kenharuの日記

自由気儘な旅を楽しみませんか。キャブコンならシニアの身体に優しい、疲れない旅が可能。詳細はブックマークからHPへ。

小鳥の巣

2011-07-03 | 野鳥

太陽が沈むと、ようやく暑さがやわらいだ。
紫外線嫌いのカミさんが、「肉じゃが用の肉を買いたいから散歩しましょ」。
近所のスーパーまでの並木道を、二人並んで歩いた。

帰り道に、街路樹下の刈り込まれた植え込みに、小鳥の巣がちょこんと乗っかっているのを見つけた。
ちょっと乱れているだけだから、真上の街路樹から落ちたようだ。
お椀型で直径8センチ。
内径(産座)4.5センチ。
深さ3センチ。


スズメにしては出来が良すぎるし、ヒヨドリやムクドリにしては小さすぎる。
誰の巣なのか、ちょっと分からない。
細くて柔らかなワラや繊維などを丁寧に並べてあり、間近に見る実物は、この写真よりもずっと綺麗で可愛らしい。
これがカラフルな繊維で作られていたら、もっと美しいだろう。

ヨーロッパの某地方に、面白い遊びがある。
野鳥の繁殖期になると、短く切った色とりどりの毛糸を束ねて、庭先に吊るす。
柔らかくて保温性の高い毛糸は、小鳥の理想的な巣材になるのだ。
小鳥たちは、この毛糸をせっせと運ぶ。
繁殖期が過ぎて秋になり、自宅周辺の木々が葉を落とし始めると、樹上にカラフルな小鳥の古巣が見つかるのである。
自然物と色とりどりな毛糸で編み上げられた巣は、室内に飾られる。
この遊びは、ボクも一度やってみたいと思っている。

コメント (9)