初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

プレスカメラマン

2010年10月17日 23時07分54秒 | Weblog


新聞のプレスカメラマンは長い間

機動性乏しい4×5シートフィルムを使う

1枚撮りの,大きなスピードグラフィクと

一度発光させると,次のショットでは

新しいフラッシュ球を用意しなくてはならない

フラッシュ・ガン付きのカメラを取材に使っていました.

            … … …

フラッシュ球を沢山使う取材では

フラッシュ球をむき出しで、カメラバッグ

(ギャジット・バッグ)に、はち切れるほど詰めていました。




ある取材でプレスカメラマンが肩にしていた

ギャジット・バッグが一瞬、閃光が走ったことがありました。

裸で詰めていたフラッシュ球が,何かのショックで

フラッシュ球が全部、発光してしまうという

事故を聞いたことがあります.

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朝日新聞社から

年に1度、朝日新聞報道写真年鑑(朝日新聞報道写真集)が

発行されていました.

写真集を見ると,機動性の乏しいスピグラで

どうして決定的な瞬間をキャッチできるのでしょう

大判フィルムの流麗な色調に、的確なシャッター

チャンスの写真が満載されていました.

この写真集に常連として

吉岡専造(よしおかせんぞう)氏、

大束元(おおつかげん)氏、

船山克(ふなやまかつ)氏が 大活躍でした

アサヒカメラにも作品を発表していました.




スピードグラフィクから

徐々にプレスカメラマンは35ミリフィルムを使う

ニコンF、やキヤノンの35ミリカメラに代わっていきます.

             … … …

新聞社のプレスカメラが35ミリカメラになってからも

新聞報道写真集が発行されています.

神業に近い,決定的瞬間の素晴らしい

ショットや、4×5の大きなシートフィルムからの

流麗なトーンが懐かしく感じられました.