【ナレーション付き映像で見るカシャリ!ひとり旅】 平泉 柳之御所遺跡 奥州藤原氏時代の政庁である平泉館の跡
奥州藤原氏時代の政庁である平泉館の跡 IWHR-133013
ネット上で注目を浴びようといろいろな工夫をした映像や写真を見られます。しかし、ここでは、何も飾らない、ひとり旅の旅先で見て、感じて、カシャリとした写真を、動画としてお届けしています。
今回は、「奥州藤原氏時代の政庁である平泉館の跡」を紹介します。
柳之御所遺跡は、奥州藤原氏時代の政庁である平泉館の跡と推定されています。「柳之御所・平泉遺跡群」として国指定史跡でもあり、世界遺産暫定リストにも記載された回遊式庭園の遺構でもあります。
平泉駅や北上川からも程近いところにあり、2010年に、史跡公園としてオープンしました。世界遺産『平泉 仏国土(浄土)庭園』です。考古学的遺跡群には構成されていませんが、暫定リストに記載されています。
映像 https://youtu.be/TEUwqfMP-A8
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柳之御所跡
柳之御所遺は、奥州藤原氏時代の政庁である平泉館の跡と推定されています。「柳之御所・平泉遺跡群」として国指定史跡でもあり、世界遺産暫定リストにも記載された回遊式庭園の遺構でもあります。
柳之御所跡園池
復元された園池は、元は平安時代末期に作庭された池の一部と推定されています。ここは、浄土庭園風の池泉回遊式庭園でした。
現在は、周囲に建物もなく、ここを日本庭園として観に来る人は少ないようです。しかし、ここからは、金鶏山など周囲の山の借景は美しく、国内でも数少ない貴重な平安時代の庭園の遺構であったことがうかがえます。
遺跡内のこの周辺は、大型の建物が集現しています。これらの建物は規模が大きいことや、池や広場に面していることから、平泉館の中心的な施設があったと考えられます。西の建物は東西約11メートル、南北約14メートルのKきさで、広い庇を持ち、特に格式の高い建物と推定されます。東の建物は、南北の長さが25メートルもある長大な建物跡です。この2棟の建物と池、広場などを含めた一帯が、儀式に使用された空間と考えられます。
汚物廃棄穴
ところどころに穴が見られます。
トイレットペーパーにあたる「ちゅう木」と言われる木片や、
寄生虫の卵等が多量に見つかりました。
汚物を廃棄した穴と考えられます。
排泄した後に、ふん尿を一時的に取りまとめたと推定されます。