民主党と自民党が大連合するという動きが出ているそうですが、国難の時代に与党とか野党とかいっている余裕はないはずです。
ねじれ現象でスムーズに運ばない今日ですが、江戸時代にもねじれ現象はあったという考えです。(出典:J-NET)
当時は、「一国二政府状態」といっていたそうですが、その契機は桜田門外の変であると説明されています。すなわち、これを契機に、幕末の様相が変わって来たことは否定できません。幕府の権威が弱まり、藩の力が増大し、また「尊王」思想がでてきて、次第に朝廷の存在が大きくなってきました。
ここでは生麦事件を例に説明されています。その処理の過程ですが、外交権については日本を代表して幕府が有しているにもかかわらず、解決のために薩摩藩に責任を押し付けました。これは、幕府自らが外交権を放棄するものと考えられ、藩による単独外交の道を開くことになることに繋がるからです。
結局、これらの動きも含め、問題解決は、大政奉還により、明治政府ができるという大手術に繋がったのです。今日も幕末とは状況が違うとは言え、国難の時代であることは否定できません。
平成維新というと多少意味合いが異なってしまうかもしれませんが、大変革が必要なことは、今の政府や東京電力の動きを見ていれば、多くの人が痛感しているのではないでしょうか。
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