経営コンサルタントへの道

コンサルタントのためのコンサルタントが、半世紀にわたる経験に基づき、経営やコンサルティングに関し毎日複数のブログを発信

■【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 38 経営理念の構築・再構築の実作業 マッキンゼー7S利用

2025-01-20 12:03:00 | 【心 de 経営】 あたりまえ経営のすすめ5 経営戦略編

■【あたりまえ経営のすすめ】経営戦略編 経営理念の構築・再構築 38 経営理念の構築・再構築の実作業    マッキンゼー7S利用

 多様化の時代になり、ホンモノ智恵が求められる昨今です。

 世の中には、「専門家」とか「プロ」と呼ばれる人が多数いらっしゃいます。

 ところが、残念なことに、その大半というのが、「エセ専門家」「エセプロ」なのです。

 管理職も、“真”のプロ管理職にならなければなりません。

 ホンモノのプロ、要は「“真”のプロ」とは、どの様な人を指すのでしょうか。

 エセプロの多くは、「あたり前のことが、あたり前にできる」ということを軽視しています。

 「今の時代、最新の経営理論に基づく経営が重要である」と「あたり前」を蔑視をしている人もいるほどです。

 では、「あたり前」とは、なんでしょうか?

 「“真”のあたり前」を知らずして、あたり前を軽視して欲しくないですね。

 あたり前は、その辺に転がっているのではなく、「あたり前は創るもの」です。

 1970年代から、半世紀にわたる経営コンサルタント経験から、最善の策ではないにしても、ベターな策を講じるための智恵をご紹介してまいります。

メモ

■【経営支援編】第5部 経営戦略編 戦略思考で経営者・管理職のレベルアップを図る 3章 経営理念の構築・再構築に取り組む

 企業経営では、日常業務におけます事項から、経営戦略など、企業の根幹になるようなじこうまで、いろいろなレベルや内容の意思決定をしなければなりません。
 高度な戦略的な意思決定を行うには、戦略思考ができませんと、誤った方向に企業が走り出しかねません。
 一方で、戦略思考というのは、容易には身に付けることは困難です。この課題に取り組んで行きましょう。

5-3 経営理念の構築・再構築に取り組む
 経営理念とは何かについて、共通認識ができましたら、実際に経営理念構築・再構築の実務編に入りたいと思います。
 経営理念をどの様に構築・再構築するか、その方法となりますと一般的には確立されていないといえます。他社の事例を参考にして経営者が、エイヤーッと作成したり、経営コンサルタントに依頼して作成したりとするケースが多いようです。
 ここでは、経営理念だけではなく、経営基本戦略や中長期経営計画など、経営管理を行う上で、関連する次項を念頭において、経営コンサルタント歴40年余の実績から、経営理念構築・再構築の方法をご紹介します。

5-38 経営理念の構築・再構築の実作業
 経営理念構築に、7S戦略検討表を利用する方法をご紹介します。
 7S分析は、マッキンゼー社が開発した戦略検討表で、経営資源を7つの要素に分け、それらをソフトとハードという2つに分類しています。組織を有効活用して取り組むための仕組みです。
 ソフト面を「共有価値観(Shared.Value)」「組織文化(Style)」「人材(Staff)」「能力(Skill)」の4項に、ハード面を「戦略(Strategy)」「組織構造(Structure)」「システム(System)」の3項に分類しています。
 「ソフトの4S」というのは、その企業の文化のようなものといえます。企業を構成する人材によって色づけされることが多く、そのためになかなか変革をすることが難しいです。社員の意識改革を通して築き上げていかなければならない項目です。
 他社との差異化(差別化)ができる競争の優位性を高めるためのリーダーシップをとれる人材育成や、採用のあり方の重要性に基づく対応ができなければなりません。企業理念が徹底される組織体の構築が求められているのです。
 「ハードの3S」は、ソフトの4Sに比較しますと、比較的対応しやすいテーマといえます。
 組織的な運営をしていくために前提となる戦略は、経営環境に臨機応変に対応していかなければなりません。ソフトを効率的に動かせる組織体構造の構築や管理のためのシステムは、問題に応じて変更することができます。

