経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■■テレビ・新聞に学ぶ経営のカンどころ 4月28日(木)

2011-04-28 17:21:15 | 【話材】 経営コンサルタントの独り言

 東日本大震災以後の日本経済の状況を見るための数値がいろいろと、また決算に関する企業からの発表があります。

 経産省からは鉱工業生産指数の速報値が発表されますが、テレビを賑わしているように一部の部品等の工場が被災し、その影響が出ている裏付け数値となるのでしょうか。

 国交省からは住宅着工戸数や建設工事受注額、自工会からは自動車の生産・輸出実績が発表されます。

 厚労省からは有効求人倍率、総務省からはそれに直結するような情報として完全失業率が、家計調査、都区部のCPIと共に発表され、これらは国民の生活に直結する統計値です。

 白川日銀総裁の会見、東証の斉藤社長会見、日銀政策委・金融政策決定会合が開催されます。

 アメリカ連邦準備理事会のデューク理事の講演、アメリカの第一四半期GDP、ドイツの失業率予想などが発表されます。

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■■連載小説 経営コンサルタント竹根好助の先見思考経営 17

2011-04-28 11:51:02 | 小説・先見思考

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■■ 2 再会と転機 6

【本書の読み方】

 本書は、現代情景と階層部分を並行して話が展開する新しい試みをしています。読みづらい部分もあろうかと思いますので、現代情景部分については【現代】と、また過去の回想シーンについては【回想】と表記します。

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【回想】

 竹根の『二十一世紀を迎える前に激変する印刷業界の技術と経営』という講演が終わるとすぐに講師控え室に幸は飛んで行った。そこには、竹根とその部下らしい五〇代の男、主催者側の人二人がソファーでお茶を飲んでいた。

 竹根は、いきなり飛び込んできた男に一瞬びっくりした様子であったが、すぐに立ち上がった。

「幸さんではありませんか?」

「そうです、幸です。先生、よく覚えてくださいましたね。ご無沙汰しています」

 講演会主催者側の一人が、気を利かせて席を空けてくれた。

「あっ、ありがとうございます。すぐに失礼しますので、お構いなく」

 幸は、そう言うと竹根と名刺交換をした。

「まさか、竹根さんが経営コンサルタントになっていらっしゃるとは知らず、ご無沙汰を重ねています。今日の講演を聴いて感動しました。是非近いうちにゆっくりお話をしたいと思いますので、またご連絡いたします」

 幸は、挨拶を済ますとその場を去った。

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■■ 21世紀勝ち残りの文化産業への期待 クールジャパンに乗り遅れるな No.18

2011-04-28 10:01:43 | 【専門業】 経営コンサルタント成功法

 日本の企業が21世紀に勝ち残って行くための戦略を、日本政府が標榜する「文化産業立国に向けて ~文化産業を21世紀のリーディング産業に~」という課題である「クールジャパン」に見てみようと思います。

 経営者・管理職として、経営士・コンサルタントとして、あなたの生きる道が拓けるかもしれません。

2.今後の日本のグローバル重点市場

2-3 ターゲットとなる重点市場の潜在市場規模と競争優位性

 クールジャパンのターゲット市場の重点化を進めるために、潜在的な市場規模と競争の優位性という観点で考察してみましょう。潜在的市場規模は、国毎に分野別にクールジャパンの市場規模の推定を見ることで、それと日本にとって進出・拡大の可能性をはかる優位性があるのかどうかを見ます。

 X軸に潜在的市場規模を取り、Y軸に競争優位性を取ってポートフォリオ分析をします。X軸である潜在的市場規模をサイズ別に1兆円未満、1~10兆円、10兆円以上の3つに分けます。Y軸である競争優位性は、低、中、高の3ランクにし、そのマトリックスである9つのセルに分類します。

 左下のセルは、潜在市場規模が小さく、競争優位性が低い分野となります。市場も小さく、日本があまり得意としていない分野ですので、通常は、ここに該当する分野を放棄します。ここには、メディア・コンテンツ分野では、インドネシアやサウジアラビアが該当します。化粧品分野では、ロシアと南ア、日用品では、インドネシア、タイ、南ア、茶道など伝統文化の部分では13の国・地域の全てが該当します。

 X軸が右に進む従って潜在市場規模は大きくなります。Y軸は下から上に行くに従い競争の優位性が高くなります。従って右上のセルが最も潜在市場規模は大きく、競争優位性が高いことになり、最も有望な分野と言えます。

 その分野に該当するのは、ファッション分野で中国、メディア・コンテンツ分野でEUとアメリカ、食の分野で韓国、ロシア、EU、アメリカ、その他分野の日用品部門でEUとアメリカです。市場規模も競争優位性も高いので、まずはこの分野から進出するのが無難な選択でしょう。しかし、ここの企業が進出するとしたら、それをそのまま鵜呑みにして良いのかどうかは、戦略的に判断すべきです。

 経産省では、このポートフォリオ分析において、下記のようにまとめています。

将来(2020年頃)の潜在市場規模の大きさと競争優位性(日本文化に対する許容性等)でカテゴリ分けしたところ、中国を中心としたアジア及び欧米が有望市場と推定

図版: 経産省ウェブサイト

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■■ベートーベン 経営士・コンサルタント日記 4月27日(水)

2011-04-28 08:32:48 | 新米コンサルタントの日記

 1810427日は、ベートーベンが『エリーゼのために』を完成した日であると言われています。

 エリーゼのためにはロンド形式であるために親しみやすいといえます。同じ旋律が、異なる旋律を挿入しながら繰り返されるのがロンド形式です。子供の頃、ピアノで弾いたことを思い出します。

 因みにエリーゼは、本当は「テレーゼ(Therese)」で、ベートーベンが悪筆のためにエリーゼになってしまったそうです。ベートーベンはテレーゼと恋に陥ってしまいますが、彼女は貴族の娘のために結婚はおろか、恋愛もできない、異なる世界の人だったのです。

 エリーゼのためには、ベートーベンの悲しい、つらい心情を曲にしたため、その旋律が親しまれているといえます。ザ・ピーナッツが「情熱の花」という題で歌ったことも知られています・・・・・年が知れますね。

 今週は、経営士・士補資格取得に関する問合せ、それも大学生から複数件もありました。連休を前にして、自分のキャリアプランの見直しをされる方も多いのでしょうか。

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