新聞社のプレスカメラマンは,長い間
いまから考えると不便なカメラの
スピードグラフィック(通称スピグラ)で
取材をしていました.
… … …
スピグラには大きなフラッシュ・ガンが
ついています.
新聞写真は網版印刷です
目的の人物を紙面でハッキリ描写するために
フラッシュ球を用いて夜間はもちろん
日中シンクロをよく使います.
当時の,フラッシュ球は、一度発光させると
球のアルミ箔が燃焼して使用は一度きりです。
プレスカメラマンは肩に提げた、
ギャジットバックは
未発光のフラッシュ球が一杯詰め込まれていました.
当時のプレスカメラマンが
提げているギャジットバッグは
フラッシュ球の入れ物だったのです.
現在,アマチュアカメラマンも
肩からギャジットバッグを提げています
写真界は一度しか使えないフラッシュから
何度も発光できるストロボになりました。
フラッシュ球の入れ物だった
ギャジットバッグががいらなくなってしまいました.
代わりに交換レンズ、ストロボや,
アクセサリーで満タンになっています。