 「7S」に取り組むためのツールとして「7Sによる戦略検討表」を紹介します。
 表側(行ラベル)には「ソフトの4S」と「ハードの3S」の各項目が来ます。
 表頭(列ラベル)の最初の列には、7S項目に対応するチック項目です。
 7Sの各項目を検討するためのヒントを「7Sによる戦略検討表」に紹介しましたが、それとは別の視点でD列の「自社の現状」を記述します。「自社の現状」が明確になったら、それに取り組むための課題をE列の「取り組み課題」欄に列挙します。これらを整理しますと、自社の内部状況が整理され、取り組むべき課題も明確になります。
 これらを基に一言集約として短文化したり、箇条書きにしたりして、経営理念の原案を作成します。その原案を基に、これまで記述してきました、チェック項目等を参照して、推敲して行きます。
 経営理念案が完成したら、取締役会・役員会等で審議していただきます。


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プロとして、いかに思考すべきか ←クリック


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■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月19日 ◇消火器の期限切れ ◇コンサルタントの選び方 ◇【トンボの目】 関西街角文化論

2025-01-20 08:03:00 | 【小説風老いぼれコンサルタントの日記】

 

  ■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 1月19日 ◇消火器の期限切れ ◇コンサルタントの選び方 ◇【トンボの目】 関西街角文化論 

  平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。

 この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。

 日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。

  紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。

【 注 】

 日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。

■【小説風 傘寿の日記】

 私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。

1月19日

 SNSの時代でも、ビジネスの世界では、メールは不可欠です。
 多忙のビジネスパーソンですが、メールに割く時間は、毎日、どの程度あるのでしょうか。
 メール1通あたりの読了時間は、「1〜2分未満」(33.17%)、「2〜3分未満」(28.71%)と短時間に済ましている人が、併せて約6割を占めているそうです。
 一方、「メール1通あたりの作成・返信の所要時間」としては、「3〜5分未満」(26.73%)、「5〜10分未満」(25.25%)、「2〜3分未満」(21.29%)などと、こちらも要領よく済ませている人が多いのですね。
 私の場合は、短時間で済むものが多いですが、相談などが多いために返信に数時間かかることは日常茶飯事です。言葉を選んで慎重に返事を書くような、込み入った問題であることが連日のようにあります。

【 注 】 手元に情報源の記録がなく、失礼しています。

 ちょっとした情報が、私達の智慧となることは多々あります。

 その情報が知恵の源泉であることに気づかないで機会損失を起こしていることは、それ以上に多いのかもしれません。

■【トンボの目】 関西街角文化論  ~ 山本修先生回顧

 故山本修先生は、美容サロンを独立開業され、その経験を元にサロン経営者に「商品管理」「顧客管理」「計数管理」を提案し、サロン経営の生産性向上に成果を上げてこられました。
 日本経営士協会では、専務理事・関西支部長等を歴任され、その貢献度は多大です。その功績に敬意を表して、10年ほど前に、先生が当ブログに投稿してくださったコンテンツを再掲いたします。内容的に、当節にそぐわぬこともあるかもしれませんが、そこから何かを感じ取って下さると幸です。

  ~ においと街 ~

 この頃は、「におい」に誘われて店に入るという機会も体験もかつてほどなくなった。今時、食欲をそそられるのは、駅の立ち食い蕎麦屋からもれ出るだしの香りや、食事どきにカレーやラーメン、中華料理をつくる厨房の排気口から噴出する「におい」くらいであろう。

 少し前までは、大阪の近鉄電車鶴橋駅のホームでは、夕方になると焼き肉店から吐き出される煙と「におい」がたちこめた。その「におい」に辛抱たまらず、改札の外へ出て、そのままビールで焼肉という流れも良く聞いたし、自分でも体験したものである。

 だがこの頃は排煙装置の性能が向上したせいか、「名物」の煙が印象に残らないこともある。駅周辺の焼肉店は、客寄せの「看板」を手放してしまったとも言える感じである。


■ におい消えた店先・近づく「無臭社会」

 むかしは、家の近所の商店街や市場には、味噌を商う店や漬物を売る店が必ずあった。品物は桶に入っていたので店先はその「におい」で満たされていた。八百屋からは野菜の青臭い「におい」がしたし、魚屋の店先は魚臭いものと決まっていた。

