■■【時代の読み方】 ウイルス感染による被害への対策
時代の流れを時系列的に見ると、見えないものが見えてきます。NHKの放送や新聞・雑誌などを見て、お節介心から紹介しています。
■ ウイルス感染による被害への対策
脆弱性を補正していないOSやソフトウェアを利用していますと、ウイルス感染被害に遭うリスクが高まります。被害に遭わないようにするには、WindowsUpdateやインストールしているアプリケーションのアップデートを利用して、OSやソフトウェアを常に最新の状態しておきましょう。
ウイルス感染対策には、セキュリティソフトの導入が有効です。30%ものパソコン利用者がその対策をしていないようで、対策は自分だけではなく、周囲の人へも迷惑がかかります。
また、セキュリティソフトをインストールしたままでは不充分です。常に最新の状態にアップデートして利用しましょう。有効期限切れや定義ファイルの更新忘れは、「ダメよ、ダメダメ」。
IPAの意識調査では、JavaやFlash Playerなどのソフトウェアのバージョンアップが未実施である理由をたずねました。
アップデートの方法がわからないとする人が約10%もいます。そのような人にお勧めソフトがあります。
IPAサイトでダウンロードできます。これをインストールしておきますと、ご自分のパソコンにインストールされているソフトウェアが最新状態であるか、どのようにアップデートを行えば良いのかを確認することができます。MyJVNバージョンチェッカ」という名前のアプリケーションです。
サイバーセキュリティ月間のコンテンツとして取り上げられている情報セキュリティ対策9か条でも、同様の対策を推奨しています。
◇ Windows Update 利用の手順
http://www.microsoft.com/ja-jp/security/pc-security/j_musteps.aspx
◇ Mac で OS X と Mac App Store から入手した App をアップデートする - Apple サポート
http://support.apple.com/ja-jp/HT201541
◇ MyJVNバージョンチェッカ
http://jvndb.jvn.jp/apis/myjvn/personal.html
◇ 情報セキュリティ対策9カ条 リーフレット
http://www.nisc.go.jp/security-site/files/leaflet_20150201.pdf
■ 情報セキュリティの脅威について正しい認識と対策をしましょう
IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)は「情報セキュリティの脅威に対する意識調査」の報告書を公開しました。
この調査において、情報に関する意識の低さが浮き彫りにされた感が致します。IPAの報告書を基に、ご紹介します。
Windows Update等アップデートを実施しているか
実施している人 67%
被害経験者 75.3%
被害経験なし 59.9%
ウイルス対策ソフト導入者 74%
被害経験者 82.1%
被害経験なし 68.3%
このことから、被害経験者は、その痛手がわかっているのか、セキュリティ意識が高いことがわかります。30%位の人が、何の対策もしていないことにショックを受けました。
しかし一方で、基本的な対策ができていれば被害に遭わずに済んだと考えられるケースが多いようです。この機会に、情報セキュリティに対する認識を深めてインターネットを安全に利用するための対策を再確認することをお薦めします。
因みに、インターネット利用者の“情報セキュリティの脅威・倫理の意識”調査の結果を照会しておきます。詳細は、下記URLにてご確認下さい。
https://www.ipa.go.jp/about/press/20150217.html
(1)若年層およびパソコンの習熟度が低い利用者は適切なパスワードを設定していないした報告書を公開
(2)行動ターゲティング広告は、利便性よりも閲覧履歴等の情報が収集されることやその管理が不安視されている
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