■【小説風老いぼれコンサルタントの日記】 2月19日 ◇「あたり前のことをあたり前にできるようにする」とは? ◇国際郵便
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
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紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
2月19日
JR東海、西日本、九州の3社は、東海道、山陽、九州新幹線にまたがる一部区間で4月から料金を改定されます。
JR九州は平均15.0%値上げ、その他は、一部値下げ区間を含みますが変動はそれほど大きくなさそうです。
*
ビジネスモデルは、時代とともに変化をしています。
一方で、ビジネスパーソンのあり方の多くは、基本があまり変化をしていません。
若手ビジネスパーソンの中には、基本を大事にする人がいて、仲間とともに,ビジネスパーソンとしての基本を身につけようとしています。
その様な場に招かれ、定期的に講話をしてほしい旨を頼まれました。
■ 03 あたり前のことをあたり前にできるようにする
近年、経営コンサルタントの先生が「あたり前のことをあたり前にできるようにする」ということをおっしゃるようになり、それがマスコミなどでも、あたり前のように言われるようになりました。
40年余前に、私が経営コンサルタントとして独立起業したときに、「あたり前のことがあたり前にできる企業創り」を目指していると話をすると、「その様なことにお金を払う必要があるのか」という反応が一般的でした。
あたり前のことを教えてもらうために、経営コンサルタントに高額な顧問料を支払うつもりはないというのです。
「営業は足で稼ぐ」という、古い営業方法は、今日、馬鹿にされます。しかし、自社の商品・サービスにピンポイントなニーズを持った見込み客に対して、適切なアプローチを繰り返すことにより、受注に結び付けられるというのは、昨今のマーケティングでも形を変えて生き残っています。
効果ある手法は、時代が変化をしても、時代に即した形にカスタマイズして行けば、業績も改善するのです。
経営コンサルタントとして、走りたての若造であった私にとっては、「あたり前のことがあたり前にできる企業は成長する」ということは信念でもありました。
その表現を改めたり、プレゼンテーションのやり方を変えたりして、その信念を貫いて40余年、よくもこれだけでやってこられたものだと、我ながら感心します。
ベテラン営業パーソンの多くが、伸び悩んでいることを目の当たりにしてきました。彼らは、自分の営業スタイルに固執し、その成功体験から、その観念から脱することができないでいるのです。
上司も、適切なアドバイスをすることができなかったり、相手がベテランだけに躊躇したりするので、ベテランほど業績が好ましくないままなのです。
足で稼ぐというあたり前のことを、それとなくアドバイスできるのが経営コンサルタントなのです。
では、なぜ、ベテランは、業績が良くならないのに、自分の営業スタイルを変えようとしないのでしょうか。
私は、吉田兼好の徒然草に出て来る「高名の木登り」の話を良くします。
高名の木登りが、若者に木の登り方を指導するときに、若者が登り始める前も、登り始めてからも何も言いません。登りきって、降り始めても、それでも何もアドバイスをしません。あとわずかで地上に降りられるところに来たとき、「気をつけろ」とひと言、言ったそうです。
あとわずかというときには、気が緩みがちなので、それをいましめたのです。慣れたこととも同じで、いつもと同じようにできると思って、気軽にやっているとミスをします。
前述のベテラン営業パーソンも、自分の成功体験から、このお客様は、必ず受注にたどり着けるという自信が、そのお客様の購買を決断させる様な「決め言葉」のパンチが弱くなってしまっているのです。足で稼ぐという、あたり前のこともおろそかになりがちです。
心づかいができる人というのは、常に相手に対して注意を払っていますので、ちょっとした言葉や態度の端々から、相手の気持ちの変化を読み取れるのです。平素から相手の言動に対する注意力を忘れずに、相手の一挙手一投足にまで集中することを忘れるとほころびが出てしまいます。
当たり前なこと、簡単なことというのは、換言しますと「基本的なこと」なのです。基本を軽視しては、失敗することに繋がりかねないと自分を戒めるべきではないでしょうか。
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■【今日のおすすめ】
【日本庭園を知って楽しむ】5-051 庭園を見る視点・要素 自然風景式庭園 橋 構造別の分類
庭園めぐりを趣味にしてから数年が経過しています。
しかし、庭園に関する知識が乏しいと、せっかく訪れても楽しみが半減されているのではないかと考え、一念発起して、日本庭園に関して学び始めました。
自分自身の知識習得のためにまとめました。
よろしければ、ご覧くださると幸甚です。
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■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】などをご紹介します。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17/c/7c95cf6be2a48538c0855431edba1930
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■【知り得情報】
政府や自治体も、経営環境に応じて中小企業対策をしています。その情報が中小企業に伝わっていないことが多いです。その弊害除去に、重複することもありますが、お届けしています。
◇《公募》令和7年度「中小企業活性化・事業承継総合支援事業」に係る企画競争の募集
中小企業庁では「中小企業活性化・事業承継総合支援事業」の実施機関を、公募要領のとおり募集します。応募希望者は、下記より公募要領をご参照ください。
https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/2025/250203m_and_a_chousa.html
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出典:e-中小企業庁ネットマガジン
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■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
◆ 外国に手紙を出したことがありますか? 219
1877年に、郵便の国際機関である万国郵便連合(UPU)に日本が加盟しました。
郵便の世界で日本が国際的に認められたのです。
近年は、メールやSNSを使って海外とコミュニケーションを取っている人はたくさんいると思います。
しかし、昨今では、海外に手紙を送ったことがある人は少ないのではないでしょうか。
1970年にサラリーマンの私は単身で渡米し、ニューヨークに駐在事務所を構えてアメリカでの市場開拓を任されました。
当時は日本企業で海外に進出しているところは少なく、まだまだ日本製は安かろう、悪かろうという認識の時代でした。
日本にいる家族とのやりとりは手紙でした。
薄い便せんを使い、できるだけ切手代を節約するようにしたのが懐かしいです。
(ドアノブ)
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■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
明細リストからだけではなく、下記の総合URLからもご覧いただけます。
https://blog.goo.ne.jp/keieishi17
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■バックナンバー
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