 しかし、スーパーマーケットやコンビニエンスストアが増えるにつれ、完全密封の包装が標準となり、街から「におい」が失われていった。気が付くと、「味噌臭い」「魚臭い」「漬物臭い」と言うようなことばを使う場面も機会も無くなっていることに我ながら唖然とすることもある。

 それぞれの文化に特有の調味料や食材への抵抗感を示す「ことば」は、以前は他の文化を受け入れない姿勢を表した。たとえば、「バタくさい」という表現がそうであり、乳製品が苦手ということは西欧人を好きになれないに通じていた。

 けれどもグローバル化は、他の社会の食材や料理を身近なものにした。ニンニクをふんだんに使う料理をはじめ、アジア各地の食材や、スパイスにも慣れてきた。香草だけは勘弁してほしいと言う人はまだいるようであるが。 グローバル化によって、食や「におい」の多様性が認められたことは喜ばしいことである。  しかし、食べ物の「におい」なら許容されても、いったんそれが人体に入ると口臭や体臭の原因として忌避される。ニンニクの香ばしい「におい」はおいしさを予感させるのに、ニンニク臭がするオジサンはまちがいなく嫌われてしまう。 

 脱臭、消臭のための清涼剤が必需品となった。衣類や部屋に噴霧するスプレーも良く使われている。冷蔵庫やエアコンなど家電製品でも脱臭機能の無いものをみつけるこのほうが困難な昨今である。  電子メディアが作りだす「におい」のない世界。その無臭世界に、現実の社会の方が歩み寄っているような錯覚に陥る昨今であると感じるのは、筆者だけであろうか。

参考文献 産経新聞夕刊掲載
関西大学社会学部教授 永井良和著

■【今日のおすすめ】

 【お節介焼き情報】 経営者のための経営コンサルタントの選び方 10のポイント

 コンサルタントや士業の先生方にお願いすることによる効果とは、どのようなものなのでしょうか?
 メリット・ディメリットは、費用対効果の問題です。コストパフォーマンスの良いコンサルタント・士業の選び方は難しいですが、選び方のコツがあります。それを押さえますと、企業再成長の契機となるかも知れません。

■【今日は何の日】

  当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。

  この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。

  ■【きょうの人】 0120 伊藤圭介 シーボルトより本草学を学ぶ

■【知り得情報】
 政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。

◇《イベント》FASTARピッチイベント「FASTAR 10th DEMO DAY」観覧者募集
 中小機構は、スタートアップ支援プログラム「FASTAR」10期に選抜された19社が、1年間のプログラムを通じ練り上げられた事業計画と事業成果を発表するピッチイベントを開催します。
 発表会の観覧者を募集しています。

 コンサルタント・士業が、スタートアップ企業支援のあり方を研究する良い機会になるのではないでしょうか。
[日 時] 1/31(金)14:00~18:40

[場 所] 虎ノ門ヒルズフォーラム (東京都港区)、オンライン[参加費] 無料
 詳しくは以下のサイトをご覧下さい

  https://fastar.smrj.go.jp/demoday/10th_info.html
   出典:e-中小企業庁ネットマガジン

■【経営コンサルタントの独り言】

 その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。


■ お宅の消火器は期限切れになっていませんか? 119

 1月19日は「家庭消火器点検の日」です。

 消火器は買うときは防火意識があっても、次第にそれが薄れ、いつしか期限切れを忘れてしまいがちですね。

 わが家も早速確認しました。

 ところで、消火器はどこでお買いになりますか?

 訪問販売でお買いになる家庭が多いようです。

 お店で購入しても、持ち帰るのが結構重くて大変なために、訪問販売は便利ですね。

 ところが悪質業者が結構いるようです。

 全国消防機器販売業協会が悪質業者対策をしていますが、あとを絶たないようです。

 最近はネット購入する人も多いと思いますが、古い消火器をどうしていますでしょうか?

 再利用する方法はないのでしょうか?

