大学生が角帽を被っていた時代の話です
街を歩いていてふと前を見ると
スタイルの良い若い女の子が歩いています
スタイルの良い後ろ姿の女の子のことを
バックシャンといいました.
シャンは昔の学生用語でドイツ語の
SCHON(美しい)です
バックは後姿でシャンは美しいで
後姿の美しい女の子ということです。
街でバックシャンを見つけて「ハッ…」とします
急いでバックシャンを追い越して振り返ります
それほどの美人でないので「ハッ…」とします
これを「ダブルハット」といいました。
… … …
飛び切りの美人を「トテシャン」といいました。
銀塩カメラで撮影した白黒フィルムを
自分でフィルム現像(ネガ現像)をしていました
フィルムを現像処理,乾燥を済ませて
ルーペで露出の適否などを調べます.
フィルムの中に調子が揃って
引き伸ばしプリントすれば
綺麗な印画ができそうなカットがあります
わくわくしながらそのカットを引伸機の
ネガキャリヤーに挟んで引き伸ばしプリントを
しますと、思ったほど綺麗なプリントができません
… … …
綺麗な調子に仕上がったネガフィルムなのに
プリントすると大したことのないネガを
「ネガシャン」といっていました.
… … …
B社のモノクロフィルムは「ネカシャン」気味だと
噂がありました。