昨日,小学校で孫のソフトホールの試合を
デジタル一眼レフて撮っていて
銀塩カメラのフィルムで始まった映像の記録が
いつの間にかデジタルカメラの電子的な映像の記録の
全盛になってしまいました
電子的映像の記録は何時からでしょう…
映画全盛の時代に,
テレビジョンが生放送の形式で
この世に現れました.
学生時代だった私は
新しい映像が現れたなあ
程度でした
最初は街角に置かれたテレビモニターに
大勢の観客が押し寄せました
やがて,家庭の茶の間に浸透していきました.
… … …
映画人だった父親は、
えらいものが現れたなあ
といってあまり深刻に考えては
いませんでした
私の父親は音声のない活動写真と言われていた
サイレント映画からやがて音声の付いたトーキー映画になり
総天然色映画、カラー映画と進歩していく中で
第一線で働いて来た人でした
… … …
あるとき、わが家の茶の間に置かれた
テレビを見ながら、父親は
「映画は我が一代で終わりなのかなあ…」
つぷやきました
… … …
当時のアメリカで
新しく現れたテレビジョンに対抗するため
ワイドスクリーンの映画が作られました
20世紀フォックスのシネマスコープ映画「聖衣」を
きっかけに
映画スクリーンのワイド化が進みますが、
映画は斜陽化していきます.
テレビ番組を記録するのにフィルムを使った
キネレコーディング方式で精密なテレビモニターを16ミリカメラで
撮影する方式でした
テレビは間もなく,電子的に記録できるVTRが完成します.
これでテレビは完全にフィルム記録から別れることになるのです