■【老いぼれコンサルタントのブログ】

 ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。

  >> もっと見る


■バックナンバー
  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a8e7a72e1eada198f474d86d7aaf43db


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■【季節 一口情報】 二十四節気 120 大寒 蕗の薹が蕾を出す

2025-01-20 07:03:00 | 【話材】 季節

【季節 一口情報】 二十四節気 120 大寒 蕗の薹が蕾を出す

お節介焼き経営コンサルタント」が、経営やコンサルティングに関する情報だけではなく、日常生活に役に立つような情報、旅行や写真などの会話を潤滑にするために情報などもお届けしています。

「日本には四季がある」といいます。それに伴い、四季を表すいろいろな言葉もあります。二十四節気は、四季を感ずる契機となります。それらの中から、話材になるような、選りすぐりの情報を中心にご紹介して参ります。

■120 大寒 蕗の薹が蕾を出す  (年により異なる)


 今日は、二十四節気の一つである「大寒(だいかん)」にあたり、一年で最も気温が低い時期とされています。西洋占星術に詳しい方は、大寒が宝瓶宮(みずがめ座)の始まりであることもよくご存知でしょう。

 大寒は、小寒から数えて15日目に当たり、立春に至るまでの期間をさすことがあります。

 

大寒 初候  款冬華(ふきのはなさく) 蕗の薹(ふきのとう)が蕾を出す

    次候  水沢腹堅(さわみずこおりつめる)  沢に氷が厚く張りつめる
    末候  鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)  鶏が卵を産み始める

 

◆【季節 一口情報】バックナンバー ←クリック


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■【きょうの人】 0120 伊藤圭介 シーボルトより本草学を学ぶ

2025-01-20 06:33:00 | 【話材】 きょうの人01月

 

  【きょうの人】 0120 伊藤圭介 シーボルトより本草学を学ぶ

 

 独善的な判断で、気になる人を選んでご紹介しています。

 そこに歴史や思想、人物、生き方などを感じ取って、日々の生活やビジネスに活かしてくださると幸いです。

 

■ 伊藤圭介 シーボルトより本草学を学ぶ


 いとう けいすけ
 享和3年1月27日(1803年2月18日)-明治34年(1901年)1月20日


 幕末から明治期にかけて活躍した理学博士で、男爵の爵位を持っていました。

 享和3年(1803年)、町医者の西山玄道の次男として名古屋呉服町に生まれ、文政3年(1820年)には、若くして町医の資格を得て開業しました。

 文政4年(1821年)、京都に遊学し、蘭学を学び、文政10年(1827年)には、長崎にて、シーボルトより本草学を学びました。翌年、長崎から名古屋に帰る際にシーボルトよりツンベルクの『日本植物誌』を受け取り、これの翻訳をし、文政12年(1829年)に、『泰西本草名疏』を刊行しました。

 明治3年(1870年)、東京に移り、明治政府に仕えました。同14年(1881年)、東京大学教授に任ぜられ、同21年(1888年)、日本初の理学博士の学位を受けました。

 また初代の東京学士会院会員となったり、学者として初の男爵を授けられたりしています。

 

◆ 【きょうの人】 バックナンバー

 歴史上で活躍したり、仏教など宗教関係の人であったり、ジャンルはいろいろですが、彼等から、学ぶところが多々ありますので、それをご紹介します。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b57a13cf0fc1c961c4f6eb02c2b84c9f

◆ 【今日は何の日】は、毎日発信しています。

 一年365日、毎日が何かの日です。 季節を表す日もあります。 地方地方の伝統的な行事やお祭りなどもあります。 誰かの誕生日かも知れません。 歴史上の出来事もあります。

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/b980872ee9528cb93272bed4dbeb5281

◆ 【経営コンサルタントのひとり言】

 経営コンサルタントのプロや準備中の人だけではなく、経営者・管理職などにも読んでいただける二兎を追うコンテンツで毎日つぶやいています。 

  https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/a0db9e97e26ce845dec545bcc5fabd4e

【 注 】

 【きょうの人】は、【Wikipedia】・当該関連サイトを参照・引用して作成しています。


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