kenharuの日記

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車載太陽熱温水器で温泉卵

2011-07-12 | 快適化
完成した太陽熱温水器。
ルーフに取り付けて、温水器としてだけでなく、太陽熱調理器・保温箱・収納庫として使うつもりである。


湯が沸くのは間違いないが、何度になるかは、実験しないと分からない。
湯沸しテストよりも温泉卵作りが面白いので、今日は卵を入れ、箱内の温度変化を調べることにした。

黒く塗った卵パックに、生卵4個を入れた。
温度計を卵パックに突き通し、パック内の温度が見えるようにして、フタを閉じた。
車載と同じ条件にするために、温水器は水平に置く。

快晴の10時半に実験開始・・・


なんと、たった4分後に温度計が69度まで上がった。
温泉卵を作るには、66度~69度を維持すれば良いのだが、これで温泉卵が作れる温度まで上がることが確認できた。
温泉卵にするための必要時間を知りたいので、ちゃんと時間を記録しよう。

4分後  69度
7分後  79度

たちまち必要温度をオーバー。
このまま長時間おけば、ただのゆで卵になるだろう。
時間経過を見ながら、1個ずつ取り出して割ってみれば、温泉卵の必要時間が分かる。
と思った矢先に、日光が陰った。
雲ったまま2分経過すると、温度は11度も急降下して、68度になった。

再び日光が差すと、その3分後には温度が急上昇して、今度は84度!
卵パックは高熱に負けて、小さく縮んだ。

ペットボトルは熱に強いが、卵パックは弱くて使えない。

ここで、急に上空が雲に覆われてしまった。
またも温度が下がり、時間を記録する意味も無くなってしまった。
せっかく始めた実験なのに、わずか15分ほどで中止。
快晴の日に、データを取り直すことにして、そのまま温水器を放置した。

それから2時間後。
デッキに出てみると、いつのまにか晴れている。
温度計の目盛りを見ると77度。
アツアツの卵を取り出して、割ってみると、温泉卵の寸前状態。
日は傾き始めているが、あと1時間も待てば温泉卵になるだろう。


そして予想通り。
1時間後に取り出した卵は、ボク好みの固さの温泉卵になっていた。


さらに夕方まで放置した最後の1個は、ゆで卵になった。
固ゆでではないので、黄身がシットリとした食感で、美味しかった。


初回の実験では、「温泉卵作りの標準時間」を決めることが出来なかったが、実際に温泉卵と茹で卵が作れたから、まずは上出来としよう。
この太陽熱調理器は、最高温度帯が温泉卵向きなので、失敗が少ないような気がする。
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