写真に興味を持ってから長い間、
銀塩フィルム、銀塩カメラで
過ごしてきました.
つい最近まで、ニコンFー4を使っていました.
Fー5、Fー6と新型一眼レフが現れますが
私は,Fー4でカメラとして完成された機械だと考えます
… … …
Fー4のAE(自動露出)はマルチパターン測光で
完全な露光ができます
キヤノンでは同じような測光方式で
「評価測光」と呼んでいます
Fー4のフィルム巻き上げは、電動巻き上げで
シャッターを切ると即座にモーターが
シャッターをセットしながらフィルムを
巻き上げてくれます.
連写モードにすると、シャッターを押している間、
露光しながらフィルムをどんどん
巻き上げてくれます.
… … …
最後に、ミノルタのαー7000で口火を切った
自動焦点(オートフォーカス)があります。
カメラの最後の課題だった、
自動焦点のカメラが出現したことです.
Fー4はもちろん自動焦点カメラです
最初、自動露光,自動焦点にも冷たい反応を示していた
プロの写真家もこの便利な機構を備えたカメラを
何の抵抗もなく使っています.
… … …
カメラ本体は素晴らしいのですが
レンズの発達もすごいものです
35ミリカメラで単レンズを被写体に応じて
付け替えて使っていましたが
レンズ設計にコンピューターを導入してから
めざましいものがあります.
ズームレンズの出現です
最初は、具合がもうひとつでしたが
やがて写真界はズームレンズ一色になりました
… … …
プロ写真家は最初難色を示していたズームレンズ
を使うようになります.
名人気質のプロカメラマンの
意識改革があったでしょうが
アマチュアもプロも同じズームレンズで
自動カメラ(自動露光、自動焦点)を使っています
カメラ側から見てアマチュアもプロも
垣根がないことはそれだけ
カメラが完成された証拠だと考えます.
カメラを構えて,レンズの画角(構図)が
気に入らなければ、レンズのリングを回して
直すことができます.
それに自動露光,自動焦点、自動巻き上げで
まさに夢のカメラです.