えます.
それからその電池を充電器につなぐようにしました.
… … …
この方式で充電すると,
電池のメモリー効果はなくなりました.
その後,発売された充電器は改良されて,
使いかけの電池を充電器につなぐと
、
回路的に純抵抗で放電を行います.
放電中は黄色ランプがついています.
放電が終わって充電が開始されると
赤ランプになります。
充電完了で,緑ランプになります。
… … …
民生用で使いかけの電池を
放電して充電する充電器が
売り場にありました。
値段が少し高かったように思います.